【MLB】キム・ヘソン、ドジャース加入の決め手は「大谷翔平のアドバイス」か　韓国メディアが伝える　大谷も韓国語で「友よ、ようこそ」と投稿

ドジャースは3日（日本時間4日）、ポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた韓国プロ野球キウムの金慧成（キム・ヘソン）内野手の獲得を発表した。3年総額1250万ドル（約19億7000万円）で、2028、29年に関しては球団側にオプションが付くという。大谷翔平投手も自身のインスタグラムを更新し、キムの加入を歓迎した。

■エージェント会社が同じという縁

25歳のキムは17年にキウムでプロデビュー。韓国では通算953試合に出場し、打率・304、37本塁打、386打点、211盗塁をマーク。走攻守三拍子そろった好選手として知られ、今回もエンゼルスやパドレス、カブスなど複数球団からオファーがあったとされる。
引く手あまたの中、ドジャースを選んだ理由の1つに大谷の存在があったようだ。韓国メディアは「メジャー移籍を目指していたキム・へソンはロサンゼルスに滞在中、大谷と会い、彼から多くのアドバイスを受けた。それが安心感につながったようだ」と伝えた。
大谷とキムが契約するエージェント会社は、同じ「CAA」であり、その縁で言葉を交わす機会があったものと見られている。

■GM「本当にワクワクしている」

加入が正式発表されると、大谷も自身のインスタグラムを更新。韓国語で「友よ、ようこそ。歓迎します」と記し、投稿した。また、ドジャースも公式インスタグラムで「キム・ヘソン選手、ドジャースへようこそ」と韓国語でつづった。
キムは二塁や遊撃のほか、外野も守れるユーティリティー性がウリ。ブランドン・ゴームズGMは「キムをチームに加えられることに本当にワクワクしている。彼は非常に優れた走力を持ち、複数のポジションで素晴らしい守備ができる選手。打撃でも大きな可能性を秘めている」と期待を寄せた。
なお、現時点で40人枠が一杯となっているドジャースは、枠を空けるためにディエゴ・カルタヤ捕手にDFAを通告した。