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【40代からの挑戦】専業主婦から大ヒット絵本作家に! 玉田美知子さんインタビュー

  • 2025.1.1

40代から新しいことを始めた方にインタビュー! 何歳からでもチャレンジする元気をいただきたい! 今回は、41歳から絵本作家になるために動いた玉田美知子さん。デビュー作『ぎょうざがいなくなりさがしています』は大ヒット!


玉田美知子さんINTERVIEW

出産を機に専業主婦に、子育てが落ち着き夢が再燃

中学生の頃に抱いていた絵本作家の夢を再び志すようになったのは、玉田さんが41才、お子さんが高校2年生の時だそう。
「子育てが落ち着いて、やっと自分と向き合えたんです。ずっと心の奥にあった絵本に挑戦してみようかな、と。でも怠けやすいタイプなので独学は難しい。毎週日曜日の16時〜18時は絵本教室に通うと決めて、イチから基礎を学びました。ページ構成、展開、アイデア出しなど、すべての学びが新鮮でしたね」

デビュー作『ぎょうざが いなくなり さがしています』は、2023年の出版後も大反響。第15回ようちえん絵本大賞受賞、第8回未来屋えほん大賞受賞、第15回リブロ絵本大賞入賞。

厳しい評価に折れそうになりながらも学んだ

それまで専業主婦だった玉田さんにとって、通学も、仲間とのやりとりも、とにかく緊張の連続。そんな日々の中で、夢に取り組む気力・体力が徐々に培われていった。
「教室では、厳しい評価を受ける時もありました。そういう時は、一生懸命描いた分、むくわれないような気持ちになって、心がボキボキに折れて立ち直れない……みたいな(笑)。その度に、素敵な絵本を見たり、新しい画材を買ったり、なんとかモチベーションを保ちながら、課題だけは出し続けました」

学校を修了した後は、コンペに応募する日々

通学とオンラインのふたつの絵本教室を修了した後は、作品をコンペに応募する日々を数年間継続した。
「目の前のことに手を抜かず、ちょっとずつ歩んでいった先に、作家への道が開けたんだと思います。教室の仲間から刺激を受けたこと、コンペの受賞者同士で励まし合ったこと、家族や友人の理解と応援の力は大きかったです。今の夢は、健康第一でおばあちゃんになるまで好きな絵本を描き続けることです」

仕事が詰まっている時にご主人が夕飯を作ってくれるなど、家族が協力的なことも力に。

たまだみちこ:1977年生まれ。美術大学を卒業後、デザイン会社に就職のちフリーター。出産を機に専業主婦となり、子育て、地域活動に注力。2022年、『ぎょうざが いなくなり さがしています』で第43回講談社絵本新人賞を受賞し作家デビューを果たす。


取材・文=土谷沙織 ※GLOW2024年12月号より

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