１日１組限定の上質な草津滞在ができる一棟貸しデザイナーズホテル「草津温泉 きむらや」

草津の中心地・湯畑周辺で漆黒の石造りの建物がひときわ目を引きます。著名な建築家・隈研吾氏による設計で建てられた温泉宿「きむらや」は、１日１組限定という贅沢な滞在を実現できる貴重なホテルです。

世界的に著名な建築家・隈研吾氏による設計のホテル

元は民宿だった場所に唯一無二の温泉宿を造りたいと、オーナーが国立競技場の設計に携わった隈研吾氏に設計を依頼。草津を訪れた同氏は、湯畑の木のイメージを見て、あえて石造りにしたいと考え、現在の建物を設計したそう。湯畑の立体化をコンセプトとした、独特な外観となりました。

ワンルームの室内は意匠性の高さに圧倒

客室は2階部分にあたり、扉を開けるとダブルサイズのベッドが2つ置かれたワンルームの広々とした空間が広がります。ゴツゴツした外観とは対照的に、天井には美しい木肌の梁が設えられています。ダウンライトに照らされた室内は、隠れ家のような落ち着ける空間。リビングスペースには暖炉も置かれ、くつろぎの客室に仕上がっています。

テラスから眺める絶景の湯畑は忘れられない思い出

湯畑に向かって張り出したテラスからは、誰にも邪魔されずに湯畑全体を見下ろすことができます。夜になると湯畑がライトアップで演出される様子も、ゆっくりとテラスから眺めることができるのも、ここに宿泊する人ならではの特権です。窓を締めれば外の喧騒もシャットアウトでき、室内は草津の中心地とは思えない静けさです。

白旗温泉の源泉かけ流しを堪能

部屋の中で圧倒的な存在感を放つのがバスルームです。リビング側との仕切りは全面ガラス窓になっていて、バスルームも広々とした印象。テラスに面しているので陽光がふり注ぎ、視界も開けているので開放感たっぷりで入浴を満喫できます。壁の意匠にもなっているのが、湯畑周辺でも見られる浅間山の噴石を使った瓦板。立体感を醸成し、バスルームのアクセントになっています。

お湯は6カ所しか引き湯をしていないという白旗の湯源泉かけ流しになっていて、希少な泉質の温泉を堪能することができます。白旗の湯の起源は、源頼朝が狩りの後に湧き出ている温泉を見つけて入浴したのが始まりとも伝えられ、皮膚病や婦人科系の病に効果があるといわれています。

目利きのシェフがセレクトした和牛に舌鼓

素泊まりができるホテルですが、１階にある系列の飲食店「TIGRE」で作られるコース料理を部屋でいただくことも可能。都内の有名な鉄板焼き店で修業を積んだシェフが作る料理には定評があり、地元の上州牛や高原野菜をふんだんに使い、素材を生かした料理が堪能できます。目利きのシェフが選んだ上州牛は肉質もよく、ほどよく脂がのりながら肉の旨味が凝縮された味わい深さは格別。ワインやシャンパンも豊富にそろっているので、料理とのペアリングを楽しんでみては。

ブレックファーストもこだわりの地元食材を使用

水上ハムを中心とした献立を楽しむことができるブレックファーストは、季節の野菜がギュッと詰まったキッシュやチーズなど、地元の食材をしっかり味わえます。

ハイグレードホテルで使用する高級アメニティを採用

部屋に置かれているアメニティは、都内のハイグレードホテルで採用されているオーストラリアのスキンケアブランド「イソップ」製品を集めたオリジナルスペシャルBOX。シャンプー、コンディショナー、洗顔料など9種類もの製品が詰まっていて、ほとんどの方が持ち帰るというアメニティセットです。近くの川場村で作られたクラフトビール「KAWABA WEIZEN」はウェルカムドリンクとして部屋に置かれているので、味わってみては。

細かなところまでホスピタリティが行き届いた「きむらや」は、特別な日の思い出に、ぜひとも宿泊したいホテル。湯畑の風景を独り占めする喜びが味わえる「きむらや」での滞在は、心に残る旅を経験できそうです。