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滋賀・長浜の“顔なし地蔵”が秘める千年の時を超えた壮大なミステリー…金髪イケメンが調査中に奇跡を起こした

  • 2025.1.7

滋賀と福井の県境には、顔がないツルツルのお地蔵さんがひっそり佇んでいる。平清盛の息子で知られる重盛にゆかりがあるこの“顔なし地蔵”には、なんと千年の時を超えた壮大なストーリーが秘められていた! 謎の核心に迫ったのは、意外にも(?)あの金髪イケメンだった……!

【動画】金髪イケメン、調査中盤で実は答えにたどり着いていた! 苦手な漢字だらけの石碑で彼は……!?

ミステリーの舞台は、滋賀県長浜市と福井県敦賀市を結ぶ塩津海道の道中にある深坂古道。ここには、深坂地蔵(別名:堀止地蔵)という、顔がないお地蔵さんが佇んでいる。ツルツルの理由は、かつて海道を通る人々が安全祈願として、お地蔵さんの顔にお供えのお塩を塗りこんでいったからだ。

堀止地蔵は、歴史探訪プランナーの森なおみさんによると、「平安時代から千年の時を超えた、壮大なストーリーが秘められたお地蔵さん」とのこと。この堀止地蔵の名前の由来に迫るべく、タレントの河合郁人、A.B.C-Zの塚田僚一、ABCテレビの古川昌希アナウンサーは、関西を飛び出して調査することになった。

河合と古川アナは、富山駅周辺の観光名所で知られる富岩運河環水公園へ。美しい運河を臨む2つの展望塔は、赤い釣り糸を使った糸電話で繋がっている。「赤い糸電話」は告白スポットとなっていたが、感染症予防の観点から廃止となり、現在は夜間になるとその名残で赤い糸がライトアップされ、カップルに人気のスポットだ。河合はこの赤い糸電話から、「1000年前から人々が望んだ通信の整備工事を安全祈願として見守ってきたのが堀止地蔵」と自信満々に推測。しかし、古川アナに「大丈夫それ?」と心配され、VTRを見守るスタジオ一同にも、「安直!」「(関係性が)ピンとこない」とツッコまれた。

一方の塚田は、1人ぼっちで岐阜羽島駅へ。重要な石碑を見つけるも、「苦手~漢字~!」「なんて読むの~!?」とオロオロ……。なんとか解読した塚田は、木曽三川の治水工事に携わったオランダ人技師ヨハネス・デ・レーケの名前を発見。過去の謎解きでデ・レーケを知った塚田は、見覚えのある名前に大喜びだ。対面したデ・レーケ像に、「金髪筋肉、塚ちゃんです!」「お久しぶりです!」と挨拶してスタジオ一同を爆笑させつつ、「かつては川だった塩津海道を埋め立てたため、お地蔵さんに『堀止地蔵』と名付けた」と推理した。

やがて河合と古川アナ、そして塚田は、福井県敦賀市の疋田舟川で合流することに。実は、古川アナたちも富山でデ・レーケの名前を目にしていたため、塚田の推理を聞いて「悔しいけど、すごくまとまってんな~!」とビックリ。その後3人は、疋田舟川が敦賀と運河でつながっていたことや、木曽三川が最終的に太平洋へつながるといった情報から、壮大なストーリーは埋め立て計画ではなく、「日本海と太平洋をつなぐ計画」と推測。堀止地蔵の由来は、「(計画が)途中で頓挫して堀り止めたから」と最終的に考えをまとめた。

この最終予想は、100点満点中……見事100点! 森さんいわく、日本海と琵琶湖をつなぎ、果ては太平洋をつなぐ計画「日本横断運河計画」が存在した、とのこと。琵琶湖と日本海を結ぶ計画は、1000年前の平安時代からあったという。平安時代にその指揮を執っていたのが平重盛で、工事の中断理由は岩盤が行く手を阻んだから、そしてその岩盤というのが堀止地蔵だといわれているのだった。運河計画は江戸時代にもあり、その際に開削されたのが疋田舟川で、その後、明治や昭和にも運河は検討されたが、いずれも実現することはなかった。

なお、この壮大なミステリーは、12月29日に放送された『河合郁人&A.B.C-Z塚田×古川アナ「なんでやねん!?」』の特番『なんでやねん!?全国大調査SP』で紹介された。「なんでやねん!?」は、情報番組『newsおかえり』(ABCテレビ、毎週月曜~金曜午後3時40分より放送中)の人気コーナー。12月29日は、「全国大調査SP」と題した、特番第5弾として放送された。

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