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旅の途中、ねこだらけの島に漂流したガリバー。目覚めると“猫軍団”に囲まれて…【ガリバーとねこ】/にゃんと!ねこむかしばなし⑨

  • 2025.1.7

『にゃんと!ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)第9回【全15回】もしも、ねこがあの物語に登場したら? むかしむかしあるところに――。ねこと暮らしたい人魚姫にねこのおともを引き連れる桃太郎、ねこが大好きなかぐや姫…。誰もが知っている物語の人たちは、実はみんなねこが大好きだった!? 素敵な童話たちにかわいらしさ、ふてぶてしさ、愛くるしさすべてを兼ね備えたねこが加わり、物語は新たな展開に!? かわいらしいねこたちに癒され思わず笑顔になる『にゃんと!ねこむかしばなし』をお楽しみください!

元となったむかしばなし ガリバー旅行記

昔、あるところにガリバーという青年がいました。ガリバーは船で様々な国を訪れます。 「大きな力を尊敬し、恐れ、民族間でも争いが耐えない小人たちが住む国リリパット」「おおらかで人間よりも悟りを開いた巨人たちが住む国ブロブディンナグ」「科学が発展しているが、貧富の差も激しく頭でっかちな人が多いラピュータ」「高潔で知的であり、人間を野蛮だと認定している馬たちによって成り立っている国フウイヌム」の4ヶ国です。それぞれを通して人間の愚かさを嘆いたガリバーは帰国後、妻や子どもにもそっぽを向き、高貴なフウイヌムの住人=馬とその後を過ごしたのでした。実はこのガリバー旅行記は物語のようで、著者による当時のイギリス社会を痛烈に批判を示した本と言われています。

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