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いくらあれば安心?もしもの時に慌てないための、貯金の目標額とは

  • 2025.1.6
貯金をより具体的に考えていきましょう tabiphoto / PIXTA(ピクスタ)
貯金をより具体的に考えていきましょう tabiphoto / PIXTA(ピクスタ)

節約して貯金を増やしたいと思っても、うまくいかない。お金の使い方のどこを見直せばいいかわからない。年々あがっていく物価や生活費を前に、家計管理を試行錯誤されている方もいるのではないでしょうか。

「節約とは我慢ではなく、満足できるお金の使い方を見極めること」。自分らしいお金との関わり方を知ることで、最小限のストレスでお金の悩みを解決できるかもしれません。

浪費が止まらないクレカ沼から抜け出して20代で800万円貯め、借金彼氏を改革して完済に導いたこともあるFPのまいやんさんが、家計管理のコツや自分らしく続けられるお金の増やし方を教えてくれます!

※本記事はまいやん著の書籍『貯金・投資を始めたいので、私に合う方法を教えてください! “自分らしさ“から見つけるお金の増やし方』から一部抜粋・編集しました。

最初に貯めたい4つの資金

お金を「貯める」準備として、まずは4つの区分で、貯金をより具体的に考えていきましょう。

■①生活資金

日々の生活で使う出費のことです。食費や洋服、娯楽、日用品などに使う資金にあたります。最低でも毎月使う額の1.5倍以上は備えておきましょう。普段20万円使っているなら30万円は確保しておき、一時的に生活費が足りなくなった時はここから出します。後で30万円に戻しておくことを忘れないようにしましょう。

■②必要資金

日々の生活の中で毎月一定にかかる出費のことです。家賃、携帯代、車のローンなど決まった支出に使う資金で、最低でも毎月使う額の1.5倍以上は備えておきたいですね。

■③緊急資金

急な病気やケガ、災害、大きなお買い物などの出費です。予定していない大きな支出にあたります。緊急資金は「生活防衛資金」とも呼ばれるもので、失業した時に失業給付が出るまでの期間を想定して、3カ月分の生活費をまかなえる程度が目安となります。安心できない場合は、もっと多くしても構いません。

■④余裕資金

投資や未来のライフイベントにあてるお金です。①〜③の資金にあてるお金を確保した上で残った、余裕の使い道となります。今すぐ使えなくても問題のないお金と言い換えることもできます。ライフプランに沿った必要金額を目標に、貯めていきましょう。

貯金が全くない人は、最初の目標として、生活資金・必要資金・緊急資金を合わせた「毎月の生活費3~6カ月分」の貯蓄を目標にしてみましょう。

最悪のことが起きたとしても、6カ月間働かなくても大丈夫というのはかなりの安心感がありますし、それだけの貯蓄を達成できたら、お金についての自信もつきます。その時はぜひ、自分をいっぱい褒めてあげてください。

<著者プロフィール>

まいやん

大学卒業後、金融機関でファイナンシャル・プランナーとして、ライフプランニングや資産運用の提案業務に従事。独立し、金融セミナーの企画やコーチングトレーナーなどの仕事をしながら、InstagramやTikTokを中心に、家計管理や投資に関する発信を始める。

著=まいやん/『貯金・投資を始めたいので、私に合う方法を教えてください! “自分らしさ“から見つけるお金の増やし方』

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