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【50代カメラ女子の猫日記】宮城県石巻市の「田代島」は猫好きのオアシスだった!

  • 2025.1.5

皆さま、こんにちは。フォトグラファーの野中典子です。猫好きが高じて、現在は「猫写真家さくらもえぎ」として活動しています。「推し=猫」な私が今年やってみたい猫活はズバリ、日本全国猫島巡り!
今回は、宮城県にある「田代島」を訪れました。

猫は大漁の守り神! 宮城県石巻市「田代島」

日本には本州、北海道、四国、九州、沖縄本島を除いて14,120島の離島があるのですが、その中で猫が多く住む島、いわゆる「猫島」として知られている島は10島以上。猫島にフォーカスを当てたガイドブックも出ています。

私はあまり旅慣れしておらず、離島は特にハードルが高く……。ずっと興味がありながらも、遠い、交通の便がよくない、宿泊施設が少ないなどを理由に、足を伸ばすことができていませんでした。
そんな折、猫写真仲間からのお誘いがあり、「田代島」への初訪問が決まりました。訪れてみると、たった3日間の滞在ですっかり島のトリコに。「今年も絶対に田代島の猫たちに会いに行く!」と決めている私が、島への行き方や魅力について紹介させていただきます。

田代島とは?

宮城県石巻市からフェリーで約40分の場所にあり太平洋に浮かぶ「田代島」は全長約11.5キロ、人口約40人未満の小さな島です。
昔から漁業が盛んで、漁師たちは猫の動作などからその日の天候などを予測するなど、猫は大漁の守り神であり特別な存在として扱われてきました。
猫神様を祀る猫神社も建立されるなど、島にとって猫は、なくてはならない存在として大切にされています。

田代島へのアクセス

仙台駅→JR仙石線で石巻駅(所要時間は約1時間)→網地島ライン中央発着所へ(バスで約6分、徒歩で約18分)→石巻中央発着所→田代島仁斗田港(1日3便・フェリーで約45分〜75分)
*季節によってダイヤが変更になります。詳しくは網地島ラインのホームページをチェック

私は東京駅から東北新幹線で仙台まで向かったので、トータルで8時間ほどかかりました。慣れればもう少し短時間で行けそうですが、乗り継ぎが心配な方は、時間に余裕を持ったスケジュールを組むのがおすすめ。

のんびり暮らす猫たちと触れ合う癒しの時間

現在、田代島には約170〜200匹の猫が暮らしています。
猫島というだけあって、犬は1匹もいないそう。車もあまり走っていないので、猫たちは豊かな自然に恵まれた島の至る所で、島民に大切にされながらのんびり気ままに過ごしている様子。道路の真ん中で気持ちよさそうにお昼寝している猫も(笑)

また、島民や観光客にとても愛され可愛がられているので、島の猫たちはみんな人懐っこいのが魅力!
あっちにもこっちにも猫!猫!!猫!!!
猫好きさんならたまりません(笑)

もちろんカメラにも慣れっこ。
カメラ目線をバッチリ決め、モデルポーズでおすましも慣れたもの。

私は滞在中、日の出前から日暮れまで、一日中猫の写真を撮って過ごすのですが、全く飽きることなく、むしろ自分が猫になってしまったのではないかと思うほど(笑)、猫との時間を過ごしています。

もちろん、日帰りでも十分に楽しめます。猫たちは大体島内のいくつかの場所に固まって過ごしているので、マップのルートに沿って歩いてまわれば、2〜3時間でも十分満足できるはず。歩きやすい服装と靴で訪れてみて。
島を訪れる際に注意したいのは、食べ物や飲み物などの調達。島にはコンビニエンスストアやスーパーなどのお店が1軒もないので、事前に準備が必要です。飲料の自動販売機はあるのですが、売り切れになっていることもあるので、特に暑い時期に訪れる際にはご注意ください!

田代島のおすすめスポット

「島のえき」

田代島に行ったら必ず訪れて欲しいスポットは島の中心部にある「島のえき」。小学校の跡地を利用して出来た休憩スポットで、ランチやお茶をすることができます。
朝、昼、夕の猫のご飯タイムが近づくと猫たちが続々と集まってくるのですが、数十匹の猫たちが一斉にカリカリを食べるシーンは壮観。カリカリカリカリ…という音にも癒されます(笑)。
また、「島のえき」で暮らす猫たちにはみんな名前が付いていて、なんと家系図まで作られています。「島のえき」内に猫の名前がわかるボードと家系図があるので、ぜひ見てくださいね!
猫グッズやお土産品の購入もできますよ。私はここで買った田代島のひじきと岩のりがとても美味しくてリピート確定です(笑)

「猫神社」

「島のえき」とあわせて訪れたいのが「猫神社」。ずっと後を付いてくる人懐っこい猫がいたり、道端で遊んだりお昼寝している猫もいるので、ぜひ猫アンテナを高くして歩いてみてください!
その他の飲食、休憩スポットとして、「クロネコ堂」「田代食堂」なども点在。その近くにもたくさんの猫が暮らしていますよ。

クロネコ堂

田代食堂

今回もたくさんの猫と触れ合うことができ、ますます猫島の魅力にどっぷり。皆さんもぜひ、田代島の猫たちに会いに行ってみてくださいね。

この記事を書いた人

フォトグラファー 野中典子

野中典子

猫と暮らし始めたことをきっかけに「成長の記録を綺麗に残したい」との思いで一眼レフを購入。写真にこだわったブログを始めたところ評判になり、少しずつライター、フォトグラファーとして仕事の依頼が来るようになりました。現在は猫の魅力をより多くの人に伝えたいとの思いで、「猫写真家さくらもえぎ」として雑誌、カレンダーへの写真の提供、写真展への参加など猫愛全開で活動中。

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