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New Jeansネイリストと髙田延彦の異色すぎる対談実現「2人の間にある“意外な共通点”」

  • 2024.12.31

IVEやNew Jeans、ビョークなどのネイルを手掛ける世界的なネイルアーティスト、ともにゃんこと中川知也さん。起業や漁師など様々な職を経験した後にネイリストとしてデビューした異色の経歴を持つ。そんな彼が敬愛してやまない、格闘家・タレントの髙田延彦さんとの対談が実現。常識にとらわれず、失敗を恐れず、様々なことに果敢に挑み続けている二人の対話には、新しい世界の扉を開くためのヒントが満載でした。

やりたいことをやるのに理屈はいらない。 じっくり考えるより、感覚派。

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髙田 元漁師だそうですが、言われてみたら漁師っぽいですね。めちゃくちゃ現役バリバリな感じですね。ともにゃん いやいや、そんな(笑)。でも、今でもたまに手伝いに帰っていて。和歌山県の最南端に位置する串本町というところで漁師をやっていたのですが、あそこは第二の故郷という感じです。髙田 黒潮の影響を受ける流れが強い漁場ですよね。結構荒っぽい男たちが多かったんじゃないですか? ともにゃん そうですね。気性は結構激しめでした。髙田 プロレスをやっていた頃に遠征で全国各地を周りましたが、一番荒っぽいお客さんが多かったのが銚子。あそこも千葉県先端の漁師町。命を張って海に出ている男たちがストレス解消で見にきていたと思うんですよね。試合結果に納得がいかないと、椅子から何からリングにバンバン飛んで来て、すごい時代でした。レスラーが暴れるんじゃなくて、客が暴れる珍しい光景でした(笑)。ともにゃん 僕が小学校6年生の4月に、髙田延彦VS橋本真也戦をテレビでやっていて。そこで初めて髙田さんを見て、こんなにかっこいいレスラーがいるんだ! と、それ以来ファンになったんです。大人になってから髙田さんのこれまでの経緯などを改めて調べるようになって、いろんな団体に所属したり、新団体を立ち上げたり、俳優や声優としてドラマや映画にも出演されていて。本当に様々なことにチャレンジしていることを知りました。「自由な」という言い方が正しいか分からないですが、枠にとらわれない生き方にもとても勇気づけられてきました。

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髙田 それは嬉しいですね。でも僕自身は、いろんなことをやってみたいというタイプじゃないんですよ。実は臆病だし、チャレンジして視野を広げようとか、人生を豊かにするために一つでも多くのことにトライしようとか、そんなかっこいいものじゃない。たまたまそれが仕事であったり、現役時代は目の前に迫る試合をやらなければ食っていけないような、止むに止まれずという状況だったりね。ともにゃん そうなんですか! 少し意外です。髙田 一方で、比較的穏やかな状態が続いているベタ凪の時でも、手を出したいから掴みにくいタイプだった。たとえば目の前に美味しそうなものがあるからガブっと食べちゃうのと一緒です。深く考えて一歩踏み出すというより、感覚派です。今も柔術にハマっちゃっているんですけど、相手と組み合うから怪我のリスクもあるし、年齢的にももういい歳にきてる。でも、我慢できずに手を出しちゃう。理屈じゃないんですよね。ともにゃん 先日も大会で優勝されていましたよね。ニュースで知って、本当に挑み続ける方だなと、感動しました。髙田 ありがとうございます。それを周りから見たらチャレンジと捉えられるかもしれませんが、本人は本能に任せて手を出しているというだけ。その積み重ねなんじゃないかな。ともにゃん 僕も同じタイプです。興味が出たら面白そうだし引っ越しちゃう、みたいな。髙田さんとは次元が全然違うんですけど、一緒だなって、今すごく嬉しくなりました。ここ数年、韓国の音楽シーンがどんどん面白いものになってきているので、そこで仕事をやりたいなと思って去年思い切って行ってみたんです。それでK-POPのアーティストの仕事をやれるようになりました。

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髙田 で、今はまた引っ越されて、NYにお住まいなんですよね。どうですか、NYの住み心地は?ともにゃん 以前に少し住んでいたこともあったので、特別な感じはあまりないですね。ただ、仕事がすごく楽しいです。生活リズムが整いやすいと言いますか。日本にいると周りに友だちがいるから誘われるとつい飲みに行っちゃうんですが、向こうでは仕事と家の往復がほとんどなので作品を作ることに集中できる場所だと思います。それに、ちょっと余談なんですけど、NYの部屋には高田さんのグッズがたくさん飾ってあるので、それを見ながら仕事に励んでいます(笑)。髙田 本当に?!ともにゃん はい。日本から取り寄せたものに加えて、ファンの方たちも僕が髙田さんファンなのを知っているので、すごく巨大なポスターとかをプレゼントしてくれたりするんです。髙田 それ、大丈夫ですか(苦笑)。でも嬉しいなぁ。ともにゃん 髙田さんもNYはよく行かれますか?髙田 何度か訪れたことはありますが、僕なんかNYビギナーです。人種の坩堝ですし、すごくエネルギッシュな街ですよね。たまに訪れると「ニューヨークに来たぜ!」みたいに、ハイテンションになっちゃいます。場所によっては危険なところもあるし、やっぱりある程度の緊張感はありますね。ともにゃん 確かに、エネルギーがすごすぎますね。僕は自転車移動が多いんですけど、日本ではなかなか遭遇しないような流血沙汰の交通事故を、結構な頻度で目撃します。髙田 もう生活自体がMMA(総合格闘技)ですね(笑)。

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撮影/大橋友樹 取材・文/西野入智紗 撮影協力/シェラトン都ホテル東京

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