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平石洋介が挙げた“勝てないと思った選手”に上重聡も納得 “怪物”のプレーに「人生で最大の衝撃」と語る<ダグアウト!!!>

  • 2025.1.5
「ダグアウト!!!」 ※提供画像
「ダグアウト!!!」 ※提供画像

【写真】平石と上重、PL学園同級生同士の学生時代トークが大盛り上がり

12月26日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週木曜夜10:00-11:00、BSJapanext<263ch>)。今回のゲストは、PL学園のキャプテンとして活躍したり、楽天の監督も務めたことのある平石洋介。同じくPL学園の上重聡が、MCを務め同級生トークに花を咲かせた。

勝てないと思った選手は“平成の怪物”と呼ばれたあの男

ゲストの人間関係を深掘りしていく「ダグアウト!!!球界相関図」。このコーナーでは、「天才だと思った選手」「負けたくないライバル」などキーワードにあわせて思いつく人名を挙げていき、相関図を作っていく。

最初のテーマは「勝てないと思った選手」について。「プロだったらいすぎてわからない」と話す平石だったが、それでもあえて挙げたのが松坂大輔の名前だ。

1998年の甲子園で旋風を巻き起こした“平成の怪物”。PL学園とは、春と夏連続で2試合対戦している。PL学園で同期だった平石とMCの上重聡。2人は高校時代の松坂に会った時のことを振り返る。

ピッチャーを務めていた上重が肘の検査に行った時、ちょうど横浜高校が甲子園練習をしていたという。そこで「松坂という最近雑誌で騒がれている奴を見に行こう」となったという。名前だけは聞いたことがあったものの、実際に見たことはなかった上重。「なんぼのもんじゃい150キロが」「怪物?同級生やろ!」と思っていたことを明かす。

しかし実際に松坂を目にした時は、「とんでもないボールを投げてました」と驚いたのだとか。上重の周りも「見た?今の見た?」とザワついていたそうだ。

実際に松坂のプレーを見た上重は、すぐさま平石たち野手陣に松坂の“すごみ”を伝えた。しかし実際に松坂のことを見ていない平石たちが抱いたのは、「いやいや同級生やろ」「なんぼのもんじゃい」と上重そっくりの感想だったという。そんな平石も、春の選抜高校野球で対戦した時には松坂の凄さを実感したと懐かしい記憶を掘り返す。

平石によると、春選抜の松坂は夏の甲子園に比べてフォームの“力感”がなかったという。真っ直ぐな球は速く、スライダーは「えげつないほど」曲がっていたのだとか。平石は当時の自分達と松坂の力関係が衝撃的すぎて、「人生で最大の衝撃」だったと振り返っている。

俺成長してる…松坂との対戦を振り返る平石

平石はプロに入ってから、松坂と当時の西武ドームでおこなわれたオープン戦で対戦。1打席目はカットボールを良い当たりのセカンドゴロに切って捨てたため、「いけるな…」と思ったという。

そして迎えた2打席目。外寄りのストレートを左中間にツーベースヒット。当時1年目だった平石に、セカンドベースまでボールを取りに来た松坂が「何打ってんだよ!」と笑いながら話しかけてきたという。そんな松坂に対して、平石は「俺も必死じゃ!」と返したそうだ。

しかしその時、平石は「俺、成長してる!」と思ったと述懐。そんななかで迎えたシーズンだったが、松坂のボールもまたオープン戦のボールと全然違っていた。プロの世界を知らなかった平石は「あいつ調整やったんや!」と当時受けた衝撃の大きさを迫真の演技で見せ、スタジオの笑いを誘う。

先発ピッチャーは試合の流れで強弱をつける。松坂は力を入れた時に帽子が飛ぶことが多かったのだが、「自分の時に帽子が飛んだ」と振り返る平石。松坂に本気を出させたという証に、平石はこれだけが唯一の自慢だと笑う。

もう1人のMCであるますだおかだ・岡田圭右は、「せめてヒット打ったとかで喜んでよ」と苦笑い。すると「2回、2回振れた」と身振り手振りを交えて必死に抵抗する平石。上重によると、松坂は「同級生はアドレナリンが出る」「先にプロに行っている分、プロに入った同級生をガッと抑えて『プロは厳しいんだぞ』というところを見せるのが自分の役目」だということをいつも言っていたらしい。平石に対しても、プロは厳しいということを密かに教えてくれたのかもしれない。

スター選手の当時を知る人物から飛び出す貴重なエピソード

今回は、“松坂世代”である上重が岡田と一緒にMCを務めた。そしてゲストには同じく“松坂世代”で上重のPL学園の同期である平石を迎え、松坂の話題で盛り上がった。

対戦秘話はもちろん、同級生に“プロの厳しさ”を教えようという気持ちで投げていたなど、松坂が日本野球界にもたらした影響力の大きさが改めてわかる。平石の自虐を交えた語り口もそうだが、同級生だった上重とのコンビネーションもまた臨場感が増す良い組み合わせだ。

学生時代のエピソードは、プロ入り後と比べてもなかなか世に出づらい。こうしたこぼれ話を聞くためにも、今後はどんどん同年代のゲストを招いてもらいたいものだ。

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