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「箱根駅伝」“ながら見”でも、もっと楽しむための5Tips

  • 2025.1.1

1月2日、3日に開催される箱根駅伝。2024年のリアルタイム視聴率ランキングの1位は1月3日の箱根駅伝復路だったそう。

私は箱根駅伝大好きなのでテレビの前でソワソワしながら目をかっ開いて見ていますが、家族や友人などが集まる部屋のテレビでなんとなく流れているのを見たり見なかったり…という方が多いのではないでしょうか?

そこで、チームや選手のことはわからなくても、チラッと目にした箱根駅伝を少しでも楽しむためのプチトピックをお伝えします!


ながら見でも箱根駅伝を楽しむための5Tips

【まずは箱根駅伝の基本のき】

一般的に「箱根駅伝」と呼ばれていますが、実はもっと長い正式名称があります。
「東京箱根間往復大学駅伝競走」というのが正式名称。
1月2日(往路)は東京・大手町をスタートし、5人の選手がたすきをつないで箱根・芦ノ湖へ運び、1月3日(復路)は5人の選手が芦ノ湖から大手町に戻っていきます。 出場できるのは基本的に関東の大学で、2025年(第101回)は21チームが参加。昨年の上位10校、予選会を勝ち抜いた10校、そして予選会を通過できなかった大学の中から選ばれた選手で結成する関東学生連合チームとなります。

【Tip1】同じ地元の選手がいるかも⁉ 出身高校に注目

出場チームは関東の大学ですが、選手の出身地は全国に散らばっています。画面に表示される選手情報は、出身高校名とその都道府県も表示されます。自分や一緒にいる家族、友人と同じ出身地の選手が走っていたら、初見でも「おっ⁉」と応援したくなること間違いなし! ちなみに、中継ではトップ、順位争いの選手たちが映されることが多いですが、箱根駅伝を放送している日本テレビの実況アナウンサーは、走っている選手全員の名前を一度は読み上げるようにしているそうです。

【Tip2】景色の変化が楽しい!

箱根駅伝をつけっぱなしにしていたら、「さっきは海沿いを走ってたのに、気づいたら山上ってる!」なんて思ったことはありませんか? 大手町のビル街、湘南の海岸線、箱根の山…と、いろいろな風景が楽しめるのも箱根駅伝の魅力のひとつ。 特に圧巻なのは復路の8区(平塚~戸塚)。天気がいいと茅ヶ崎あたりを走る選手たちの背景には大きな富士山が見え、とてもお正月らしい映像が楽しめます。昨年は曇りで残念ながら富士山が見えませんでしたが、今年は晴れ予報なので、富士山を背に力走する選手たちの映像が見られそうです。

【Tip3】監督から選手への檄に注目!

選手の後ろや横を各校の監督が乗車している運営管理車が走っており、決められたポイントで監督から選手に声掛けをすることができます。
駒澤大学の前監督、大八木監督の「男だろ!」に代表される激高型や、落ち着いてアドバイスを伝える指示型、選手が気分よく走れるよう明るく声を掛ける応援型、特に4年生の選手に今までの思いを伝える感謝型など、監督の個性が出て本当に楽しいのです! かつて、他校の選手と並走している選手に声掛けで作戦を伝え、当然並走している他校の選手にも聞かれているので先手を打たれた、なんてこともあったとか。また、青山学院大学の原監督は、他校の選手に声を掛けたりすることも(笑)。 以前は声掛けタイムもアナウンサーがレース実況をしていましたが、ここ数年は「監督声かけ中」という表示が出て、アナウンサーは声を出さずに監督の声掛けに視聴者も耳を傾けられるようになりました。すばらしい改善です。

【Tip4】ゼッケンの数字の意味は?

各選手が前後につけているゼッケンの数字「●●-●●」、どんな意味だかご存知でしょうか?

前半の数字:1~21の数字が、チームごとに振られています。1~10はシード校の前回の順位、11~20は予選会の順位+10、21は関東学生連合。

後半の数字:事前の区間エントリーで発表された各選手の走る区間(1~10)。区間エントリーに入らなかった控えの6選手は11~16となりますが、当日変更で走ることもあります。

たとえば、ゼッケンが「1-3」だと、前回1位のチームの3区にエントリーされた選手ということになります。

もし先頭争いにゼッケン「20-●●」の選手が走っていたら、予選会でギリギリ勝ち上がったチームが先頭を走っているということになります。また、ゼッケン「●●-13」の選手は、当日変更でエントリーされたということ。
画面表示や実況でも様ざまな情報が得られますが、ゼッケンの意味を知っているとそのチームや選手の背景も少し知ることができて楽しいですよ。

給水をしているのは誰⁉

走っている選手に駆け寄って水を渡す給水係がいます。同じチームの選手がすることがほとんどで、自身は箱根駅伝を走れなかった同級生だったり、往路を走った選手が翌日復路の選手に給水をすることも。
OBが登場することもあったり、昨年はなんと選手のお父さんが給水をしたシーンもありました。約50メートル程度とはいえ、走っている選手と並走できるだけの走力がないと給水もできないのにお父さんすごいな!と思ったら、なんとお父さんも以前箱根駅伝出走を目指していたランナーだったそう。息子の箱根駅伝出場で、何年越しかで箱根路を走る夢が叶ったお父さん、すごいですね。
誰が給水するのか、選手と給水係との関係性などは実況アナウンサーが説明してくれることも。給水にもそれぞれのストーリーがあるので、ぜひ注目してみてください。


昨年の優勝は青山学院大学。今年はどの大学が1月3日に大手町で笑うのでしょうか⁉ “ながら見”でもプチトピックを活用して、箱根駅伝を一緒に楽しみましょう!

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