かつて、ウェディングバンドを着けるならグラフ!と焦がれていました。理由は、当時憧れていた先輩が実際に結婚を機に贈られ、身に着けた姿が素敵だったから。カジュアルな装いに、大粒のダイヤモンドリングを日常使いするというスタイルに私も射止められたのです。そんな記憶もあり、グラフ=パートナーから贈られるものという思い込みにいつの間にか縛られていたのですが、数年経ったいまなら、そんな固定観念は無視できそう。パヴェとメタルがシャープなリングは自らの意思で掴みたいと思います。
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*「フィガロジャポン」2025年1月号より抜粋