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【MLB】キム・へソン獲得のドジャース、人気者キケとの再契約は消滅か 「彼の居場所を見つけるのは難しい」と米メディア指摘

  • 2025.1.4
ドジャースに欠かせない選手として愛されるエンリケ・ヘルナンデス(C)ロイター
SPREAD : ドジャースに欠かせない選手として愛されるエンリケ・ヘルナンデス(C)ロイター

ドジャースは3日(日本時間4日)、韓国プロ野球キウムからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた金慧成キム・ヘソン)内野手を獲得すると発表した。3年総額1250万ドル(約19億7000万円)で、2028年と29年に関しては球団側に延長オプションがあるという。今回の補強により、ドジャースからフリーエージェント(FA)となっている「キケ」ことエンリケ・ヘルナンデス内野手の帰還は難しくなったようだ。

■同じユーティリティー性が武器

25歳のキムは内外野を守れるユーティリティー性が武器。ブランドン・ゴームズGMも「彼は非常に優れた走力を持ち、複数のポジションで素晴らしい守備ができる選手」と評価した。
ただ、そうなると、これまでユーティリティー選手としてチームを支えてきた「キケ」ことE・ヘルナンデス内野手の去就に注目が集まるのは必然。昨季も捕手と右翼以外を守り、シーズン終了後にFAとなった万能選手はファンからの支持も高いが、ここまで再契約には至っていない。
米誌『Newsweek』電子版は今回の動きを受けて、「ドジャース最新の契約は、キケとの再会にとっては悪い知らせとなるかもしれない」と題して、記事を公開。「キム・へソンが加わることで、ドジャースはファンお気に入りのユーティリティーマン、キケと再契約する余地がなくなるかもしれない。現在の構成では、彼の居場所を見つけるのは難しい」と指摘。チームが同タイプの選手を加えたことで、E・ヘルナンデスの去就が微妙になったことを伝えた。

■PSで通算15本塁打と活躍

また、米スポーツメディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者も自身のX(旧ツイッター)で「ドジャースはキムをスーパーユーティリティーの役割で起用する計画だ」と報じており、これまでE・ヘルナンデスが担ってきた役割が、今年はキムに移行するとした。
昨季のE・ヘルナンデスは126試合で打率.229、12本塁打、42打点、OPS.654。ポストシーズンでは2本塁打、OPS.808と活躍し、ポストシーズン通算15本塁打はベーブ・ルースに並ぶ記録となっている。「キケ」の愛称で親しまれ、人気も高いが……。このまま別れを迎えるのか、今後の展開に注目だ。

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