レディース・ミリタリー服の種類一覧｜画像でわかるファッション用語プチ解説

カジュアルコーデにぴったりハマるミリタリー系の服。辛口な雰囲気が魅力ですが、着てみたくても種類が多すぎて「名前がわからない」とお悩みの声がチラホラ。

そこで今回は、レディース版【ミリタリー服の種類】を一挙ご紹介。画像を参考にアパレル用語を解説します。

そもそもミリタリーとは、英語で軍・軍隊という意味。ミリタリーファッションは主にアメリカやヨーロッパの軍隊で使用された服に由来しています。

レディースファッションの場合は、軍服にインスピレーションを得たデザインが一般的。無骨感やワイルドさがない、ソフトミリタリーな印象の服が主流です。

ミリタリー服の代表格といえば「カーゴパンツ」。本来はカーゴシップ（貨物船）で作業するために作られたパンツです。そのためダボッとして動きやすいシルエットに、太ももに大きなポケットが付いているのが特徴。

数年前にトレンド入りした後、定番アイテムとして定着。デニムパンツと同じ感覚で気楽に穿けると人気です。

カーゴパンツに似たデザインで、素材がシャカシャカしているものは「パラシュートパンツ」。もとは空軍のパラシュート部隊が穿いていたパンツを指します。そのため裾から風が入り込まないよう、ドローコード仕様になっているのが特徴です。

カーゴパンツとの違いが曖昧なことから、最近では「カーゴパラシュートパンツ」と呼ぶことも。

カーゴパンツに似ているスカートは「カーゴスカート」。太もも横の大きなポケット、ウエストや裾のドローストリングなどがデザインの特徴です。

ミリタリー調のデザインを落とし込んだロングスカートはレディース服ならでは。カジュアルな辛口スカートとして人気があります。

ミリタリー風のジャケットは総じて「ミリタリージャケット」。広義に使われているアパレル用語です。デザインのバリエーションが豊富で、大きめのポケット・ドロスト仕様・カーキ色などが特徴。

ミリタリー系アウターの中でも、ムートン・ボア生地を使った防寒性の高いアウターは「フライトジャケット」。アメリカ空軍が使用していたフライトジャケットのデザインに由来しています。

レディースファッション用のフライトジャケットとしての多くは、ミリタリー感が少なめのデザイン。予想以上にタウンユースしやすいですよ。

ミリタリー系アウターの中で、もっともメジャーなのが「MA-1（エムエーワン）」。本来はアメリカ空軍のパイロットが着用していたナイロン製のブルゾンです。

中綿入りの生地をリブ仕立ての襟元と袖口が引き締め、ふっくらとしたシルエットを強調。定番感があり、女性らしいコーデのハズしに使っても素敵です。

ミリタリー系のコートといえば「モッズコート」。アメリカ空軍が使用していた防寒アウターを指します。

裾のドローコード・後ろ側が二つに分かれたフィッシュテール・風を通さない比翼仕立てなどがデザインのポイントですが、レディース用アイテムはミリタリーテイストが控えめ。気軽に羽織れるカジュアルアウターとして人気です。