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飛距離アップに必要な胸の回転は“30度”! しっかりミートで飛ばすコツ

  • 2025.1.6

ドライバー、アイアンに限らず、飛距離不足に悩んでいるなら、ヘッドスピードを上げることよりも、まずはミート率アップを目指しましょう。そのカギを握るのは、胸と両手の距離を変えずにクラブを振ることです。まずは、胸を30度回すところまで胸と両手の距離を変えずにクラブを上げましょう。

胸と両手の距離を変えずにクラブを振ろう

力のない女子プロがドライバーショットで飛距離を稼げるのは、ミート率が高いからです。どんなに素早くクラブを振っても、クラブフェースの芯でボールをとらえなければ、飛距離は出ません。ミート率を上げたいなら、まずは胸と両手の距離を変えないこと。この距離が変わらなければ、確実にフェースの芯でボールをヒットできるようになります。

胸と両手の距離が変わらないようにクラブを振る意識を持ちましょう。

両手の位置が低くても、胸と両手の位置が変わらなければ飛距離は出ます。

これはNG

手だけでクラブを高く上げても、スイング軌道からクラブが外れるのでミート率が下がり、飛ばない原因に。

イスに座ってのシャドウスイングがおすすめ!

バックスイングは胸が目標の反対を向くまで回さなければいけないと思っているかもしれませんが、無理に回す必要はありません。それよりも頭を動かさずに回すことが大切です。頭が動かなければ、胸は30度回れば十分だと考えましょう。おすすめのドリルはイスに座り、両手を胸の前で交差。上体を前傾して右と左に胸を回します。ボールを置いて、そのボールを見ながら行なうと頭が動きにくくなります。

実戦では目線を高い位置に設定

飛距離を伸ばしたいなら、ボールの高さも必要です。出球が低いとキャリーを稼げない分、飛距離をロスします。アドレスする前に一度、ボールが飛んで行く高さをイメージし、そこに目線を合わせてから構えるようにしましょう。


三浦真由
●みうら・まゆ/神奈川県出身。埼玉栄高校卒業後、レッスンの道へ。「明るく楽しく」をモットーに分かりやすいレッスンが好評。神奈川県の「トピックゴルフクラブ」、東京都の「有明ゴルフスタジオ」でレッスンを行う。現在、LPGAティーチングプロA級を取得中。


構成・文=山西英希、写真=山上忠、協力=東京ゴルフスタジオ

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