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「その痛みはきっと、その人にしかわからないけど…」神様に選ばれたと言われた障害児のママの「バリアを解く存在」

  • 2025.1.4

インスタグラムで「障害児の親に捧げる創作漫画」を描かれている千尋あささん(@chihiro_asa_)。知的障害を伴う自閉症のお子さんを育てているママですが、自身の経験を交えながら描かれた漫画『障害児のママは神様に選ばれたと言われて』が「とても考えさせられる」「涙涙で読みました」と反響を呼びました。

『障害児のママは神様に選ばれたと言われて』最終話

自閉スペクトラム症・中度知的障害を持つ4歳の娘とを育てるあやこさん。同じ発達支援センターに通うママに初めて自分の子育てを肯定されたことで、本音を吐き出すことができました。そして ── 。

「障害児のママは神様に選ばれた」という言葉に日々つらさを感じていたあやこさん。孤独を感じ、わが子の存在をなぐさめないでと願っていましたが、その気持ちに寄り添ってくれる仲間を見つけました。そして世界は変わります。「私のことなんて誰にもわからない」が、「みんなそれぞれの痛みと向き合ってるんだ」と。

あやこさんは自分を理解しようとしてくれる人があらわれたことによって、まわりを理解しよう思えるようになりました。わが子に優劣の劣を感じたとき、親にはいろいろな感情が生まれます。ときには余裕がなくなり、どんな言葉も受け入れがたく感じることもあるでしょう。でも、孤独にさいなまれないで。

それこそが、もしかしたら障害の有無にかかわらず、子育てにおいて大事なことなのかもしれませんね。

「私自身が同じ境遇の先輩や療育先に救われてきたのでそのリスペクトを込めて漫画にしてみました。最終話まで読んでいただきありがとうございます!」(千尋さん)

※この作品は、実体験を踏まえて描かれた創作漫画です。タイトルの『障害児のママは神様に選ばれたと言われて』は、千尋あささんが子育てを通してよく耳にしてきた言葉です。よかれと思って投げかけられた言葉で言い表せない気持ちになってしまった当事者の葛藤が作品の主題であり、決してこの言葉の是非を問う作品ではありません。

作/千尋あさ 文/可児純奈

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