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江の島で巳年ゆかりの弁財天様に開運祈願♪陽光きらめく初詣とカフェでほっこり過ごす新春

  • 2025.1.2

新しい年を迎え、おだやかな光につつまれる江の島。3つの社からなる江島神社は今年の干支・巳と深い関わりがあり、白蛇をお使いとする弁財天様が祀られています。岩屋には大蛇が鱗を残した三つ鱗伝説も伝えられ、参道を歩いていると、悠久の歴史が語るロマンを感じますよ。初詣のあとは、ゆったりとしたカフェでほっと一息。新年の希望をここ江の島で感じてみませんか。

江の島で巳年ゆかりの弁財天様に開運祈願♪陽光きらめく初詣とカフェでほっこり過ごす新春
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朝一番に訪れたい新鮮な海の幸の朝ごはん「江ノ島小屋」

江の島で巳年ゆかりの弁財天様に開運祈願♪陽光きらめく初詣とカフェでほっこり過ごす新春
小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅から徒歩約3分

朝8時からオープンする「江ノ島小屋」は、江の島散策の前にぜひ立ちよりたい食事処です。江の島へ渡る弁天橋のたもとに暖簾を掲げ、近郊で水揚げされる地魚をはじめとした旬の魚料理が自慢。テラスからは江の島を望みます。

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「漁師汁定食」(1820円)※提供は~10:30

海の幸をギュッと濃縮した旨味たっぷりの「漁師汁定食」や、刺身を大きめにカットして食感も残したなめろうをご飯に盛りつけた「まかない丼」など、新鮮な素材を美味しくいただけます。朝の新鮮な空気の中でぜひ味わって。

3姉妹の女神が祀られる江島神社に初詣

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朱の鳥居の奥に瑞心門

「江ノ島小屋」のある片瀬海岸から江の島にかかる弁天橋を渡ると、青銅の鳥居が姿を現します。ここから江島神社の参道がはじまり、両サイドには土産物店が軒を連ねます。賑やかな参道で突き当りには朱の鳥居、その先の竜宮城のような瑞心門をくぐると、それまでとは打って変わった神聖な空気が漂います。

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田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)をお祀りする辺津宮

石段をのぼると江島神社辺津宮の社が見えてきます。江島神社には3女神が祀られ、海の神、水の神、幸福や財宝を招き芸道の上達の功徳を持つ神様として崇められています。辺津宮、中津宮、奥津宮の順にそれぞれのお社が建ち、島内を散策しながら参拝できますよ。
江島神社でのご祈祷はこの辺津宮で奉仕され、いつも多くの参拝者で賑わいます。新しい年を迎え、ぜひ今年叶えたい夢をお願いしましょう。

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「切り絵御朱印」(1500円)持ち帰りに便利なクリアファイル付き

お守りや御朱印もこちらで授かります。カラフルな台紙に重ねる「切り絵御朱印」は、2025年の干支・巳とおめでたい宝船の絵柄。宝巾着や打ち出の小槌、鶴や松までもモチーフにした縁起物づくし。眺めていると福が舞い込んできそう。

弁財天様のお使い“白い巳さま”に一文字の願立て

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朱色と白のコントラストがあでやかな奉安殿

辺津宮の横に建つ八角のお堂・奉安殿には、日本三大弁財天の一つに数えられる妙音(みょうおん)弁財天と八臂(はっぴ)弁財天が祀られています。江戸時代には弁財天様への信仰が集まり、“江ノ島詣で”として武家から庶民にいたるまで江戸っ子達の注目を集めていました。

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(左から)妙音弁財天と八臂弁財天

弁財天様のお使いとして白蛇が知られています。ここではぜひ白蛇に願いを託す一文字願立てをしてみましょう。白い巳の置物の裏側に願いを一文字で記してご奉納します。心願成就は「心」、恋愛成就には「恋」といった具合です。ほかにも財や商など願い事の例があるほか、強く願っていることを一文字で書くのもよいとされています。

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巳さまの裏に願いを込めて一文字書く「白い巳さまの一文字願立て」(500円)

参拝のあとはおみくじを。妙音弁財天を模ったほほえましいおみくじは、家に持ち帰って飾るといつも身近に感じられそう。弁財天様とのご縁を大切にしてくださいね。

海を眺めるカフェでひと休み「LONCAFE 湘南江の島本店」

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開放感あふれるテラスは極寒時にはシートで囲うことも

島内は広く、途中で休憩しながら散策するのがおすすめです。とくに中津宮から奥津宮までは少し距離があるので、途中の「江の島サムエル・コッキング苑」で一息つくのはいかがでしょうか。ここは江の島の中でも見晴らしのいい高台にあり、苑内の「LONCAFE(ロンカフェ) 湘南江の島本店」からは、海を隔てた対岸にある腰越の海岸や弁天橋を望む絶景が広がります。

江の島で巳年ゆかりの弁財天様に開運祈願♪陽光きらめく初詣とカフェでほっこり過ごす新春
「濃厚クレームブリュレ」(1628円)「ハイビスカスティー」(単品616円 ※セットはフレンチトーストに+330円)

フレンチトーストのとろりとした食感は専門店ならではの味わい。バケットは焼いてから数日間ワインクーラーで寝かせて熟成したものを使用し、特製のアパレイユに浸してバターをたっぷり溶かしたフライパンでじっくりと焼いていきます。外はカリッと中はしっとりトロトロな仕上りに。

江の島に伝わる大蛇が残した3枚の鱗伝説

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釣り灯篭など社殿のそこここで見られる「向かい波三つ鱗」

江の島を歩いていると、いたるところに「向かい波三つ鱗」の紋を見かけます。これは江島神社の社紋で、この島に伝わる鎌倉時代の武将、北条時政と弁財天の伝説にもとづいています。

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北条家の家紋「三つ鱗」

伝説によると、北条時政がまだ勢力の弱い武将であった頃、江の島の岩屋に籠って子孫繁栄の祈祷をしていたところ21日目の夜に弁財天様が現われたのだそう。弁財天様は時政に願いを叶えると約束をし、大蛇となって3枚の鱗を残して海に消えていったと伝えられています。時政はその3枚を並べて北条家の家紋「三つ鱗」とし、江島神社ではその伝説にちなんで三つ鱗を海の波で囲んだ「向かい波三つ鱗」を社紋にしています。

波の押し寄せによる侵食でつくられた神秘的な洞窟・岩屋

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岩屋橋から第一岩屋へ

北条時政がこもった岩屋は奥津宮からさらに奥へと進んだ島の最奥部で、古くから信仰の対象となってきました。赤い欄干が映える岩屋橋を進むと入口が見えてきます。

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ロウソクの貸し出しがある第一岩屋

岩屋は海食崖(かいしょくがい)と呼ばれる切り立った崖の中で、波の浸食によってできた2つの洞窟から成ります。第一岩屋は富士山の氷穴にまでも通じているといわれ、薄暗い中をロウソクの灯りを頼りに進みます。

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第一岩屋から第ニ岩屋へと続く歩道橋

第一岩屋から第二岩屋へは海と岩壁を楽しみながら遊歩橋を進みます。こちらは江の島発祥を伝える龍神伝説の地ともいわれ、第一岩屋と同様に厳かな雰囲気が漂います。時を超えて静かにたたずむ岩屋は、いにしえの物語を静かに語りかけているかのようです。

アンティークに囲まれる古民家カフェ「しまカフェ 江のまる」

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テーブルやソファーなどアンティークで揃えた店内

新年の参拝と江の島の伝説に触れたあとは、ぜひ江の島名物・しらすでのんびりしたランチタイムを。90年以上の古民家をリノベーションした「しまカフェ 江のまる」は、しっとりとした落ち着きがあり、島内を歩き回った疲れもくつろいでいるうちに回復していきますよ。

江の島で巳年ゆかりの弁財天様に開運祈願♪陽光きらめく初詣とカフェでほっこり過ごす新春
「釜揚げしらす丼」(1430円)ドリンクはコーヒーまたは紅茶から選択※ランチタイム11:30~14:30

ノスタルジックな雰囲気の中で味わう「釜揚げしらす丼」。ふっくらとしたしらすは、カフェのオープン時からお願いしている地元の漁師さんから直接仕入れた本場の味わいです。温かいご飯やお味噌汁と一緒に江の島名物を召し上がれ。

隣接するショップで見つける気のきいた江の島土産

江の島で巳年ゆかりの弁財天様に開運祈願♪陽光きらめく初詣とカフェでほっこり過ごす新春
おめでたい絵柄の豆皿(1100円)など

カフェの隣には陶器や小物を扱うギャラリーを併設しています。作家さんが作る1点物の作品や和紙に手書きしたイラストがかわいい絵葉書など、オリジナルの品物が並びます。新春にふさわしい絵柄など、初詣のお土産をぜひ見つけて。

看板猫が出迎える「カフェーマル」

江の島で巳年ゆかりの弁財天様に開運祈願♪陽光きらめく初詣とカフェでほっこり過ごす新春
外観もレトロ

江の島にはたくさんの猫も住んでいて、たまに参道を横切るかわいらしい姿も見られます。青銅の鳥居からほど近い「カフェーマル」では、看板猫のたろう君がいつも座る衝立の上から出迎えます。

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興味ありげにクリームソーダ「江ノ島ブルー」(800円)を見つめる看板猫のたろう君

たろう君がくつろぐ店内は、喫茶店がミルクホールやカフェーと呼ばれていた古き良き大正時代の面影が漂い、カウンターに並ぶフィルム式の古いカメラや車のオモチャなどが温かみのある光を放ちます。青色の海を彷彿とさせるクリームソーダや手作りのケーキでのんびりくつろいで。

江の島から富士山も拝んで幸先よく始める2025年

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江の島と富士山

数々の伝説がある江の島は、お天気が良ければ富士山もその雄姿を現します。新年の縁起物にたくさん触れて、2025年を幸多き一年にしてくださいね。

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