1. トップ
  2. 恋愛
  3. 43歳の母が妊娠。相手は自分の夫だった――。愛する人たちからの裏切りで、地獄に突き落とされた“サレ妻”漫画5選

43歳の母が妊娠。相手は自分の夫だった――。愛する人たちからの裏切りで、地獄に突き落とされた“サレ妻”漫画5選

  • 2024.12.31

最近、耳にすることが多くなった「サレ妻」という言葉。不倫を「サレ」た妻という意味だが、これほどまでに注目を集める理由は、不倫に悩む人が多くいるからだろう。漫画でも「サレ妻」たちの物語は人気だ。結末が気になり、つい最後まで読んでしまいたくなる。昼ドラのようなドロドロ劇から、主人公の復讐に思わずスカッとする物語まで、思わず引き込まれてしまうものも多い。そこで、本稿では「サレ妻」たちの物語を描いた漫画を紹介していこう。

まとめ記事の目次

●43歳の母を妊娠させたのは私の夫でした

●パパ、浮気してるよ?娘と二人でクズ夫を捨てます

●信じた夫は嘘だらけ 浮気・ワンオペ・DV…地獄の結婚生活を終わらせます

●ベランダに潜む裸の女 妹に夫も人生も奪われました

●成敗! パパ活野郎

43歳の母を妊娠させたのは私の夫でした

不倫の証拠を集め離婚を突きつけ慰謝料を請求し、すっきり!という流れの「サレ妻」作品が多い中、複雑に入り組んだ問題を描いたのが『43歳の母を妊娠させたのは私の夫でした』。22歳の野崎くるみは、15歳年上の夫・和也との幸せな日々を過ごしていた。ある日、43歳のくるみの母の妊娠が発覚したことから悲劇が始まっていく。

娘と姉妹に間違われるほど若々しい母の妊娠を素直に喜ぶくるみだったが、ぎくしゃくする母の言動をきっかけに父の子ではないことが発覚する。さまざまな疑惑が生まれていく中、夫・和也への不信感が確信へと変わっていく。なんと母の妊娠は、和也との不倫の末に出来た子だったのだ。くるみの喜びは疑惑へと変わり、絶望へと突き落とされる。

最愛の人たちに裏切られたという知りたくなかった事実に直面し、くるみは追い詰められていく。母との血縁関係、夫への信頼、すべてが根底から揺らぐほどの衝撃に、不倫という行為がもたらす影響の大きさを思い知らされる。

大きすぎる悲劇に向かって突き進んでいく本作。読み終わるころには、家庭を壊す不倫への強い怒りを感じるはずだ。くるみは母と夫の不倫を経て、どんな結末を迎えるのだろうか。物語の行く末を、ぜひチェックしてみてほしい。

パパ、浮気してるよ?娘と二人でクズ夫を捨てます

夫の浮気に気がついても、なかなか離婚に踏み出せない。子どもがいるならなおさらかもしれない。しかし子どもも父親の浮気を知って苦しんでいるとしたら…。『パパ、浮気してるよ?娘と二人でクズ夫を捨てます』は、子どもから「パパと離婚しちゃえば?」と言われる衝撃のシーンから始まる物語だ。

アラサー主婦の香澄は、学生時代に憧れだった洋介と結婚し、娘のゆみと厳しい姑との4人暮らし。親友夫婦が別居生活を始めたことをきっかけに変わっていく洋介。親友の妻で元同級生である絵美との近すぎる距離や、娘のゆみにもキツく当たる夫の変化に悩まされる日々。そんな中、ゆみから衝撃の一言「パパと離婚しちゃえば?」が発せられる。絵美との不倫、さらには彼女の妊娠という事実を知り、家族の存続か、決別かの岐路に立たされ心揺れる香澄。子どもが背負う心の傷、そして母親の葛藤が鮮明に描かれる。

離婚秒読みという状況の中、洋介の誠実な謝罪と努力により再構築を考え始める香澄。子どもの将来を考えるなら、一度は裏切った夫とやり直す選択肢もあり得ないことではないのだろう。

ゆみの涙に、子どもがいる家庭での不倫の悲惨さが痛いほど伝わる。離婚と再構築で揺れる香澄が選ぶ決断を、ぜひ最後まで見届けてもらいたい。

信じた夫は嘘だらけ 浮気・ワンオペ・DV…地獄の結婚生活を終わらせます

再婚して1年の専業主婦えりは、夫ゆうきとの結婚生活で地獄を味わっていた。出会ったころ明るく優しかった夫は、結婚すると態度を急変し、毎月生活費を3万円しかくれない経済DV夫になってしまったのだ。妊婦であるえりに更なる節約を求め、ついにえりはストレスと栄養失調で倒れてしまう。さらに元カノとの浮気が発覚し、その事実を問い詰めたことで、直接的な暴力を振るわれるように…。妊娠を機に仕事を辞めてしまったえりにとって、離婚を選ぶことは現実的ではないと思っていたが、自分だけでなく娘にも暴言を吐く夫の姿を見て、ついに「逃げるしかない」と行動を起こす。経済的DV、浮気、暴力と、次々と明らかになる夫の本性。娘を守るため、必死に闘う母親の姿が描かれる。

どんなに辛い目にあっても、ゆうきとの離婚に向けて突き進んでいくえり。子どもを守ると決意を固めたえりは、無事にゆうきと離婚できるのか、そしてその先の未来で幸せになれるのか。

ベランダに潜む裸の女 妹に夫も人生も奪われました

結婚半年の新妻・麻木サヤカは、早退した日に自宅で夫ハルトの不倫現場を目撃してしまう。驚くべきことに、相手は実の妹アヤカ。怒りに震えながら妹を裸のままベランダに閉じ込めたことをきっかけに、被害者であるはずのサヤカが一転、加害者として追い詰められていく。

近親者による裏切りによって、新婚であるサヤカの幸せが一瞬にして奪われてしまう。しかし、誰よりもケアを受けるべきサヤカなのに、誰も味方になってくれない。さらに理不尽なことは続き、ハルトはアヤカの言いなりになり、同棲生活を始めるというのだ。徐々に外堀を埋められていくような不気味な展開に、ページをめくる手が止まらない。

追い詰められていくサヤカ。なぜそこまで?と思うアヤカのサヤカへの態度。その背景には、アヤカが抱えるサヤカへの鬱屈とした感情があるようで。

血は水よりも濃いはずの姉妹の、ドロドロ不倫バトルが行き着く先とは。サヤカが幸せになれることを祈らずにはいられない。

成敗! パパ活野郎

「パパが知らないお姉ちゃんにパパって呼ばれてて…」。娘の衝撃的な一言から始まる『成敗! パパ活野郎』。平凡で幸せな家庭を築いていたミヤコは、夫の不審な動きが気になり調べると、娘の進学費用を使い込んでパパ活をしていた事実が発覚。相手の女性・カナは婚約者がいるにもかかわらず、夫との関係を続けていた。家族の未来のため、ミヤコは静かに立ち上がる。

本作の見どころは娘を守るために奮闘する母の姿。何も知らない娘の笑顔を守りながら、冷静に証拠を集めていくミヤコの強さは圧巻だ。性と金で結ばれた夫とカナの関係性、開き直る二人への怒り、そして娘の将来への不安。全てを投げ出したい衝動と闘いながら、子どもの未来を守ろうとする母親の覚悟が胸を打つ。またSNSや偽装アプリの普及により、カンタンに家族を裏切れる時代の危うさも赤裸々に描いている。

デジタル時代の新たな不倫の形態「パパ活」。その闇にある人間の欲望と巻き込まれた家族の絆を問いかける本作。ミヤコは、この苦難を乗り越え、自分と娘の未来を切り拓くことができるのだろうか。予測不能な展開に、最後まで目が離せない。

傷つき悩みながらも前を見て進んでいく「サレ妻」たちを描いた作品ばかり。彼女たちの決断を見届けてほしい!

文=ネゴト / Ato Hiromi

元記事で読む
の記事をもっとみる