1. トップ
  2. おでかけ
  3. 【40代からの挑戦】出身地「長野」に宿をオープン! フォトグラファーMARCOさんインタビュー

【40代からの挑戦】出身地「長野」に宿をオープン! フォトグラファーMARCOさんインタビュー

  • 2025.1.2

子育て、仕事、パートナーとの関係など、いろんなことで立ち止まり、揺れ動く40代の女性たち。それでも未来を見据えて進むGLOW世代にインタビュー。今回は2022年、長野に宿をオープンしたフォトグラファーのMARCOさん。


MARCOさんINTERVIEW

出身地・長野を体感できる宿を作りたかった

国内外を旅しながら、「いつか出身地・長野の蕎麦と伝統工芸を体感できる宿を作ろう」と語り合っていた旅好きのMARCOさん夫婦。
「子どもたちが小学生になり、そろそろタイミングかな?と物件を探し始めてしばらく経った時、見た瞬間にコンセプトや内装のイメージがバーッと湧く物件に出会い、ここだ!と感じました」」

宿では蕎麦打ちのほか、陶芸、和菓子作り、手鞠作り、野菜の収穫などの多彩なアクティビティを用意。蕎麦打ち体験後は、自分たちで打った蕎麦を実食できる。
そばハウス安曇野:長野県安曇野市穂高有明877-35

リノベーションなどを経て2022年に宿をオープンさせた

ただその直後にコロナ禍があり、開業は一旦保留に。そのうち子どもの夏休みに実験的に家族で1ヶ月間物件に滞在することとなった。
「長い間使われていない建物だったので、掃除しながら修理・改装すべき問題箇所をチェックし、虫や動物がいる森の中の環境を体感し、実際にここで宿をやるシミュレーションができました。その後リノベーションと準備期間を経て、2022年の6月にオープンしました」

和モダンな内装にこだわった客室。信州紬や手鞠など、長野の伝統工芸をインテリアに。

お客様、家族にとっても大切な居場所になりました

拠点は東京なので、オンラインで現地スタッフと連携を図り、月1〜2回の頻度で赴くスタイル。
「自分たちが大切にしたいことやお客様に伝えたいことをスタッフときちんと共有するのは常に課題ですね。あとは森の中なので建物の管理は結構大変です。でも、宿をやってよかったのは、自分たち家族はもちろん、お客様にとっても大切な居場所になっていること。そしてわたし自身も、宿で提供するために始めた自然農の畑のおかげで、人生における新しい視点がもらえたな、と感謝しているところなんです」

まるこ:1981年生まれ。雑誌や広告等で活躍するフォトグラファー。2022年、長野に蕎麦打ちができる宿「そばハウス 安曇野」をオープン。12月27日~2025年13日の間長野の松本パルコ、その後東京で写真展『PARCO de MARCO』を開催予定。


取材・文=土谷沙織 ※GLOW2024年12月号より

元記事で読む
の記事をもっとみる