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節目の40歳に!加藤ローサさん(39)「これからは自分の好きなことします」

  • 2025.1.1

鮮烈のデビューから、人気絶頂のタイミングで結婚、渡仏。出産と子育てを経てなおも輝きを放つ加藤ローサさん。子育てに全力を注いだ30代を経て、来年40歳を迎えるタイミングに強い思いを抱いているそう。息子さんたちとの楽しいエピソードも必見です!(第1回/全4回)

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加藤ローサさんprofile

女優・モデル・タレント。1985年生まれ。16歳でモデルデビュー後、『ゼクシィ』CMで披露したウエディングドレス姿で大ブレイク。現在はタレント、女優としても活躍。プライベートでは13歳と11歳の男の子のママ。夫は元日本代表の松井大輔氏

引っ込み思案な幼少期、転機は“志村けんさんのお嫁さん”!

母と2人、イタリアから日本に来て、鹿児島の祖父宅に最初の頃はお世話になっていました。日本語も日本の生活も全くわからない中、ぽんっと幼稚園に放り込まれ、「自己紹介してね」と幼稚園の先生から促された時の、あの、なんとも言えない焦りや恥ずかしさ、今でもまざまざと蘇ります。それから中学生くらいまで目立たず地味に、どちらかというと引っ込み思案な子だったと思います。転機は高校1年生。長崎ハウステンボスのイベントで『志村けんさんの結婚相手』に選ばれ、全国のワイドショーでも話題になったことがきっかけで東京の事務所から声がかかりました。

ゼクシィガールに選ばれたことで人生が変わった

毎週学校帰りに1人で空港に、飛行機で東京に行ってオーディションの日々が続き、ストリート系の雑誌など露出が増えていく中で、またもや私の運命を動かすものが。高校3年生のときにゼクシィのイメージモデルに選ばれたことです。世界がガラッと変わりましたね。事務所も大慌て!映画やらドラマやら、一気に仕事が増えて、心の準備も何も準備ができないままに都内に住むことにもなりました。流されるって表現がぴったりだったかもしれません。鹿児島の片田舎にいて、芸能界なんて身近になかったのに…運が良かったんですよね。

最近思うこと、私何したいんだっけ?

仕事に忙殺された10代後半から20代。そして、縁があって26歳で結婚・出産を経て、30代は子育てでいっぱいいっぱい…。最近思うんです、“私って、何したいんだっけ?”と。子どもたちは成長して自分たちの世界を持ち始めていて、長男は部活や勉強や…今日も友達とサンリオピューロランド行ったり。私なんか、もう本当に必要なくなっちゃってきたな…ということを実感するのですけれど、じゃあ私は?と自問自答すると、自分がどうしたいのかわからない。昔はあんなにやりたいことで溢れていたのに、もう元のポジションなんて残されているはずもないし…と思うと、足元がおぼつかないような気持ちに。それとともに体調も、やる気のある日とない日のアップダウンが激しいんですよね。ホルモンバランスもあるのかもしれませんが、1ヵ月の中でまあまあ調子いいのって1週間くらい?子どものために…とがんばってきたから、心もほうカラダも、自分のほうに目を向けられてなくて、ずっと不調を抱えているみたいな感じが続いちゃってたんだと思います。

実は家出をしたばかり(笑)

もっと自分に目を向けようと思い始めたとき、ある事件が勃発しました。仕事や次男の送り迎えで遅くなり、時間がない中で作っておいた鶏団子スープに、「こんなおかずじゃご飯が進まない」と長男が文句を言い出したんです。今思うと試験前でピリピリしていたのかもしれないのですが、次男と一緒になって「納豆のほうがうまい」って。2人で納豆を奪い合うから食卓にぶちまけるし、最後にはスープを納豆ご飯にかけて「結果これが一番うまいわ」だって。言葉にならない怒りが湧き、無言で家を出て、帰宅途中の夫に「あとはよろしく!」と電話して、近くのビジネスホテルにチェックインしました。すごくぐっすり眠れたんですよね。安いし、そんな環境も良くないのに家より快適ってどういうこと?って思いましたよ。いつもはお弁当や朝ごはん作るために早起きですし、目覚ましをかけずに遮光カーテンを閉めて眠るなんて絶対できないことですから。翌日スッキリして帰宅して、子どもたちに「あんたたちは一生納豆ね!ママは好きなもの自分で作るから欲しかったら分けてあげる」と“おでん”にしました。ご飯すすまないかもしれませんけど(笑)、うちの男性陣は好みがバラバラで、今までは彼らが好きなものとか食べられるものを一生懸命作っていたんです。私がやりすぎていたせいで、夫は何もやらない人になってしまいましたし。そんなこともあったりして、私ってなんだったの?と。

40代は自分中心になるって決めた!

だんだん悲しくなってしまって…調子に乗りすぎなんですよ!夫も息子たちも。ずっと、夫のため子どものためとやってきたので、30代は迷子になっていました。だから来年の40歳が節目だと思っているんです。他の家族はそれぞれ自分の世界で楽しんで生きているんだから、私もそうしようって。“自分がどうしたら心地よいか? 何が食べたいのか? 何をしたいのか?” こういうことを含めて、“自分に目をむける”っていうことをテーマに生きていきたいなと。その第1弾として、鹿児島2拠点生活を目標にしています。老齢の母の独り住まいも心配だし、鹿児島大好きだから。畑仕事も楽しいんですよ。でもね、夫にそれを話したら「やばいやばい!行かないで」ですって。うーん、夫育てが一番難しい(笑)。

衣装協力:ニット¥39,600(スローン/ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店)マフラー¥16,940(メゾンスペシャル/メゾンスペシャル 青山店)ピアス¥28,600イヤカフ¥30,800リング¥22,000ピンキーリング¥19,800(すべてプラウ)

SHOPLIST:
●SLOANE
●プラウ /
●メゾンスペシャル 青山店

撮影/清水将之 ヘア・メーク/YUTA. スタイリスト/MaiKo yoshida 取材/竹永久美子

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