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高校サッカー屈指の強豪校が輩出した「最強の5人」

  • 2025.1.6
高校サッカー屈指の強豪校が輩出した「最強の5人」
高校サッカー屈指の強豪校が輩出した「最強の5人」

Text by 奥崎覚(編集部)

高校サッカー選手権で6大会ぶりのベスト4進出を果たした流通経済大柏。

市立船橋と並ぶ千葉県の雄で、選手権でも優勝1回(2007)、準優勝2回(2017と2018)の実績を誇る強豪校は、これまで多くの名選手を輩出してきた。

今回はその中でも特に実績を残している5名を紹介する。

林彰洋

高校サッカー屈指の強豪校が輩出した「最強の5人」
高校サッカー屈指の強豪校が輩出した「最強の5人」

1987年5月7日生まれ

まずは、Jリーグ屈指の守護神として長く活躍している林彰洋。流通経済大柏出身で初めて日本代表に呼ばれた選手だ。

高校ナンバー1守護神として活躍すると、流通経済大学時代に当時のイヴィチャ・オシム監督に評価されA代表へ初招集。その後アルベルト・ザッケローニ監督やハビエル・アギーレ監督も林を代表チームへ迎え入れたが、残念ながら試合出場はなかった。

クラブでは、大学卒業後イングランドやベルギーでプレーし、2012年に清水エスパルスへ加入。サガン鳥栖での活躍を経てFC東京へ移籍すると、2019シーズンにはJリーグベストイレブンに輝いた。

2023年に移籍したベガルタ仙台でもチームの大黒柱となっており、昨季は6位でのJ1昇格プレーオフ出場に大きく貢献。ただ、決勝でファジアーノ岡山に敗れ惜しくも4年ぶりのJ1復帰は果たせなかった。

大前元紀

高校サッカー屈指の強豪校が輩出した「最強の5人」
高校サッカー屈指の強豪校が輩出した「最強の5人」

1989年12月10日生まれ

全日本ユースと選手権でいずれも初優勝を達成した2007年度の流通経済大柏。2冠の原動力となったのが、エースストライカーの大前元紀だった。

神奈川県横浜市出身の小柄なアタッカーは3年次、総体を含む高校3大大会すべてで得点王に輝く史上初の快挙を達成。「和製メッシ」として鳴り物入りで2008年に清水エスパルスへ加入した。

当初は期待されたような活躍ができなかったが、フィジカル面の向上とともに本領を発揮。2011シーズンにはアフシン・ゴトビ監督のもとウィングのポジションでブレイクを果たした。

2012年12月にドイツ1部のフォルトゥナ・デュッセルドルフへ移籍するも、翌年の8月には清水へ復帰。その後もJリーグで長く活躍し、2023年からは関東1部の南葛SCに所属している。

田口泰士

高校サッカー屈指の強豪校が輩出した「最強の5人」
高校サッカー屈指の強豪校が輩出した「最強の5人」

1991年3月16日生まれ

沖縄県那覇市出身の田口泰士もまた、流通経済大柏時代から将来を嘱望されていた選手の一人だ。

大前の1学年後輩で、2年次に2冠を経験。3年次はキャプテンを務めチームを総体初優勝に導いている(雷雨のため決勝戦が中止となり、同じ千葉の市立船橋と両校優勝)。

2009年に名古屋グランパスでプロ入りすると、主力選手へ成長した2014年にはハビエル・アギーレ監督の日本代表で3試合に出場。ブラジル戦ではネイマールともマッチアップした。

2018年にジュビロ磐田へ移籍し、その2年後にジェフユナイテッド千葉へ。クラブ悲願のJ1復帰を目指し、昨季も30試合で6ゴールを記録。2025シーズンも契約を更新している。

ジャーメイン良

高校サッカー屈指の強豪校が輩出した「最強の5人」
高校サッカー屈指の強豪校が輩出した「最強の5人」

1995年4月19日生まれ

昨季J1で大ブレイクしたジャーメイン良。アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれたストライカーは、2013年に流通経済大柏が高円宮杯U-18プレミアリーグを制した際の優勝メンバーだ。

流通経済大学を経て、2018年に当時J1のベガルタ仙台へ加入。ただポテンシャルの高さは感じさせるもののなかなか思うような活躍はできず、2021年に移籍した横浜FCでもそれは変わらなかった。

しかし2022年にジュビロ磐田へ移籍すると、J2へ降格して迎えた加入2年目、横内昭展監督のもとでFWとして覚醒。J1復帰の原動力となると、昨季のJ1では得点ランキング3位タイの19ゴールを記録した。

チームが降格したためオフの動向が注目されていたなか、昨季J1で2位のサンフレッチェ広島への完全移籍が発表。「ここから数年が自分の全盛期」と意気込みを語っている。

小川諒也

高校サッカー屈指の強豪校が輩出した「最強の5人」
高校サッカー屈指の強豪校が輩出した「最強の5人」

1996年11月24日生まれ

最後は、中学時代から全国大会で活躍し、いくつものオファーの中から流通経済大柏を選択した小川諒也。

アスリート能力の高さから高校時代はDFからFWまでさまざまなポジションで起用され、最終的には左サイドハーフに定着。左足の高精度なキックを武器に3年次の選手権ではベスト4進出に大きく貢献した。

2015年にFC東京へ加入すると、身長183cmの恵まれた体格から大型サイドバックとして注目を集めた。しかし守備面の向上に時間がかかり、レギュラーを獲得したのは2019年のこと。

2021年に日本代表デビューを飾ると(これまで5試合に出場)、2022年夏には欧州へ。ポルトガル1部のヴィトーリアを経て、2023年夏からはシント=トロイデンでプレーしている。

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