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白髪が多い人がやりがちなNG行動とは?毛髪診断士に聞いた白髪発生のメカニズム

  • 2025.1.21

白髪は、大人世代が抱える悩みのひとつ。「若い頃はあんなに黒々とした髪が生えてきていたのに……」「年々、髪を染める頻度が高くなってきている」と、嘆いている方も多いのでは?
しかし、白髪の原因は単に加齢によるものだけではないのです。今回は、白髪が発生しやすくなるメカニズムについて、ヘアケア商品を多数展開する「マイナチュレ」の毛髪診断士・瀧澤さつきさんに話を伺いました。

そもそも毛髪は、毛の成長を促す毛母細胞(もうぼさいぼう)から生まれたときには白色=白髪の状態です。そこに色素細胞が作り出したメラニンが影響を及ぼすことで、黒や茶色、金色など、人それぞれ異なる色になっていきます。
つまり、白髪が生えるということは、色素細胞の働きが弱まっているということ。そうなると、毛髪に色が加えられず、白髪のまま頭髪に現れてしまうのです。

白髪の発生にはさまざまな要因がありますが、加齢による白髪の改善は、結局のところ「髪を染めること」しかありません。その一方で、加齢を原因としない白髪については、対策をとることで白髪の発生を抑えることができる可能性があります。

ここでは、白髪が増える原因とアドバイスをご紹介します。

原因①過度なストレス

肌のコンディションや体調の変化と同様、髪もストレスによる影響を受けています。
強いストレスを感じたり緊張状態が続くと、ホルモンバランスが乱れ、メラノサイトの機能が低下。急激なストレスを受けたとしても、一晩ですべての髪が白くなるということはありませんが、白髪を増やさないためにはストレス発散は課題となるでしょう。

【アドバイス】
ジムで汗を流したり、ヨガのレッスンに参加するなど、体を動かしてスッキリするもよし。
趣味に没頭する時間や湯船に入ってリラックスする時間を作るのも◎。自分にピッタリのストレス発散方法を見つけてみましょう!

原因②生活習慣の乱れ

運動不足や喫煙、睡眠不足など、健康の妨げとなる行為も白髪の原因になると考えられています。女性は特にホルモンバランスの影響を受けやすいので、生活習慣の乱れによる白髪への影響は計り知れません。

【アドバイス】
運動をあまりする習慣をない人は、歩く距離を増やすなど生活の中から運動をするように心がけて。新陳代謝が活発になると疲労回復しやすいとされています。また、適切な睡眠時間には個人差がありますが、少なくとも6時間程度は確保できるとよいでしょう。

原因③バランスの悪い食生活

髪の毛のもととなるのは、栄養です。
十分な栄養が行き届いていないと、白髪はもちろん、髪の毛が細くやせてしまったり、抜け毛が増えるなど、さまざまな髪悩みにつながります。

【アドバイス】
日本人に多い黒髪を作るメラニン色素には、チロシナーゼが含まれています。チロシナーゼを作るために必要な栄養素はミネラルやアミノ酸ですが、髪や頭皮にもよい栄養素のため、意識的に摂取したいところです。たんぱく質、ビタミン、亜鉛などを積極的にとるようにしましょう。

原因④紫外線のダメージ

幹細胞に悪影響を与え、DNAを損傷させる原因の1つと考えられている紫外線。頭皮が紫外線のダメージを受けると、メラニン色素を作るメラノサイトの機能が低下。白髪の発生につながります。

【アドバイス】
肌への紫外線対策は万全という方も、髪まで意識をしている人はそう多くないようです。外出時は日傘や帽子など、紫外線をシャットアウトすることを意識してみるといいでしょう。

白髪発生の要因は人それぞれ。白髪にお悩みの方は、まず自分の生活を見直すところから始めてみてはいかがでしょう?

この記事の監修者

毛髪診断士®️認定講師、 インディアンアロマヘッドマッサージ 瀧澤さつき

瀧澤さつき

毛髪診断士として、10年以上活動中。女性の髪や頭皮と真剣に向き合い相談を受けつつ、マイナチュレブランドを世に広めるべく店頭でのポップアップイベントなどにも積極的に参加。日々、お客様のお悩みに心から寄り添っている。

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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