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その塗り方、目が小さく見えます! SUQQUメイクアップアーティストがアイシャドウの失敗例と回避策を解説――2024年BEST記事

  • 2025.1.6

2024年にCREA WEBで反響の大きかった記事を発表します。ビューティ&ファッション部門の第2位は、こちら!(初公開日 2024年9月28日 ※記事内の情報は当時のものです)


リキッドタイプのアイシャドウ「リクイド ラスター アイズ 06」にパウダータイプのアイシャドウ「シグニチャー カラー アイズ 02」を重ねたアイメイク。奥行きが出て目もとの印象がアップ。

前回に引き続き、アイシャドウメイクの“今さら聞けない”疑問について、SUQQUメイクアップアーティストの山添 将さんにご回答いただきました。これまで自己流のアイシャドウメイクで不安を感じていた人も、これで自信をもって取り組めるようになるはず!


今さら人に聞けない…アイシャドウメイクQ&A

Q:リキッドやパウダー(パレット)など、種類別のアイシャドウの特徴と、どんな人におすすめかを教えてください

「『リクイド ラスター アイズ』は、ブラシを使わなくても色をのせることができるので手軽で、初心者に特におすすめです。また、汗でアイメイクが落ちやすい人にもぜひ使っていただきたいです。

一方、パウダー複数で構成されるパレットタイプは、グラデーションや陰影など、つける幅や順番で仕上がりのバリエーションが異なるので、いろいろなメイクにトライしたい人におすすめです」(山添さん)

Q:リキッドタイプを使いこなすコツを教えてください

リキッドタイプは量の加減が難しいという声が多数。多すぎてヨレてしまったり、少なすぎてまぶたをこすってしまったり、などなど。基本のつけ方は?

「リクイド ラスター アイズの場合、チップの先端をまぶたに当てて色をのせましょう。このとき、斜めにカットされていないカーブしている面で色をのせると多めにつけられるので、パールやラメ感をしっかりと出したいときに有効です。指でのばすときは、こするのではなくポンポンと軽くタッピングするようなイメージで。色をのせる範囲ですが目のキワのギリギリにのせるとヨレてしまうので、少し上にのせて、そこから広げていくのがポイントです」(山添さん)

チップのカーブしている面をまぶたに当てて色をのせたら、指でのばす。
リキッドタイプのアイシャドウメイクの完成。これだけでも目もとの印象が華やかに。
メイクに使用した、色や大きさの異なるパールの効果で、まぶたを華やかなきらめきで彩るリキッドアイシャドウ。のびがよいのにフィット感も高く、さまざまな表情を演出できる。リクイド ラスター アイズ 06 4,070円。

Q:パウダータイプを使いこなすコツを教えてください

「チップは、きちんと発色させたいときに適しています。ただ、つけるときに肌にこすりつけるようにすると下の色やベースをぬぐってしまって色が濁る場合があるので、力の入れすぎには注意してください。

ブラシは、発色はやわらかく、質感をしっかりめに出したいときにおすすめです。特に毛足が長く柔らかいブラシはより色が淡く、質感が出しやすいです。一方、毛足が短いブラシは質感よりも色を強く出したいときに。そして、指ですが、色も質感も両方出したいときに適している、バランスの良さが魅力です」(山添さん)

付属のチップだけではなく、ブラシも使うとメイクの幅が広がるのでぜひ揃えてみて。

アイシャドウのよくある失敗例と回避策

Q:初心者がやりがちな、アイシャドウの失敗例と回避策を教えてください

「個人的には『アイメイクに正解はない』と思っているのですが(笑)、惜しいなと思う例と回避策を教えます」」(山添さん)

【失敗例1】グラデーションを重視するあまり、形がいびつになっている。

回避策グラデーションがきれいでも、重ねる形がゆがんでいると美しく見えません。最後に、ブラシをアイシャドウの形に添って動かし、整えましょう。

【失敗例2】目頭や目尻にパウダーアイシャドウの粉が散っている。

回避策アイシャドウを塗布するときに、ほうきで掃くようにブラシを動かすと粉が飛んで散ってしまうので、ブラシはやさしく丁寧に動かしましょう。

【失敗例3】アイシャドウを塗る範囲が目尻で終わっている。

回避策目尻までで終わると目が小さく見えてしまいます。上はアイホール(眼球の周りの骨が凹んでいるところ)いっぱいまで、サイドは目尻より少しはみ出すくらいに色をのせましょう。

おすすめのアイシャドウブラシ

アイシャドウ ブラシ R

丸みのあるフォルムで、どの部分を使ってもまぶたに絶妙にフィットするので、初心者でも使いやすい。ひとはけでたっぷりと色をのせられる。アイシャドウ ブラシ R 7,700円。

アイシャドウ ブラシ F ラージ

質感はしっかり、色を淡くのせられる大きめブラシ。アイシャドウの最後の仕上げに使うと、きれいなグラデーションをつくることができる。アイシャドウ ブラシ F ラージ 8,800円。

トップ写真のメイクに使用したアイテム(すべてSUQQU)

・リクイド ラスター アイズ 06 4,070円
・シグニチャー カラー アイズ 02 7,700円
・ブラーリング カラー ブラッシュ 03 6,600円
・モイスチャー グレイズ リップスティック 01 5,830円(レフィル・専用ケース セット価格)

●教えてくれたのは……
山添 将さん(写真左)

SUQQUメイクアップアーティスト。20年を超える活動から得た幅広い経験を活かし、お客様に合わせたバリエーションに富んだメイクアップを提案。お客様の良いところを見つけて引き出し、自分自身をより好きになってもらうのが信条。ファッションに合わせた「大人かわいいメイク」が得意。
Instagram @suqqucircle

大森幸枝さん

ヘア担当。f-me(ホーム)所属。ヘアサロンに勤務後、メイクアップアーティストのKUBOKI氏に師事、その後独立。モデルから放たれる雰囲気を汲み取ってのヘアスタイリングを心がけている。
Instagram @sachie_ohmori

磯村実穂さん(写真右)

CREAアンバサダー。
https://crea.bunshun.jp/list/crea-ambassador/members

【取材協力】
SUQQU


https://www.suqqu.com

増本紀子(ますもと のりこ)

美容エディター&ライター。alto代表。4つの出版社勤務を経て、独立。雑誌やメーカーのリーフレットなどで、スキンケアからインナービューティまで幅広い美容記事の編集・執筆を行う。雑誌CREAでも多数の記事を執筆している。

文=増本紀子(alto)
撮影=釜谷洋史

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