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【兵庫県神戸市】ケアとまちづくりのこれからを考え共創していく。第4回「ケアとまちづくり未来会議」

  • 2025.1.7

兵庫県豊岡市を中心に活動する「ケアと暮らしの編集社」が、2月22日(土)に兵庫県神戸市で「第4回ケアとまちづくり未来会議」を開催する。開催は会場とオンラインでのハイブリッド開催。現在、参加受付中だ。

ケアと暮らしの編集社

「ケアと暮らしの編集社」が目指すのは、「街に暮らす人々がふと気づいたら『Well-being』になっている」社会。市民と医療福祉専門職がそれぞれに自主性を持ち、違いの関係性を超えてともに働き暮らしていくことで、誰もがつながり、それぞれに自身を表現できる地域社会を作ることがテーマ。兵庫県豊岡市を中心に、図書館型地域共生拠点「本と暮らしのあるところ だいかい文庫」、社会包摂型市民大学「みんなのだいかい大学」、コミュニティ共創プラットフォーム「ゆるいつながり研究所」といったケアのデザインを行っている。

ケアとまちづくり未来会議

2019年からスタートした「ケアとまちづくり未来会議」は、「ケアとまちづくりが溶け合い、新しい価値が生まれる場」を目指し、医療、福祉、建築、ランドスケープ、デザインなど様々な専門職に就くメンバーが集い、リアルイベントやオンラインイベント等を行ってきた。これまでに開催した「ケアとまちづくり未来会議」は3回、合計300名以上が参加したカンファレンスだ。

第4回の「ケアとまちづくり未来会議」のテーマは「潜る」

第4回となる今回のテーマは、「潜る」。ケアとまちづくりに関心のある者たちが、トークセッションで互いに対話を重ね、普段の活動のコアとなる部分へと思考を潜らせていく。

「ケアする町、長田で実際に生まれているものとは?」「町に暮らす私たちが、気づいたらケアしケアされている状態になるコミュニティデザインとは?」

その場に集うゲストの活動に一歩踏み込み、「ケアとまちづくり」のこれからを共に考え共創していく。町づくりに関心がある医療福祉専門職のみならず、ケアに関心があるデザイナー、行政、民間企業、市民…それぞれにとって、深く学びのある会となりそうだ。

ケアするまちに潜るー長田からなぜー

「ケアとまちづくり未来会議」では、セッション①とセッション②、2つのセッションが予定されている。

セッション①は、面白くてウェルビーイングな取り組みが生まれている神戸市長田に潜るプログラム。登壇者は、多世代型介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」、クライミング施設「WAGOMU」を運営する首藤義敬さん、ゲストハウスやバーなどを展開しながら地域と共に子育てを行う「こどもみらい探求社」の小笠原舞さん、兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授の永田夏来さんの3名。個々の取り組みが、どう相互に作用しているのかを探っていく。

コミュニティデザインする。ケアしケアされるカタチを探る。

セッション②は、コミュニティに関わる者が自ら課題解決できるよう、場づくりや仕組みづくりをデザインするコミュニティデザインのケア分野での可能性について。登壇者は、デザインの視点からケア領域に関わる福祉とデザインディレクターの田北雅裕さん、都市デザイナーの内田友紀さん、「ケアしケアされ、生きていく」の著者であり兵庫県立大学環境人間学部教授でもある社会福祉学者の竹端寛さんの3名。デザインの視点は、ケアの場でどう役立てられるのか、実践のカタチを探るプログラムだ。

イベント前後のお楽しみイベントにも注目

「第4回ケアとまちづくり未来会議」は、2月22日(土)の13時から17時30分の開催だが、前後にも様々なイベントが予定されている。

イベント前に神戸市の東遊園地でパークセッションが行われる。イベント参加者であれば予約なしで誰でも参加できる交流会だ。イベント終了後は、神戸市の東遊園地で懇親会が開催される。参加希望の場合は、チケット購入時に懇親会チケットも忘れずに選択を。

「ケアとまちづくり未来会議」の翌日、2月23日(日)に、関西のケアとまちづくりを感じられる場所のツアー「ケアまちツアー」を実施。行き先は病院?カフェ?ゲストハウス?図書館?最新情報は公式のFacebook、Instagram等で告知予定だ。

この機会に、「第4回ケアとまちづくり未来会議」をチェックしてみては。

■ 第4回ケアとまちづくり未来会議 日時:2月22日(土)13:00〜17:30 会場:ANCHOR KOBE 住所:兵庫県神戸市中央区加納町4丁目2−1神戸三宮阪急ビル15階 参加費:一般対面9,000円/学生対面7,000円/一般オンライン7,000円/学生オンライン5,000円 定員:150名程度(オンライン300名まで)

申込サイト:https://caremachi20250222.peatix.com

(熊田明日良)

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