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ビジネス用語を使いこなす3歳児。育休を通じて妻子への愛が深まったパパ。心温まる“ほのぼの育児コミックエッセイ”5選

  • 2025.1.3

「今日は怒りすぎてしまった……」と自己嫌悪に陥ってしまうことや、1日の終わりにドッと疲れを感じること。子育てをしていると、そんな気持ちになることも多いのではないだろうか。そんな毎日頑張っているパパ・ママにおすすめしたいのが、癒やし効果の大きい“ほのぼの育児コミックエッセイ”だ。

育児に奮闘するストーリーに、「自分だけではないんだ」と共感する話も多いだろう。そして我が子への愛おしさと、一緒に過ごす時間の尊さを感じることで心が温まるのだ。本記事では、ほのぼの癒やされる育児コミックエッセイを5つ紹介しよう。

まとめ記事の目次

●パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話

●よいたん3歳、ときどき先輩。

●しおさん1歳 令和ギャル爆誕の道のり

●いつかのやさしさに、今日も救われてます るしこの子育て日記3

●「どんなときでも味方だよ」って伝えたい! 親子のコミュニケーション、試行錯誤中!

パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話

共働きの家庭も増えている今、「父親の育児の関わり方」について考える機会も増えているのではないだろうか。パパ頭さんの『パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話』は、2度の育休を通じて妻子への愛が深まったパパの育児奮闘記だ。

本作では育休中のパパ頭さんが育児の大変さや妻の努力に気づくことで、家族への感謝と愛情を深める過程が温かく描かれている。また、息子たちの純粋で愛らしい行動も見どころのひとつである。兄「にに」の豊かな想像力や、弟「とと」の無邪気さには心が癒やされるだろう。

母親視点の子育て漫画が多い中、父親から見た「子育て」や「家族」の話には新しい気づきが多くある。愛情あふれる家庭を築くためのヒントとして、ぜひ読んでいただきたい。

よいたん3歳、ときどき先輩。

『よいたん3歳、ときどき先輩。』は、3歳児とは思えない大人びた言動で家族を翻弄するよいたんと、その日常を描いている。

新型コロナウイルスにより仕事はリモートワークに切り替わり、よいたんの保育園も休園。家で仕事をする両親から、よいたんは丁寧な言葉づかいやビジネス用語を吸収する。まるでサラリーマンかのように自然に使いこなすよいたんの姿に、思わず吹き出してしまう。

そんなよいたんにも、もちろん子どもらしい一面はたくさんある。お金の使い道に悩んだり、褒められるとくすぐったがったりする姿は微笑ましく、家族とのやりとりに心が温まる。本作は、子どもの成長の驚きや可愛らしい瞬間が詰まった作品。笑いと癒やしを同時に求めている人におすすめの一冊だ。

しおさん1歳 令和ギャル爆誕の道のり

前記作品の「よいたん」の妹である「しおさん」を描いた、『しおさん1歳 令和ギャル爆誕の道のり』。性格がまるで違う兄妹と、家族の日常を描いている。穏やかで慎重な兄・よいたん、そして元気いっぱいの令和ギャルの妹・しおさん。

兄妹の対照的な性格が作品のおもしろさを際立たせる。転んだときに悲しみに暮れるよいたんに対し、しおさんはすぐに立ち上がり、差し伸べた手に「いぇい!」とハイタッチをするパワフルギャルだ。いたずらもパワフルで両親は手を焼くものの、その無邪気な笑顔と愛嬌で家族をとりこにしてしまう。

日々成長する子どもたちのエピソードが心を温めてくれる。個性豊かな家族の日常が詰まった1冊である。

いつかのやさしさに、今日も救われてます るしこの子育て日記3

るしこさんの子育て日記シリーズ3作目である『いつかのやさしさに、今日も救われてます るしこの子育て日記3』。日常の子育てのおもしろエピソードや、周囲の温かさを描いた作品だ。

ジュニアくんに加え、新たに家族となった猫のテオくんとのエピソードも盛りだくさん。ジュニアくんの子どもらしくて愛らしい行動や、テオくんの天真爛漫な振る舞いに思わずほほが緩む。

また、本作はタイトルの通り「何気ない日常のやさしさ」に気づかせてくれる。ジュニアくんを抱っこして電車に乗っていると、我も我もと何人もの学生が電車で席を譲ってくれる。子どもが生まれる前は気づきにくかった「人の優しさ」に触れられるシーンがある。

忙しい毎日の中で見逃しがちな「やさしい出来事」に気づき、癒やしと元気をもらえる1冊だ。子育て中の人だけでなく、日常に疲れたすべての人にぜひ読んでほしい。

「どんなときでも味方だよ」って伝えたい! 親子のコミュニケーション、試行錯誤中!

『「どんなときでも味方だよ」って伝えたい! 親子のコミュニケーション、試行錯誤中!』(さざなみ/KADOKAWA)は、著者のさざなみさんが自身の育児経験をもとに描いたコミックエッセイである。“他の子と比べてしまう”という悩みは、経験がある人も多いのではないだろうか。

そしてさざなみさんが子どもと向き合う姿や考えには、気づきをもらえる。2歳になる長女が反射的に「ありがとう」と言う姿を見て、本当に感謝の意味を理解してほしいと対話を重ねるさざなみさん。また「褒めると泣く」長女に合わせた独自の褒め方を模索する姿が心に残る。

隣の母親との偶然のやりとりや、夜泣きで疲れたときに思わぬ優しさに触れるシーンは、多くのママが共感するだろう。ママ友との会話のような親しみやすさで、気づきと癒しをくれる作品だ。

疲れた心に潤いを与えてくれる、ほのぼの育児コミックエッセイ。きっと明日からの育児の活力になるだろう。

文=ネゴト / いなり

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