1. トップ
  2. おでかけ
  3. 【日本橋】「ひとを描く」@アーティゾン美術館<2025年2月9日まで>

【日本橋】「ひとを描く」@アーティゾン美術館<2025年2月9日まで>

  • 2025.1.1

日本橋のアーティゾン美術館では、2025年2月9日(日)まで「ひとを描く」が開催されています。「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子―ピュシスについて」(6階展示室)と同時に開催されています。

出典:リビング東京Web

古代ギリシア陶器を一堂に展示

5階展示室では、人物表現にフォーカスした展示となっています。ヨーロッパの美術の歴史において「ひとを描く」ことは作品制作の重要な要素のひとつとされていました。展示室に入ると古代ギリシア陶器30点が展示されています。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

古代ギリシア陶器には「ヘラクレスとケルベロス図」「男女図」「婦人図」などの様々な人物が描かれています。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

藤島武二と長谷川路可による古代ローマの模写作品を初公開

本展では古代ローマのモザイクや壁画断片と合わせて、2人の近代日本人画家——藤島武二と長谷川路可——による模写作品が展示されています。模写作品はアーティゾン美術館の開館以来、初めて公開するもので本展覧会の見どころの一つとなっています。

出典:リビング東京Web

長谷川路可《「アルドブランディーニ家の婚礼図」の模写》1955-56年、石橋財団アーティゾン美術館

アンドレ・ドラン《ヴァイオリンを弾くヴラマンクの肖像》はドランがヴラマンクをモデルに描いた作品で、右下にはドランのサイン、左下には「ドランによる私の肖像」との書き込みがあります。モデルと画家との関係性にも注目の作品です。

出典:リビング東京Web

アンドレ・ドラン《ヴァイオリンを弾くヴラマンクの肖像》1905年、石橋財団アーティゾン美術館

19世紀から20世紀にかけて活躍したヨーロッパの画家、マネ、セザンヌ、ルノワールらの人物画も展示されています。石橋財団コレクションから、古代ギリシア陶器と近代ヨーロッパの絵画作品などの合計85点人物表現にフォーカスした展覧会となっています。

4F展示室では「特集コーナー展示 マティスのアトリエ」

4F展示室では「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 マティスのアトリエ」も開催しています。

出典:リビング東京Web

アンリ・マティス《踊り子とロカイユの肘かけ椅子、黒の背景》1942年、石橋財団アーティゾン美術館

《踊り子とロカイユの肘かけ椅子、黒の背景》(1942年)の収蔵にちなみ、石橋財団のコレクションにより、マティスの創作においてアトリエが果たした役割について、様々な視点から探る展覧会です。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

アーティゾン美術館では、展覧会の会期によってフロア毎に展覧会テーマが変わり、コレクションは印象派、日本近代洋画、20世紀美術、古美術、現代アートと幅広いジャンルがそろっているのが魅力です。会場で是非バリエーション豊富な美術作品を鑑賞されてみては如何でしょうか。

元記事で読む
の記事をもっとみる