PUMAと契約した世界的サッカー強豪国、待望の新ユニフォームを発表！スター選手の“配置”がおもしろい

Text by 奥崎覚(編集部)

昨年11月にポルトガルサッカー連盟（FPF）との歴史的なパートナーシップを締結したPuma。

両者による記念すべき初めてのポルトガル代表ユニフォームが7日に発表された。

ホームは、ポルトガルの国章の“キナスエンブレム”とポルトガル愛を体現したデザイン。

Porutugal 2025 Puma Home

ポルトガルでは、『por amor à camisola（ユニフォームへの愛のために）』という言葉が、情熱や献身、そして目的やチームへの愛を表している。

ホームユニフォームには、そんなポルトガルの伝統を現代的に再解釈したデザインが取り入れられた。

ポルトガルのシンボルである国章「キナス」のエンブレムを配置し、伝統を際立たせつつ、現代的でダイナミックなグラフィックを採用。

このデザインは、フィールドでの輝かしい過去と未来をつなぎ、次世代のスターたちがさらなる高みを目指す姿を象徴している。

特徴的なポルトガルカラーであるレッドをベースに、グリーンとゴールドが美しいコントラストを生み出し、見る人を魅了するカラーリングとクルーネックの襟が特徴だ。

Nikeの契約選手ということもあり、こういった発表では常に中心にいたポルトガル代表のシンボル、クリスティアーノ・ロナウド。

しかし、サプライヤーがNikeからPumaへ変わったことで後方に移り、足もとも見えないように工夫されている（左のブルーノ・フェルナンデス、右のベルナルド・シウヴァもそれぞれNikeとadidasの契約選手）。

一方、アウェイユニフォームは、現代的な芸術性とポルトガルが持つ「サッカー文化」を近未来的に表現したデザイン。

Porutugal 2025 Puma Away

ホワイトカラーをベースに、国旗にインスパイアされたレッドとグリーンのハイライトのグラフィックを大胆に配置。

動きを感じさせるパターンを用いることで、ポルトガルが誇るサッカーの情熱と創造性を表現している。

女子チームは全体の色味をグリーンに変更。これらのデザインは、伝統を受け継ぎながら未来志向のスタイルを取り入れた新時代の象徴となっている。

以下は関係者のコメント。

Puma Senior Director Product Line Management Performance Apparel：Marco Mueller（マルコ・ミューラー）氏

「Puma初のポルトガル代表ホーム＆アウェイキットを発表できることを非常に誇りに思います。世界で最もエキサイティングなナショナルチームの一つと提携し、男子・女子チームのための製品を提供できることに大きな喜びを感じています。このユニフォームは、ポルトガルの情熱、文化、歴史に共鳴するものとなっています」

FPF Chief Marketing ＆ Commercial Officer：Nuno Moura（ヌーノ・モウラ）氏

「このコレクションは、FPFとPumaのパートナーシップにおける新しい時代の幕開けを象徴しています。このユニフォームは、ポルトガルの豊かなサッカーのレガシーと象徴を祝うとともに、世界のサッカー界において最もアイコニックな存在としての情熱、創造性、卓越性を体現しています。このユニフォームは、私たちの歴史への賛辞であり、未来への約束です。ポルトガルと世界中のファンの心をひとつにし、共に歴史を作り続けます」

ポルトガル代表の新ユニフォームは、Puma公式オンラインストアやPumaアプリ、一部取扱い店舗にて販売されている。