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「忙しい&外食の機会が増える年始」家でほっこりしたい日は根菜たっぷり具だくさん、ぽかぽか温まる「粕汁」の作り方

  • 2025.1.1
粕汁とお魚のご飯

お正月、いかがお過ごしでしょうか。今日は、酒粕としょうがを使ったお腹の中から温まる「粕汁」を作っていきます。酒粕には、体の内側から温める効果があるとされており、温かい飲みものや料理に使うことで、体温を上げやすくなります。冬の定番「粕汁」の作り方を発酵食品ソムリエ・スーパーフードエキスパートの高木沙織さんに教えてもらいました。 心の緊張やストレスが高まっている人にもおすすめです!

忙しい時期の心身の緊張をゆるめて、体がぽかぽか温まる「粕汁」の作り方

こんにちは!
発酵食品ソムリエ・スーパーフードエキスパートの高木沙織です。

今回は2つの発酵食品、酒粕とみそを使い、根菜たっぷりの「粕汁」を作っていきます。
粕汁といったら、酒粕をベースにした伝統的な汁物料理。そこへ根菜やさまざまな食材を加えて、具だくさんな1杯を作っていきます。
体を温めてくれる酒粕に、お好みでしょうがを足せば寒い季節もさらにぽかぽか。

根菜たっぷり「粕汁」の作り方は、こちらです。

材料

<材料 2人分>
・酒粕(ここでは板粕を使用) 40g
・だし汁 400ml
・大根 50g
・にんじん 40g
・ごぼう 30g
・こんにゃく 50g
・油揚げ 10g
・みそ 大さじ1
・塩 少々
・すりおろしたしょうが(チューブ代用可能) お好みで
・小ねぎ 少々

<作り方>

ちぎった酒粕をボウルに入れてだし汁を加える

1. 酒粕を細かくちぎってボウルに入れます。酒粕が浸るくらいの少量のだし汁(分量内)を加えて、やわらかくしておきましょう。

カットした野菜類

2. 大根とにんじんはいちょう切り、ごぼうはささがきにしたら水につけてアク抜きをします。こんにゃくと油揚げを短冊切りにしたら、サッと下茹でをしましょう。

鍋にカットした野菜類と油揚げを入れて中火で熱する

3. 鍋にだし汁と大根、にんじん、ごぼう、こんにゃく、油揚げを入れたら中火で5~10分加熱します。

酒粕とみそ、塩を加える

4. それぞれの食材に火が通ったら、火を止めましょう。このタイミングで酒粕とみそ、塩、お好みでしょうがを加えて味を調えます。

粕汁の完成

あとは汁椀に盛りつけて、小ねぎを散らして完成です。
酒粕の風味が感じられるトロッとまろやかな1杯は、年末から年始にかけて忙しい時期などに心と体の緊張をホロホロとゆるめてくれるほか、簡単に作れて食べ応えも十分。
しゃけや干ししいたけ、里芋、かぼちゃといった具材のアレンジ以外にもクリームシチュー、カレーなどにリメイクできるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

粕汁

★酒粕は火を止めてから加えるのがポイント!
酒粕を加熱すると、ビタミンB群や酵母をはじめとする一部の栄養が損なわれます。一方で、食物繊維やミネラルは加熱をしても残るといわれていますが、より多くの栄養をとりたい場合はできるだけ短い加熱時間で済ませるといいでしょう。
※ アルコールが含まれるので、妊娠中の人や子ども、運転をする予定があるときは控えましょう。

■酒粕とみそは、美容面でもうれしい効果アリ■
<酒粕>
酒粕は体を温めてくれるだけでなく、注目の美白成分「コウジ酸」や、肌にうるおいを与える水分保持機能を持つ「α-エチル-D-グルコシド」を含むため美容面でもうれしい効果に期待できます。

<みそ>
みそは、善玉菌(乳酸菌)を多く含むプロバイオティクス(腸を元気にする働き)食品。薬膳の世界では、胃腸を整えて消化を促進する食品ともいわれています。もうひとつ特徴的なのが、メラノイジンという強力な抗酸化作用を持つ色素成分です。体を若々しく保つためにも役立ってくれます。

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