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疲労感の軽減に、むくみ解消も。7日間「砂糖断ち」をしたエディターが、体に起きた変化をレポート

  • 2025.1.4

砂糖の摂りすぎはよくないとわかっていても……

Sugar Cubes Stack High in Spoon

砂糖の過剰摂取は健康の大敵」だと、今や誰もが知っている。糖分の摂りすぎは体、肌、脳にも悪影響を及ぼすと言われるが、普段の食事でなるべく抑えれば、心身に大きな変化があるかもしれない。

しかし、「砂糖の摂りすぎはよくない」と100回聞いても、私はアイスクリームを食べるのを止められない。我慢するなんて考えもしなかったのだが、精製糖の消費が心血管疾患の発症リスクを高める可能性があるというハーバード大学の研究結果を目にした。さらに別の研究では、クローン病や潰瘍性大腸炎、甲状腺疾患などの発症が砂糖の長期摂取と関連していることが指摘されていた。

論文を読み終えた後、私に追い討ちをかけたのは、かかりつけの医師に私が砂糖依存であると告げられたことだった。そこで私は、思い切って7日間の「砂糖断ち」に挑戦することに。チャレンジを終えた今言えるのは、砂糖なしの生活は可能で、デトックスをしたらなんとも良い気分になれるということ。私自身の体験を以下にレポートしたい。

「砂糖断ち」の1週間

食事から砂糖を取り除くには、2つの方法がある。思い切って一気にゼロにするか、徐々に量を減らしていくか。前者は、頭痛や疲労感などの副作用を引き起こす可能性がある。劇的に感じるかもしれないが、そういった変化は数日しか生じない。後者は確かに易しい反面、時間がかかる(そして誘惑も多い)。ということで私は、冷徹な前者の方法を選び、7日間あらゆる糖分を断ち切った。

1日目:隠れ砂糖の存在を知ることからスタート

目が覚めた瞬間から、私の心が決断を妨害してくる。脳内では「ちょっとご褒美はどう?」と小さな声が聞こえてくる。砂糖断ちなんて、あまりにも難しすぎる。こんなに身近にある食品を避けるには、習慣と考え方から変えなければならない。

まず、簡単に砂糖を取り除けるものはすぐに「砂糖なし」にする。たとえばコーヒー。次に、砂糖が潜んでいそうな食品(サラダドレッシングや出来合いのパスタソースなど)を調べていった。

一日の終わりに、私はベッドに倒れ込んだ。知らず知らずのうちに摂っている隠れ砂糖を探し出すのに、すべてのエネルギーを使ってしまったようだ。

3日目:目覚めがよくなり、疲労感が軽減

糖分を抑えたほうが活力がみなぎると聞いたことはあったが、心のうちではありえないと思っていた。しかし、砂糖を断ってからすぐにしっかりと休めるようになり、目覚めがよくなったほか、疲れを感じることが減った。毎朝ゾンビのようにはいずり回らずに、すぐ動けるようになった。目の下のクマも改善され、肌の調子もいい。

顔の変化に気づき始めたのは3日目から。こんな短期間(といっても長く感じたが)で違いが現れたことに驚いた。周りの人たちも私の見た目の変化に気づくようになり、効果を実感した。

5日目:職場でも集中力がアップ

ブレインフォグ」について聞いたことがある人もいるかもしれない。頭の中に霧がかかったようなモヤモヤした感覚になり、集中力や判断力が低下する状態だ。このブレインフォグが起きる原因に血糖値の上昇が挙げられるが、血糖値のバランスを整えればやがて霧が晴れていく。集中しやすくなり、仕事もはかどり、よく休めるようにもなる。5日目、私はようやくこの曲がり角に差し掛かり、心がとても楽になった。

7日目:むくみが解消され、体が軽くなる

いつも体のむくみが気になっていたのだが、7日目にまるで最高のリンパマッサージを受けた後のように脚が細くなったのを感じた。糖分をカットしたことで、体内の余分な水分が流れ出たようだ。これはうれしい効果だ。

チャレンジ終了、その後は?

このような挑戦には、たとえ短期間であっても考え方を変える力がある。私は砂糖断ちを続けることに決め、現在5カ月目に突入した。甘いものが嫌いだとは言えないし、一生口にしないとは宣言できないが、食事から砂糖を取り除くようになって、脳の働きが変わったように感じる。というのも、以前と比べて脳がクッキーやチョコレートへの緊急要請を出さなくなったのだ。そして今、誕生日や特別な日などに甘いものを食べるときは、罪悪感にさいなまれることなく、そのひと口ひと口を心から楽しめるようになった。

Text: Veronica Cristino Translation: Rikako Takahashi

From VOGUE.IT

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