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【MLB】アクーニャJr.は“失った走力”を取り戻せるか、公式データが示した「29.6→27.7」 回復途上で再び前十字靭帯断裂の憂き目に

  • 2025.1.2
ロナルド・アクーニャJr.(C)ロイター/USA TODAY Sports
SPREAD : ロナルド・アクーニャJr.(C)ロイター/USA TODAY Sports

ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手は2023年、打率.337、41本塁打、106打点、73盗塁と圧巻の好成績を残して、MLB史上初となる「40本塁打、70盗塁」の金字塔を打ち立てた。
昨季は、ドジャース大谷翔平投手とのMVP争いに期待が集まったが、5月26日(日本時間27日)のパイレーツ戦で故障。二、三塁間で方向転換をした際に転倒し、左膝の前十字靭帯を断裂した。2021年には右膝の前十字靭帯も断裂しており、俊足強打のアクーニャJr.にとって選手生命を脅かしかねない大怪我となった。
両膝の負傷は、来季以降どのような影響を及ぼすのか。ここでは、公式データでアクーニャJr.の走力の変遷を追ってみる。

■昨季73盗塁も、完全復活には至らず

現在27歳のアクーニャJr.は、2018年にメジャー初昇格。左翼手を中心に111試合に出場し、26本塁打、OPS.918の好成績で頭角を現した。翌19年は中堅手として41本塁打、その後は右翼手中心に活躍するも、21年に右膝の前十字靭帯を断裂。デビュー直後は世代ナンバーワンクラスの俊足を誇ったが、故障から復帰後は同水準には戻らなかった。
MLB公式のデータページ『Baseball Savant』の走力指標によると、アクーニャJr.は2018年に秒速「29.6フィート(約9.02メートル)」をマークし、メジャー全体19位にランクイン。その後も、21年の故障直前までリーグ上位3%のエリートクラスを維持していたが、復帰後の22年は28.5フィート、73盗塁を記録した23年は28.0フィート、昨季は「27.7フィート」まで悪化。メジャー平均をわずかに上回る程度まで走力が減少し、昨季再び大きな故障に見舞われた。
一塁への到達タイムも、メジャー7年間で平均4.1秒から4.46秒に。全力疾走の機会を減らした可能性や、ビルドアップの影響も考えられるが、さらにスピードが低下してもおかしくないだろう。外野守備の指標にも陰りが見え始めており、全盛期を前にして正念場の年を迎えそうだ。

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