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台湾から来た客の趣味は耳アカの写真を撮ること!? 彼の目的と世界の知られざる耳かき文化【漫画家インタビュー】

  • 2025.1.7

耳かき専門店での勤務経験を基にしたオリジナル漫画をSNSで発信する森民つかさ(@uouououoza1)さん。自己否定という“沼”に浸かってしまっている漫画家志望の主人公が耳かき専門店で働き始め、さまざまな想いを抱える客たちとの出会いを通じ、強すぎる自己否定感と向き合っていく姿を温かいタッチで描く。耳かき専門店の知られざる裏側とは。著者の森民さんに、第13話についてお話をうかがった。

漫画家活動もアルバイトもうまくいかず、自己否定の“沼”にまっしぐら。そんな主人公だが、働き始めた耳かき専門店で多様な人々と出会い、少しずつ自分と向き合っていく。同僚が担当した日本語を学びにきた台湾人の男性のエピソードでは、彼は耳アカの写真を撮りためていた。

日本と異なる欧米の耳かき文化「綿棒しかない」

――アジア圏で耳かき文化が発達している話題は興味深かったです。ほかにも気になる耳かき文化の情報があれば教えてください。

欧米の話ですが基本、耳かき棒はなく綿棒しかないそうです。欧米は耳アカのタイプが水っぽい人がほとんどで綿棒で取り切れちゃうため、他人に耳かきをしてもらう必要がないみたいです。なので、耳かき店も根付かないと聞いたことがあります。

――エピソード終盤の同僚とのやりとりは、展開的にも物語の補足としても効果的な印象を受けます。描くときに大切にしているポイントは何ですか?

お客さんとのやり取りでストーリーが進行するため場面の転換があまりなく、平坦になりがちなので、バックヤードの様子を描こうと思いました。

実際も裏ではスタッフ同士で結構ワイワイしているので、会話や人間模様なども描きたかったんです。キャラごとの性格の違いを表現できたらいいな、と考えながら描いています。

――独特な収集癖のあるお客さんでしたが、森民さんは集めているものはありますか?

寝ている動物の姿の人形を集めています。カプセルトイもそうですし、寝ている動物であれば、種類問わずついつい買ってしまいます。今後も追加していきたいです!

やる気はあれど、自己否定感で苦労する自分との向き合い方を実体験ベースに描いた『耳かき専門店で働いて自己否定“沼”から抜け出す話』。森民さんの耳かき専門店での奮闘ぶりと発見の日々をご覧いただきたい。

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