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【疲れやすい、太りやすい、むくみ】3日で解決する腎臓毒出しマニュアル

  • 2025.1.5
私が教えます!

鍼灸師

大野沙織さん

心合いの風鍼灸院主宰。YouTube「腎機能アップ!ちゃんねる」での実体験に基づいた腎臓ケアが人気。著書に『腎臓毒出しスープ これだけで不調が消える!』(ワニブックス)。

私が教えます!

足裏研究家

鈴木きよみさん

これまで30万人以上の足を診てきたセラピスト。足から全身の不調を探る足相診断®を考案。著書に『歩ける寿命を100歳までのばすなら足裏が9割』(ワン・パブリッシング)ほか。

調子ワル子の毒だし大作戦

太りやすい、むくみやすい、くすみやすい、何をしても疲れがとれないOL・調子ワル子が倒れていると、そこへ次々と腎臓の伝道師たちが降臨! 果たしてワル子の体に何が?

肌の調子は悪いし、やる気も出ないし、太りやすいし……サプリも飲んでるのに 調子ワル子
鍼灸師 大野沙織さん「それ、腎臓が弱っているのかも」
腎臓=\血液に含まれる/老廃物(毒)をろ過+\余分な水分を出してくれる/元気のみなもとです!
腎臓を強くすると血液がキレイになり、老廃物と水分の排出力が高まる→疲れがとれる。むくみがとれる。くすみがとれる
先生、腎臓を強くするのにはどうすればいいの? 腎臓解毒スープがおすすめ。飲んだ翌日は便も尿もたっぷり出てスッキリします!
それはやらなきゃソン! あっ、でも外食が続いたりしてスープが飲めないときはどうすればいいの?
いざというときの内臓ケアには、足マッサージが効きますよ! 足裏研究家 鈴木きよみさん
足マッサージを行えば3日で変わりますよ! スープを飲んで足をもみもみします! ヤバイ! 足の甲がガサガサです! 腎臓が弱っている足はコレ 腎臓の反射区を押すと痛い 足の甲がガサガサしている

食で毒だし、腎臓解毒スープ

腎臓を強くするためにやるべきは、食事の見直し。東洋医学的な観点から腎臓を元気にしてくれる食材を使った簡単スープで体をデトックス。

体の毒をろ過する腎臓は元気のみなもと的存在

腎臓と毒だしの深い関係とは?

大野沙織さん

腎臓は血液に含まれる老廃物=毒をろ過し、水分の排出を促して体の中をキレイにする働きがあります。東洋医学では気のめぐりをよくし、元気のみなもとともいわれるほど大事な臓器。腎臓の働きが悪いと、老廃物が血液に運ばれて全身をめぐり、慢性のくすみや疲れの原因に。弱った腎臓を活性化するには腎臓にいい食材をとること。素材の栄養を無駄なくとれるスープがおすすめです。


腎臓解毒スープのとり入れ方

1 皮ごと食べる
野菜は皮に栄養がたっぷり含まれている。汚れが気になる場合は、たわしでゴシゴシ洗って汚れを落とし、できるだけ皮ごと食べよう。

2 3日間、夕食だけ替えてみる
食べすぎた翌日は3食スープだけにするプチ断食を。それがちょっとつらいと思ったら、夕食を3日間、スープに替えてみよう。

3 たくさん作って作り置きする
何食分か作り置きをして、小分けで冷凍しておけば帰宅後に作る手間がはぶけて、食べたいと思ったときにすぐ食べられる。

スープに入れると解毒効果アップ! オススメの解毒食材!

東洋医学では色の濃い野菜や旬の野菜には、腎臓を強くするパワー成分が豊富だといわれている。スープなら溶け込んだ栄養も全部とれる!

スープに入れると解毒効果アップ! オススメの解毒食材!
  • なす
    抗酸化作用の強い紫色のナスニンを含む。体を冷やし、胃腸を活発にする働きも。
  • かぼちゃ
    ビタミンEやβカロテンを豊富に含み、体を温めて疲労回復や美肌づくりにも役立つ。
  • たまねぎ
    辛み成分の硫化アリルが疲労を回復。血液をサラサラにして胃腸の働きを活発に。
  • 大豆
    解毒作用が強く、むくみに◎。形が腎臓と似ているので昔から腎臓によいといわれている。
  • きのこ類
    血のめぐりをよくして、腎臓の解毒を促すきのこ類は、好きなものを入れてOK。
  • ブロッコリー
    ビタミンCが豊富で免疫力アップに期待大。腎臓を強くして胃腸を丈夫にする働きも。
  • 大根
    水のめぐりを補い、炎症を鎮めるといわれる大根。加熱したものは疲れやむくみ予防に。
  • にんじん
    血行を促し、腎臓の解毒機能をサポート。βカロテンも豊富で目の疲れに特に有効。
  • ミニトマト
    抗酸化作用の高いリコピンが豊富で、熱を冷ます作用があり、腎臓の働きを後押し。

腎臓解毒スープ

野菜の旨味がじわ〜と体に染みる

野菜の旨味がじわ〜と体に染みる 腎臓解毒スープ

材料(作りやすい分量)
にんじん…1/2本(いちょう切り) 大根…110g(いちょう切り) ブロッコリー…1/2株(小房に分け、茎は小さめに切る) たまねぎ…1/2個(2cm角に切る) かぼちゃ…150g(1.5cm角に切る) ミニトマト…6個(ヘタをとる) なす…1本(半月切り) 蒸し大豆…50g まいたけ、しめじなどのきのこ類…80g(ほぐす)オリーブオイル…大さじ1 水…400ml 天日塩(海水を自然乾燥させた塩。塩化ナトリウムを精製した食塩は腎臓の負担になるのでNG)…小さじ1

作り方
(1)すべての野菜を皮ごと切る。
(2)フライパンにオリーブオイルをひき、(1)を入れて、中火で軽く炒める。
(3)(2)に天日塩を加えて混ぜ、軽く炒める。
(4)水を注ぎ、ふたをして約20分野菜がくたっとするまで弱火で煮る。

カレーやポタージュにアレンジしてもOK
味に飽きたら、ミキサーにかけてポタージュスープにしたり、カレー味にしたり、ご飯を入れてリゾットにも。

たんぱく質を加えたり冷凍野菜を使っても!
野菜を切るのが面倒なら、冷凍野菜を活用してもOK。物足りなければ鶏のむね肉などたんぱく質を加えても。

押して毒だし腎臓足マッサージ

内臓と深い関係にあるのが足の反射区。ここを見ると腎臓の状態がわかり、刺激すると腎臓の働きが活性化して水分や老廃物の代謝がアップ。

足を刺激して触れない腎臓の働きを活性化

腎臓の反射区を押したら激痛が!

鈴木きよみさん

足には内臓と関係の深い反射区があります。腎臓の反射区を押すと痛みを感じるなら、腎臓の機能が低下しているサインです。そんなときは腎臓の反射区を刺激して、水分代謝や血行を促しましょう。あわせて足の甲にあるリンパの反射区や、腎臓と深い関係があるといわれる耳の反射区を刺激しましょう。腎臓の機能を高めるサポートになり、尿の出がよくなって、むくみや疲れが軽減します。


腎臓が弱っている足とは?

ひとつでもあてはまったら腎臓が弱っているサイン!

  • 足を押すとなかなかへこみが戻らない
  • 靴下を脱ぐと跡がつく
  • 腎臓の反射区を押すと痛い
  • いつも足が冷えている
  • 足の小指が曲がっている
  • 足の甲がガサガサ

3日間、寝る前に行うと効果バツグン! 足の解毒ポイント3

たったの3分でたまった毒を排出! 寝る前の習慣にすれば冷たい足先がポカポカ。脚の疲れがとれて、翌朝はむくみスッキリ!

小指とくすり指の耳の反射区を刺激

小指とくすり指の耳の反射区を刺激

左右各指6回ずつ
薬指と小指のつけ根にあるのが耳の反射区。左足の小指のつけ根を右手でつまみ、上へひっぱるようにして6回さする。薬指もさすったら、右足も同様に。

刺激するのはココ

刺激するのはココ

指のすじに沿って足の甲をさする

指のすじに沿って足の甲をさする

左右各指の間を6回ずつ
左足の甲で、親指と人さし指の間に両手の親指をあて、すじに沿って6回さする。それぞれの指の間をさすったら、右足も同様に。

刺激するのはココ

刺激するのはココ

足裏のへこんだ部分、腎臓の反射区を押す

足裏のへこんだ部分腎臓の反射区を押す

左右6回ずつ
足を甲側から手で握ったときくぼむ、土踏まずの上部が腎臓の反射区。左足の反射区にやりやすいほうの手の親指をあて、押しながら6回さする。右足も同様に。

刺激するのはココ

刺激するのはココ

撮影/市谷明美 イラスト/てぶくろ星人 取材・文・構成/山本美和

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