1. トップ
  2. おでかけ
  3. 【静岡】全室オーシャンビューの宿『界 アンジン』。寒い冬こそ、心も身体も温まる癒しの旅へ!

【静岡】全室オーシャンビューの宿『界 アンジン』。寒い冬こそ、心も身体も温まる癒しの旅へ!

  • 2025.1.3

星野リゾート『界 アンジン』で過ごす贅沢な癒しのひととき

静岡県伊東市に位置する、全室オーシャンビューの温泉宿『界 アンジン』。目の前に広がる太平洋の絶景を楽しみながら、日常を忘れる特別な時間を過ごすことができる至極の空間です。

館内は、話題作で注目を集める英国人航海士・三浦按針ゆかりの地にちなんで、船旅や海をテーマにした洗練されたデザインが随所に施されています。さらに、伊東の豊かな自然や食材を活かしたお料理、心をほぐす温泉など、五感で楽しむおもてなしがたっぷりです!

今回は、そんな歴史を感じる趣と現代的な快適さが融合した『界 アンジン』での宿泊体験を詳しくお届け。寒い冬にもぴったりの、"心と身体を癒す旅"に出かけてみませんか?

「船旅」をテーマにした『界 アンジン』に到着!

『界 アンジン』は、静岡県・伊東市にある温泉宿。伊東駅から車で約5分でアクセスでき、「伊東オレンジビーチ」の目の前に位置しています。

宿の名前は、16世紀末に日本に漂着した英国人航海士・三浦按針(ウィリアム・アダムス)が由来だそう。ウィリアム・アダムスは、徳川家康に重用され、伊東の地で、日本ではじめての西洋式帆船を造船しました。その功績を称えられ、西洋人として初めて「サムライ」となった彼が、家康から授かった日本名が「三浦按針」です。

按針が伊東の船大工とともに造船にあたった場所が、今の『界 アンジン』の建つあたりにあったと言われています。最近では、海外制作のドラマで、按針が取り上げられたことから、国内外で按針や彼のゆかりの地に注目が集まっています...!

宿の入り口までは、美しいオレンジ色の紅葉に囲まれた橋を渡ってアクセスします。船に乗り込む桟橋をイメージしているそうで、なんだか乗船前の気分になってワクワクします。

エントランスの付近には実際に航海で使われていた舵も飾られており、当時の航海の歴史を感じさせます。この時点で随所に「船旅」をおもわせるこだわりがたくさん詰まっていて、これからのステイに期待が高まります。

遠い海に想いを馳せる、トラベルライブラリー

1Fフロントの奥には、船旅をテーマにした落ち着いた空間のトラベルライブラリーがあります。

中央のテーブルには、おもわず見入ってしまうような迫力がある船の模型が展示されています。これは、三浦按針が造ったサン・ブエナ・ヴェントゥーラ号の1/50サイズの模型で、当時の帆船がどういったものだったのか想像させてくれます。

この他にも、館内には合計3つの船の模型が、異なる場所に展示されています。館内を散策しながら、模型を探してお気に入りのスポットで記念写真を撮るのもおすすめです!

壁沿いにある本棚には、三浦按針や航海・船、イギリスに関する書籍や、種類豊富なレコードが揃い、自由に手に取って楽しむことができます。雨で外を散策できない日でも、雨音とレコードの音楽に耳を傾ける優雅な時間も過ごせそうですよね。

海の冒険を感じる、紅茶と歴史の船旅

また、トラベルライブラリー内にある「紅茶の船旅」は要チェック。三浦按針がイギリスから日本まで旅した実際の航海ルートに沿って、その土地の茶葉やフレーバー使用した紅茶をセルフサービスで楽しむことができます。数種類から選択できるので、好みのブレンドで自分だけの一杯に出会えます。

チェックイン後に「船旅の始まり」として、三浦按針の母国であるイギリスのローズフラワーの香りでリラックスするのもおすすめです!

魅力たっぷりのショップも!

1階に併設されたショップには、伊豆ならではのお土産や星野リゾートオリジナルの商品が揃っています。

その中でも特に人気なのが「港町のショートブレッド」。香りが爽やかな"柑橘"と塩味がカカオの甘味を引き立てる"塩カカオ"の二種類の味があり、"柑橘"はお部屋菓子として楽しむことができました。

ショートブレッドはスコットランド伝統のサクサクとした食感が楽しめるお菓子で、紅茶との相性が抜群。パッケージからも航海のロマンを感じれるデザインなので、お土産にもぴったりです!

そのほかにも、実際に部屋で使用されている茶器や、紅茶など、旅の思い出やお土産にぴったりの商品が多数並びます。星野リゾートならではの洗練されたラインナップは、見ているだけでも楽しいひとときを過ごせます。

滞在中は、ぜひこの特別なショップでお気に入りの一品を見つけてみてくださいね。

マリンアンティークのインテリアにうっとり。全室オーシャンビュー客室

いよいよお待ちかねのお部屋へ。今回は、各階の角部屋に位置するオーシャンビューダブルのお部屋に宿泊しました。

お部屋は、ローベッド&ソファの快適空間に、太平洋を一望できる大きな窓が。窓から差し込む自然光と青い海の景色が、まるで絵画のような癒しの空間を演出しています。朝陽が海面を照らす時間、夕暮れ時の太陽が沈む瞬間など、時間帯によって変わる景色を眺めながら、ゆったりと流れる贅沢な時間を楽しむことができます。

船の古材をアートに仕立てたマリンアンティークなインテリアも特徴的。とっても居心地の良い素敵な空間で、非日常な宿泊体験が味わえます。

窓からは、彫刻家・重岡健治氏の作品である三浦按針の胸像と洋式帆船サン・ブェナ・ヴェンツーラ号の像も見ることができます。『界 アンジン』では宿泊者限定で、三浦按針を深く知れる「今こそ知りたい、按針深掘りツアー」を開催しています。

スタッフの方が、按針メモリアルパークや東海館等、施設周辺の按針ゆかりの地や、館内の船旅にまつわる館内デザインやアートワークを案内してくれる盛りだくさんの内容になっているので、こちらのイベントも要チェックです。

綺麗な水平線を眺めながら、本を読んだりお茶を楽しんだり・・・自由気ままなステイが楽しめるのもポイント。記念日や誕生日などの大切な日の宿泊はもちろん、日常から離れてゆっくりしたいという方にはぴったりのお宿です。

夕暮れ時にはまったりティータイムを

お部屋のウェルカムドリンクは、静岡県や南部地域で多く生産されている「べにふうき」という和紅茶が提供されています。この紅茶は、日本の茶葉を使用しており、深い味わいと優れた香りが特徴です。渋みが少ないまろやかな味わいのため、ショートブレッドと相性抜群です。

イギリスでは午後4時ごろに飲む紅茶を「ミッディ・ティーブレーク」と呼び、ショートブレッドと共に楽しむのが一般的だそう。『界 アンジン』でも、お部屋でゆっくりと海を眺めながら、優雅なミッディ・ティーブレークを楽しんでみてはいかがでしょうか?

落ち着いた雰囲気で、夜の景色も楽しめる空間

紅茶を飲みながらゆっくりした時間を過ごした後は、贅沢にベッドで一休み。ダブルベッドはふわふわで、夢の中に沈んでいってしまいます・・・。

綺麗なオーシャンビューが特徴的なお部屋ですが、夜になっても趣のある空間でゆったりすることができます。ダウンライトの温かみのある光や、間接照明が落ち着いた雰囲気を演出しています。

和を感じるアメニティ

お部屋のバスアメニティは、全て宿オリジナル。特に目を引いたのは、 風呂敷付きのアメニティグッズです。

丁寧に包まれた青色の風呂敷をあけると、歯ブラシなどのアメニティが。ちなみにこの風呂敷は、持ち帰っても、宿泊中に自由に使用してOKということで、大浴場に行く際の小物入れとしてとても重宝しました。

こういった細やかな部分でも、界ブランドのこだわりや、宿泊者を楽しませるおもてなしの心が垣間見えますよね。

湯上りにリラックスできる「サンブエナデッキ」

船の甲板をイメージした最上階の「サンブエナデッキ」は、伊東の海と大自然を感じながら、湯上りにリラックスできるスポットです。

「サンブエナデッキ」の名前は、三浦按針が日本に初めて西洋式帆船を建造した際に使用した「サン・ブエナ・ベントゥーラ号」にちなんでいます。この船名は、スペイン語で「幸せを運ぶ聖なる船」という意味が込められており、デッキもその名前にふさわしく、訪れる人々に心地よいひとときを届けてくれます。

同フロアにある温泉を楽しんだ後、湯上がりにデッキを訪れると、涼しい風にあたりながらととのうことができます。ソファチェアに座って、目の前に広がる美しい太平洋の景色を一望しながら、心と身体を落ち着かせる極上のリラックス時間を過ごせます。

特に夕方から夜にかけては、海と空の色が刻々と変化し、その美しいグラデーションがとっても美しいです

大海原を望む最上階の大浴場でまったり

最上階の8階に位置する大浴場からは、広がる青い太平洋を一望できます。男女それぞれに御影石の内風呂と岩造りの露天風呂があり、時間とともに移り変わる景色を楽しむことができます。

特に、朝風呂の景色はマストでチェックしたいポイント。朝日が水面を照らし、空と海がグラデーションに染まる景観は圧巻です...!

湯上がりには、サンブエナデッキで海風を感じながらクラフトビールやアイスを楽しむことができます。

クラフトビール好きにはたまらない!理想の湯上り処

温泉の余韻と湯涼みが楽しめる、湯上がり処には、湯上がりドリンクとアイスキャンディーが無料で提供されています。湯上がりドリンクには、ソフトドリンクのりんご酢や、クラフトビールが楽しめます。ビール好きにはたまらないですよね・・・!

ビールの種類は「インディアンペールエール(IPA)」です。日本では聞き馴染みがないかもしれませんが、圧倒的な飲みやすさと香りが特徴のクラフトビールで、グイグイ飲んでしまいます。このビールは、18世紀末にイギリスからインドへビールを運ぶ際、航海輸送中の劣化を防ぐため、ホップを大量投入したことから生まれました。大航海時代に船乗り達が水の代わりに飲んだともいわれているそう。

ビールは時間内ならいつでも飲むことができるので、ついついビールサーバーに手が伸びてしまいます。サンブエナデッキで海風を感じながらIPAビールを飲むと、まるで自分が船乗りになったかのような気分になりました。

英国のエッセンスを加えた和食膳

旅の楽しみでホテルや旅館選びのポイントにもなる「朝食」。星野リゾートでは、時間やロケーション、料理の内容など、施設ごとに個性のある「記憶に残る朝ごはん」を用意している点もおすすめポイントのひとつです。

界では、地域色を感じる食材や調理法を用い「ご当地朝食」を提供しています。『界 アンジン流』にアレンジした和食膳は、朝のゆっくりした時間にぴったり。「船旅で失われがちな栄養を補う」イメージで、おかずのラインナップも充実しています。滋養たっぷりの小皿が並ぶ朝食膳を楽しめます。

英国で親しまれている「スコッチブロス」

三浦按針の出身である英国で親しまれている「スコッチブロス」がメイン。

「スコッチブロス」という名前は、スコットランドの伝統的なスープを指しています。このスープは、肉や野菜、押し麦をじっくりと煮込んだシンプルな料理です!

野菜をたっぷり入れ、ご飯に合うようにショウガを隠し味に、白味噌の和風仕立てになっていて絶品です。

また、宿の内装は、商業空間のデザインを数多く手掛けている設計事務所スーパーポテトがデザインしています。 食事処は古書やカラーアクリル、ワイヤー、段ボール、染布など、15種類もの素材でできたパーテーションで構成されており、多彩なデザインが目を楽しませてくれます。

半個室になった窓際の席からは、綺麗な海を見ることができます。

リラックスした旅ができる『界 アンジン』

いかがでしたでしょうか?この冬はぜひ『界 アンジン』で、ゆったりとした旅をしてみてくださいね!

元記事で読む
の記事をもっとみる