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「私がダメな母親だから?」追い詰められる母の心境「自分の娘なのにわからない」

  • 2025.1.2

インスタグラムで「障害児の親に捧げる創作漫画」を描かれている千尋あささん(@chihiro_asa_)。知的障害を伴う自閉症のお子さんを育てているママですが、自身の経験を交えながら描かれた漫画『障害児のママは神様に選ばれたと言われて』が「とても考えさせられる」「涙涙で読みました」と反響を呼びました。

『障害児のママは神様に選ばれたと言われて』第4話

自閉スペクトラム症・中度知的障害を持つ4歳の娘とを育てるあやこさん。ある日、大事にしていた絵本を、娘が突然、破ってしまいます。

自分が好きなものを壊しておいて壊れたら大泣き。いったいどうしたら満足なのか…自分の娘なのに、娘のことがわかってあげられない。夫に話しても理解してもらえない。同じ自閉症の子を持つ親でも、余裕のある親を見れば腹が立ってしまう。

「ママは神様に選ばれた」という周囲からの励ましも、「選ばれたなら一人で耐えろ」と責められているように感じてしまい、あやこさんの孤独感は増すばかり。

こども福祉課で出会ったママに対しても、八つ当たりだって自分でもわかっているのに、言いたくないイヤミが止まりません。

「子育てしていると『私はなんてダメな母親なんだ』と思うことは誰しもありますが、障害児を育てているとそう思う比率はグッと上がります。でも、高い難易度の子育て・周りからの重圧などなど…背負うものが多くても頑張っている自分に気づいてもらえたらなと思います」(千尋さん)

※この作品は、実体験を踏まえて描かれた創作漫画です。タイトルの『障害児のママは神様に選ばれたと言われて』は、千尋あささんが子育てを通してよく耳にしてきた言葉です。よかれと思って投げかけられた言葉で言い表せない気持ちになってしまった当事者の葛藤が作品の主題であり、決してこの言葉の是非を問う作品ではありません。

作/千尋あさ 文/可児純奈

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