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2025年を最高の年にしたいなら…《正月三が日》やってはいけないこと8つ! 掃除、散財、墓参りほか

  • 2024.12.31

1月1日〜3日「三が日」

1月1日〜3日「三が日」
1月1日〜3日「三が日」

「三が日」とは、1月1日から3日までの3日間のこと。お正月と言うとこの3日間のことのように思えますが、正月には年の初めの月という意味があり、本来なら1月全体を指しています。そのため、1月1日から3日までの3日間のことを、正式には「正月三が日」と言います。

1月1日の「元旦」は、国民の祝日となっているのでお休みですが、残りの2日も官公庁が新年を祝う期間として休みになるため多くの一般企業も足並みをそろえて休みになり、労働基準法上では国民の祝日と同じ法定外休日扱いになります。

「三が日」やってはいけないNG言動!

「三が日」やってはいけないNG言動!
「三が日」やってはいけないNG言動!

【三が日にやってはいけないこと1:掃除】新しい年に福徳をもたらせてくれる歳神様(としがみさま)は、12月31日の日没後に各家庭にやってくると言われています。年末に大掃除をして、門松や鏡餅を飾るのは、歳神様をお迎えして心地よく過ごしてもらうため。歳神様はキレイ好きで、家の中を清潔に保っている人を応援するため、新しい年をいいものにしたいなら、大掃除が欠かせないのです。

ただ、どんなに歳神様がキレイ好でも、三が日に掃除をするのはやめましょう。普通に考えても、お客さまがいらしているときに掃除をすることは失礼ですよね。歳神様に対して失礼にあたりますし、掃除をすることでせっかく運んでくれた福徳を払いのけてしまうと言われています。年末年始に隅々まで掃除しておき、三が日はゆっくり過ごすのが賢明です。

【三が日にやってはいけないこと2:水仕事】水仕事をすることがタブーな理由も掃除と同じです。水仕事をすることで、歳神様が水と一緒に帰ってしまうかもしれません。キッチンやトイレ、お風呂の掃除と、衣類の洗濯は避けるようにしましょう。

【三が日にやってはいけないこと3:刃物を使う】刃物は基本的に包丁を指しています。包丁でものを切ることは縁切りを連想させるのでNGとされています。三が日の期間はいつも一生懸命働いている包丁を休ませて、刃物を使わなければ1年間無事に過ごせるという言い伝えがあるといったように、刃物を使ってはいけない理由は諸説あります。

【三が日にやってはいけないこと4:火を使う煮炊き】煮炊きをする際に出る灰汁(あく)が「悪」と同じ音のため、三が日に煮炊きをすることは縁起が悪いとされています。また、キッチンには火の神様であり、厄除けや災難除去、家内安全などの功徳があるとされる荒神様(こうじんさま)がいらっしゃると言われる場所。三が日に煮炊きをすると休んでいる荒神様が機嫌を損ねてしまうため、火を使うことはやめたほうがいいとされています。「刃物を使ってはダメ、火もNG。だったら食事はどうしたらいいの!?」と思う人も多いかもしれませんが、だからこそお正月の料理として日持ちするおせちがあるのです。

【三が日にやってはいけないこと5:四足歩行の動物を食べる】四足歩行の動物とは、牛や豚、馬、羊などです。仏教では正月に四足歩行の動物を食べることを禁止していました。天武天皇が肉食禁止令を出したためなど、四足歩行の動物を食べることがダメとされる理由は諸説ありますが、どちらが正しい理由なのかは分かっていません。百貨店などで最近見られるおせちにはローストビーフが入っていたりしますが、昔ながらのおせちのラインナップを見ると、魚介類は使われていますが、四足歩行の動物を使った料理はありません。ただ、気にしすぎてしまうと食べたいものが食べられず、三が日を楽しめないことになりかねないので、神経質になりすぎるのはやめましょう。「どうしても気になる……でもお肉が食べたい」という人は鶏肉を食べるようにしてください。

【三が日にやってはいけないこと6:ケンカ】三が日にケンカをすると、その1年は争いごとが絶えなくなると言われています。また、ケンカで年明け早々からネガティブな感情に支配されることで、せっかく歳神様が運んでくれたいい運気を逃してしまう可能性もあります。三が日は苛立つことがあってもすぐに口や顔には出さず我慢! なるべく笑顔で、幸せオラーに包まれた状態で過ごしましょう。

【三が日にやってはいけないこと7:散財】三が日からお金を使いすぎると、その年は金運に恵まれないと言われています。賽銭以外のお金を使ってはいけないという説もありますが、現代社会ではそれでは生きていけないので、使いすぎに注意くらいに考えればいいでしょう。

三が日には初売りがあったり福袋が売り出されたりと、どうしてもお金を使いたくなるこシーンがありますよね。そんなときでも、その場の雰囲気に流されてお金を使うことはやめましょう。計画性のないお金の使い方をしていると、金運をから見放されてしまうかもしれません。

【三が日にやってはいけないこと8:ついでのお墓参り】地域によっては、祝いの期間であるお正月にお墓参りをすることは縁起が悪いため、そもそも三が日にお墓参りをすること自体がNGだとするところもあるようです。ただ、忙しい現代では家族が集まってお墓参りできる期間は限られており、それが三が日という可能性もあります。せっかく帰省してお墓の近くまできたのに、お墓参りをせずに帰ってしまうとご先祖様は悲しんでしまいます。家族で相談して意見の相違がないようなら、三が日でもお墓参りに行くこと自体は問題ないでしょう。

ただ、どこかに行くついでにお墓参りをすることはご先祖様を軽視しているようで失礼な行為になります。実は、歳神様はご先祖様だといわれています。ご先祖様を敬うことで歳神様から福徳を授かることができ、新しい年を幸せに過ごすことができるはずです。

【まとめ】三が日にやってはいけないことは昔から伝わっていることが多いので、現代社会ではすべてを避けることは難しいかもしれません。「この行為はやってはいけないことだった」と頭の片隅に入れておくだけで、気持ちの引き締めになることもあります。できる範囲でいいので、2025年の三が日は「やってはいけないこと」を避けた生活してみてもいいかもしれません。

(水浦裕美)

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