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高校サッカー、背番号10番以外が「エースナンバー」の強豪チーム5選

  • 2025.1.3
高校サッカー、背番号10番以外が「エースナンバー」の強豪チーム5選
高校サッカー、背番号10番以外が「エースナンバー」の強豪チーム5選

Text by 奥崎覚(編集部)

熱戦が繰り広げられている全国高校サッカー選手権。

それぞれのチームには「エース」と呼ばれる中心選手がおり、多くはサッカーの伝統的なエースナンバーである10番を背負っている。

一方で、10番以外がエースナンバーの高校もある。今回はその中でも印象的な5つの強豪チームを紹介する。

尚志:9番

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まずは、福島の雄、尚志。4年連続15回目の出場を果たした今回の選手権は、残念ながら初戦で東福岡と当たり、PK戦で1回戦敗退に終わってしまった。

尚志は今をときめくチェイス・アンリを輩出したことでも知られるが、伝統のエースナンバーは山岸祐也(名古屋グランパス)や染野唯月(東京ヴェルディ)がつけていた9番だ。

今年度その番号を背負ったのはFW矢崎レイス。ただ今大会は怪我明けのため試合終盤での出場にとどまった。悔しさをバネに進学する新潟医療福祉大学でのさらなる成長に期待したい。

前橋育英:14番

高校サッカー、背番号10番以外が「エースナンバー」の強豪チーム5選
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続いては、4年連続27回目出場の前橋育英。今大会は1回戦、米子北との「東西プレミア対決」を2-0で制すと、2回戦は愛工大名電にPK戦勝ち。3回戦も帝京大可児を激闘の末3-2で破り、2年ぶりに準々決勝へ進出している。

そんな前橋育英のエースナンバーといえば14番。元日本代表の山口素弘や松田直樹を筆頭に、近年も鈴木徳真(ガンバ大阪)、田部井涼(ファジアーノ岡山)、秋山裕紀(アルビレックス新潟)ら中盤の名手たちが背負ってきた。

高校サッカー、背番号10番以外が「エースナンバー」の強豪チーム5選
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山田耕介監督が高校時代に島原商業でつけていた番号に由来する、前育の14番。今年度はキャプテンを務める身長158cmの“小さな巨人”MF石井陽が背負っている。

帝京長岡:14番

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高校サッカー、背番号10番以外が「エースナンバー」の強豪チーム5選

今回の選手権は予選準決勝で新潟明訓に敗れた帝京長岡。ただ、新潟県勢で唯一参戦しているU-18プレミアリーグでは、初挑戦ながらWESTの7位となり残留を勝ち取った。

帝京長岡の14番は、小塚和季(清水エスパルス)や谷内田哲平(大宮アルディージャ)といったテクニカルなパサータイプの選手がつけてきたエースナンバーとして知られる。

高校サッカー、背番号10番以外が「エースナンバー」の強豪チーム5選
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ただ今年度はFW安野匠(2025年ベガルタ仙台加入内定)が背負い、プレミアでチームトップの11ゴールを記録。エースとしての役割を果たしつつ、新たな帝京長岡の14番像を作り出した。

清水桜が丘:8番

80年代から90年にかけて選手権を3度制した「清商」こと市立清水商業。しかし2013年に県立の庵原高校と統合され、静岡市立清水桜が丘高校として生まれ変わった。

清商のエースナンバー、8番も清水桜が丘へと受け継がれている。2017年に清水桜が丘として選手権に初出場した際はキャプテンの白井海斗がつけていた。

高校サッカー、背番号10番以外が「エースナンバー」の強豪チーム5選
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ちなみに、清商の8番は、1年生ながら鮮烈な活躍でチームを2度目の選手権優勝に導いた山田隆裕がつけていた番号。その後、“天才”小野伸二が背負ったことで確固たるエースナンバーとなった。

神村学園:14番と13番

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最後はこちらも帝京長岡と同じく今回の選手権には出場していない神村学園。とはいえ、昨季U-18プレミアリーグでWESTの5位という成績にも表れているように全国屈指の強豪だ。

神村学園のエースナンバーは14番。橘田健人(川崎フロンターレ)や高橋大悟(FC町田ゼルビア)がつけ、ここ2年間は先日ガンバ大阪入りが発表されたスーパーエースのMF名和田我空が背負ってきた。

一方で、神村学園の13番を特別な番号にしたのが福田師王(ボルシアMG)。2022年度の選手権で得点王に輝くと、翌年もキャプテンの西丸道人(ベガルタ仙台)がこの番号を受け継いだ。

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ボルシアMGでも2年目の今季、13番を選択した福田。この番号への愛着を感じさせる(福田の代の14番はセレッソ大阪の大迫塁)。

この他にも、四日市中央工業(四中工)の17番、鵬翔や飯塚の13番、聖和学園の14番などがエースナンバーとして知られている。

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