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「冬ドラマ」どれを見る? 期待の4作品をチェック 大ヒットドラマ制作陣の再結集に久々の香取慎吾フジ連ドラ主演作も

  • 2025.1.4
(左上から時計回りで)広瀬すず、香取慎吾、市川実日子、赤楚衛二 クランクイン! width=
(左上から時計回りで)広瀬すず、香取慎吾、市川実日子、赤楚衛二 クランクイン!

年が明けるとともに続々とスタートを切っている冬ドラマの数々。今クールも50作近いドラマが放送される予定だが、本稿では、クランクイン!が独自に選んだ期待の冬ドラマ4作品を紹介したい。

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■『最愛』の再来? 『クジャクのダンス、誰が見た?』


1作目に紹介するのは、広瀬すずが主演する1月24日スタートのドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系/毎週金曜22時)。

本作は、浅見理都の同名漫画が原作。クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された娘が、残された手紙を手がかりに真相に迫るヒューマンクライムサスペンス。父が遺した手紙には“冤罪”の文字が…事件の真相に迫るとき、現在と過去の2つの事件が複雑に交錯していく。

広瀬が主人公・山下心麦を演じ、心麦と共に事件の真相を追う弁護士・松風義輝を松山ケンイチ、殺された心麦の父・山下春生をリリー・フランキー、心麦の身辺を嗅ぎ回る厄介な雑誌記者・神井孝を磯村勇斗が演じ、そのほか森崎ウィン、瀧内公美、絃瀬聡一、野村康太、清乃あさ姫、斉藤優(パラシュート部隊)、酒井敏也、酒向芳、藤本隆宏、西田尚美、仙道敦子、原日出子の出演が発表されている。

タイトルはヒンディー語のことわざが語源で、作中では「たとえ誰も見ていなかったとしても、犯した罪から逃げることはできない」という意味で使われる。TBS金曜ドラマで過去と現在が複雑に絡み合うミステリーと言えば、2021年10月期に放送されて第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の最優秀作品賞などドラマ各賞を総なめにする大ヒットを記録した『最愛』が連想され、同様のヒリヒリするサスペンスを期待してしまう。

また、広瀬のミステリードラマへの出演と言えば、約2年前に主演したドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)以来となるが、1話完結型の同作と『クジャク~』はまたテイストが違いそう。肉親を殺されたヒロイン役で、広瀬がかつて『anone』(日本テレビ系)や、是枝裕和監督の映画『三度目の殺人』などで見せたようなシリアスな演技を見せてくれるかもしれない。

クランクイン!が実施したアンケートに基づく「2025年『期待する冬ドラマ』ランキング」でも、本作は第8位にランクインしている。

■若手トップ俳優の2025年スタートを切る主演作『相続探偵』


次に紹介したいのは、赤楚衛ニが主演する1月25日スタートのドラマ『相続探偵』(日本テレビ系/毎週土曜21時)だ。

本作は、「相続」というテーマに特化した斬新なヒューマンミステリー。元弁護士の探偵・灰江七生(赤楚)を中心に、医学部休学中の三富令子(桜田ひより)と元科捜研のスーパーエース・朝永秀樹(矢本悠馬)が難解な相続ミステリーをコミカルに、痛快に、時に大真面目に解決していく。

原作は、『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』シリーズや『ケイゾク』(どちらもTBS系)などで知られる脚本家・西荻弓絵が手がけた同名漫画で、今回放送されるドラマ版も西荻が自ら脚本を手掛けることが発表されている。

クランクイン!が実施したアンケートに基づく「2025年『期待する冬ドラマ』ランキング」でも第5位にランクインした本作。赤楚にとって昨年4月期の『Re:リベンジ-欲望の果てに-』(フジテレビ系)以来となる主演ドラマだけに、回答者からは期待の声が寄せられている。赤楚が演じる灰江は、「ワケありの経歴を持つ」という遺産相続専門探偵で、「ワケありの経歴」も回が進んでいくうちに明かされていくのだろうか。

また、『SPEC』、『ケイゾク』で知られる西荻弓絵が脚本を手掛けるということもあり、「大好きだったドラマを書いた作家さんの作品」「脚本家さんが同じ方だというだけで安心感、すごく楽しみ」といった期待の声も多く寄せられている。

■慎吾ちゃん、11年ぶりフジ主演作『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』


3本目に紹介したいのは、香取慎吾が主演を務め、志尊淳が共演する1月9日スタートの『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(フジテレビ系/毎週木曜22時)。

本作は、区議会議員選挙で当選するためにイメージアップを狙い、シングルファーザーの義弟・小原正助(志尊淳)とその子どもたちと暮らすことになった主人公・大森一平(香取)が、次第に家族の問題と真剣に向き合うようになり、やがて本気で社会を変えようと立ち上がる姿を、笑いあり、涙ありの完全オリジナルストーリーで描く“選挙&ニセモノ家族ドラマ”。香取と志尊が初共演で義兄弟を演じるほか、冨永愛がフジ連ドラ初出演、さらに増田梨沙、千葉惣二朗、向里祐香、安田顕が顔をそろえる。

疑似家族的な共同体を扱った香取の主演作と言えば、加藤浩次、松岡充らと共演した2002年放送の『人にやさしく』を連想させる。初共演の志尊らとワチャワチャした楽しいやりとりが見られるのだろうか。

そして何と言っても本作は、香取にとって2014年の『SMOKING GUN~決定的証拠~』以来となるフジ連続ドラマ約11年ぶりの主演作。クランクイン!による「2025年『期待する冬ドラマ』ランキング」で第2位につけた本作には、回答者から「香取慎吾さんが久しぶりに連ドラ主演ということで、とても期待しています!」「香取慎吾さんの演技大好きです! 待っていました!」「11年ぶりのフジテレビ連続ドラマ!慎吾くんをずっと待ってました!楽しみです」といった待ち焦がれた声が相次いでいる。

■『ブラッシュアップライフ』チームが贈る市川実日子の民放連ドラ初主演作『ホットスポット』


最後に紹介するのは、脚本・バカリズム×主演・市川実日子による1月12日スタートの『ホットスポット』(日本テレビ系/毎週日曜22時30分)。

本作は、脚本・バカリズム×『ブラッシュアップライフ』チームによる新作オリジナルドラマ。主演映画でモスクワ国際映画祭最優秀女優賞を受賞し、映画『シン・ゴジラ』で毎日映画コンクールや日本アカデミー賞など数々の賞を受賞してきた実力派、市川実日子が主演を務める。市川は民放連続ドラマ初主演だ。

舞台は、日本が誇る富士山の麓にある山梨県のとある町。ビジネスホテルに勤めるシングルマザーの主人公・遠藤清美(41歳)が、ある日、ひょんなことで宇宙人に出会ったことから物語は展開する。もし彼女がピュアな少女だったら、宇宙人と友情を育み、正義のために巨悪と戦う…的な青春冒険活劇が始まりそうなところだが、世の中の酸いも甘いも経験してきた大人の清美は、宇宙人の機嫌を損ねないレベルで仕事や私生活のちょっとした事件の解決をお願いする。

何と言っても、2023年のドラマ各賞を総なめした『ブラッシュアップライフ』チームとバカリズムの再タッグが期待感を募らせる。また、『アンナチュラル』(TBS系)や『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)などで主人公の頼れる相棒や親友を演じてきた市川。25年近くのキャリアを重ねる彼女だが、意外にも民放連ドラは初主演。座長としてドラマをどんな風に引っ張っていってくれるのか。

また、バカリズムが生み出す世界観と市川実日子、根拠はないが「どこか合いそう」と予感してしまうのは、筆者だけだろうか?

『ブラッシュアップライフ』のキャッチフレーズが「地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディー」だったのに対し、本作は「地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー」。小さな田舎町の平凡な日常と宇宙人というファンタジーの融合がどんな物語を生み出すのか?

『クジャクのダンス、誰が見た?』はTBS系にて1月24日より毎週金曜22時放送。『相続探偵』は日本テレビ系にて1月25日より毎週土曜21時放送。『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』はフジテレビ系にて1月9日より毎週木曜22時放送。『ホットスポット』は日本テレビ系にて1月12日より毎週日曜22時30分放送。

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