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SNSで出会い“60人大家族”に婿入り「陸に降りたことは一度もない妻」水上で暮らす夫婦に密着

  • 2025.1.7
【写真・画像】SNSで出会い60人大家族に婿入り「陸に降りたことは一度もない妻」水上で暮らす夫婦に密着 1枚目
ABEMA TIMES

カンボジア・トンレサップ湖の水上で暮らす大家族に、婿入りしたチュナさん(29歳)。陸の大都会で独身時代を過ごしたチュナさんと、一度も陸に降りたことがない妻の意外な馴れ初めが明かされた。

【映像】大家族が暮らす自宅(夫婦の寝室も)

1月4日、東野幸治とあのちゃんがMCを務める番組『国境デスロード』#5が、ABEMAにて放送された。『国境デスロード』は、世界各国にある国境を命がけで越える人々の生活に密着する、ドキュメントバラエティ。本番組の企画・総合演出を手がけるのは、『不夜城はなぜ回る』(TBS系)で知られる、大前プジョルジョ健太ディレクター(以下、プジョルジョD)。プジョルジョDが各国の国境地帯に赴き、なぜ人々は危険を冒しながらも国境を越えなければいけないのか、その真実に体当たりで迫る番組だ。

今回スポットを当てたのは、ベトナムとカンボジアの国境。ベトナムからメコン川を進んで国境を越え、カンボジアのトンレサップ湖へやって来た、チャム族の暮らしを取材した。チャム族はかつてベトナムにチャンパー国という国家をつくったが、ベトナム人の侵略を受け、1832年に滅亡。その後も複雑な歴史に翻弄され、行き場を失ったチャム族の一部は、現在も国籍を持つことができず、水上での生活を余儀なくされている。

【写真・画像】SNSで出会い60人大家族に婿入り「陸に降りたことは一度もない妻」水上で暮らす夫婦に密着 2枚目
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今回プジョルジョDは、チャム族の大家族に密着した。62歳のコーンさんには12人の子どもがおり、孫まで入れると家族は総勢60人。一家は湖に浮かぶ5軒の家で生活を送っている。そして、冒頭で触れた長女の婿養子・チュナさんも、チャム族の出身だ。チュナさんは、コーンさん一家とは別の集落で生まれ、6歳まで水上生活をしていたが、父親がベトナム人と結婚したことで国籍を取得。カンボジアの首都・プノンペンに移り住んだのだという。

しかしその後チュナさんは、運命の女性と出会ったことで、再びトンレサップ湖で暮らすことに。陸と水上、異なる環境にいた2人の出会いは、なんとFacebookだという。それにしても、大都会のプノンペンと、トンレサップ湖での生活はまったく環境が異なるが、チュナさんに迷いはなかったのだろうか。プジョルジョDが尋ねると、チュナさんは「彼女と一緒にいられるなら、すべてを捨ててもいいと思った」と、愛する妻への想いを口にした。

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2019年にFacebookで出会ったチュナさん夫妻は、わずか数ヶ月で結婚。水上のホールで挙式した日のことを、チュナさんは「参列者がたくさん来て本当にうれしかった」と振り返った。

【写真・画像】SNSで出会い60人大家族に婿入り「陸に降りたことは一度もない妻」水上で暮らす夫婦に密着 4枚目
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現在は水上で幸せに暮らしているチュナさん夫妻だが、ここでの生活には限界が訪れようとしている。水質汚染などの影響を受け、漁獲高が激減し、漁で生計を立てることが難しくなっているためだ。そんななかチュナさんは、「いつか家族でプノンペンに住む」という夢を叶えるため、努力を重ねている。水上の家の床下を使ってナマズを養殖しているほか、昼夜を問わず漁に励み、お金を蓄えているのだそうだ。その原動力となっているのは、家族への深い愛。チュナさんは「家族のためにできることはなんでもやりたい。家族がいれば幸せです」としみじみ話していた。

【写真・画像】SNSで出会い60人大家族に婿入り「陸に降りたことは一度もない妻」水上で暮らす夫婦に密着 5枚目
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