「文句があるなら言いなさい！」「え？ イイんですか？」義母から売られた喧嘩を買ってみた結果

嫁と姑のトラブルは枚挙に暇がありません。嫁だってあまりにもひどい扱いばかり受けていると、堪忍袋の緒が切れることも。これは筆者の友人・Y奈のお話。嫌がらせばかりの姑にブチ切れたY奈の反撃エピソードをご紹介しましょう。

嫌がらせ

私は結婚した当初から義母の執拗な嫌がらせを受けていて、娘が生まれても全く可愛がろうとしないため、付き合いを最低限に抑えていました。
夫は私たちの様子を見て見ないフリ。
義実家の行事などには夫だけが参加していました。

ある時、私の実父が他界したのですが、葬儀に参列したのは義父のみでした。
義母は元気でピンピンしているくせに「腰の具合が悪いから」と嘘をついてまで参列せず。
父の葬儀をきっかけに私は完全に義母と絶縁することを考え始め、夫に相談すると、あろうことか夫はそのまま義母に伝えてしまったのです。

怒鳴り込み

話を聞いた義母は怒り狂って我が家へ怒鳴り込んできました。
「あなたは何なの？ 絶縁なんて信じられない！ 文句があるなら言いなさい！」と喧嘩腰。
いい加減に嫌気がさした私は「え？ 良いんですか？ なら言いますね」と口火を切り、今までの義母の嫌がらせに対する不満を全部ぶちまけることにしたのです。

話の途中で「そんなつもりじゃない！」「考えすぎよ！」などと義母は言い訳をしていましたが、私は構わず暴露。
それを聞いて一番驚いていたのは、一緒に来ていた義父でした。

本音

義父の方が恐縮し「それは悪かった。申し訳ない」と謝ってくれたのですが、義母は知らん顔。
夫も自分の知らなかった事実がどんどん出てきて、さすがに母親の方が悪いと思ったらしく「母さん、いい加減にしてくれよ」と呆れ果てていました。

息子や夫に言われて初めて、義母は嫌々謝ってきましたが、私は「今後一切お付き合いするつもりはありません。これ以上何か文句があるなら、私は離婚してあなたとは他人になります」と本音をぶつけてやったのです。

末路

私の本音を聞いて、義父と夫は心底謝ってくれました。
義父は「付き合いはしないで構わないから、離婚だけは考え直してくれ」と頼み込んできたのです。

私は娘のこともあるので、とりあえず離婚は踏みとどまることにしました。
それからというもの、何かあるときは義父・夫・私・娘の4人で行動しており、義母だけは不参加です。
自業自得……他人に嫌がらせをし続けた人間の悲しい末路ですね。

【体験者：30代女性・会社員、回答時期：2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。