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【大人の美食計画2025】東京上級者が集う、洒脱な広尾のビストロに身をゆだねる夜

  • 2025.1.2

2025年は、行きつけ、で日常がもっと豊かになるはずだ


「週末必ず覗く店があって」「ここ、多い時は週1でさ」

こんな台詞を、さらっと言える大人って格好いい。

ひとりで訪れても飲み仲間が待っている店や、気になる相手を必ず連れて行く店など、その使い方はさまざまだが、大人たるもの、品屓にする店や定期的に通う店をひとつやふたつ持っておきたいものれは同時に、日々の疲れを癒し、自分らしくい、る場所であるに違いない。

今回のテーマは「自分の城」たる行きつけを持つ。2店目は広尾の『épice t.』。

東京上級者がひしめく酒脱なビストロ
広尾『épice t.』の外観
カジュアルな広尾商店街で開放的なエントランスが目を引く。スタンディングスペースの奥にはカウンターがある。ゆっくり食事を楽しむなら、2階席のテーブルもオススメ


仕事が早めにひと段落したある日。少し飲みたい気分でふらっと散歩に出ると、広尾商店街にワインビストロができていた。

16時頃だというのに、もう飲んでいる人がいるのが嬉しくて、ひとり入ってみたのがこの店との出合いだ。手前が立ち呑みになっていて、女ひとりでも居心地がいい。

広尾『épice t.』の菅野智子シェフ
菅野さんはケータリングなども手掛けている実力派


カウンターに立つのは、朗らかな笑顔が素敵なオーナーシェフの智子さん。

プロヴァンスでの経験もあって南仏料理が得意なんだそう。

広尾『épice t.』の「野菜のテリーヌ」
季節の野菜で美しく組み合わせた「野菜のテリーヌ」¥1,210。野菜を繋ぐジュレには鰹だしを使うなど、本場よりも体に負担のない優しい素材使いで、食べる人を思いやる


どの料理も野菜や果物がたっぷりで女心をくすぐる。

「いまある食材でおつまみもできますよ」なんて気さくさも、通いたくなるポイントだ。

今日は、南仏のイメージに合わせてキュートなエチケットのロゼワインで一杯。隣で飲んでる男性に話しかけられたけど、ナンパではなく、ワイン談議という感じ。

こぢんまりとした広尾は、こんな風に集まる大人も品がいいから好きなのだ。

広尾『épice t.』の焼き菓子やサラダ、前菜
パティシエールでもあるオーナーシェフ・菅野智子さんとスタッフが作る焼き菓子も人気。サラダや前菜はテイクアウトも可能


近々、彼氏と別れたと消沈していた女友だちを誘ってみよう。

ここならきっと彼女も気に入るし、ワイン片手にいい出会いがある気がする。

【Time schedule】広尾は混雑タイミングが未知数!
広尾『épice t.』のタイムスケジュール
東京カレンダー


隠れ家を求めてはるばる訪れる人、ファミリーで長年住んでいる人など、広尾を闊歩する大人はさまざま。

だからこそ店が賑わう時間も読みづらいのだとか。

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