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本当の自分を放出できない者に開かれる道はない/アレン様は大変!!ぉ怒りになられてます。⑪

  • 2024.12.31

本当の自分が出せないと、人間って怒りがたまって、どんどん歪んでいくものなの。その証拠に、当時のヮタクシは、いつもイライラしてたし、誰かを叩いて注目を集めようと必死だったわ。

盗撮は絶対NO! もう、ブチギレが止まらない!

ご無沙汰ザマス。アレンでござぃます……。

唐突だけど、聞いて? ヮタクシね、本当に許せないことがあるの。 それは、ト・ウ・サ・ツよ!

みんなも経験あるかしら? 街を歩いてるとき、ふと気づくと誰かがこっちにスマホを向けてて、無言でパシャッとシャッターを押されてた……って経験。

そりゃ、ヮタクシのあふれるオールァ(オーラ) は隠しきれないのはわかるのよ? でも、これをやられると、もうマッコト(野々村)イライラが止まらないの!

この前、某レジャーランドに行ったときも、ちょっとした事件があったのよ。そのとき、ヮタクシは友達と一緒にベンチに座って、ォットリ楽しくおしゃべりをしてたの。つぶつぶのディッピンドッツ・アイスクリームを食べながらね!

すると、気が付いたら、目の前に女子中学生か小学生くらいの子が5人くらい集まってきたの。「あら、何かしら?」って思ってたら、その子たちがくるりとヮタクシたちに背を向けて、急に全員で自撮りを始めたのヨッ!【小太り大爆笑】

待って、待って、待って!?? あんたたちが背景にしているのは、ただの道路……。ジェットコースターも観覧車も何もないし、風景が綺麗なわけでもない。見えるのはただヮタクシ二人たちだけ。要するに、ヮタクシの姿を狙ってる……?

何か挨拶が一言あるならまだマシなんだけど、その子たちは、ヮタクシたちを背景にして黙ってバンバン写真を撮ってるわけ。もうイライラが頂点に達して、こっちも無視できなくなったわよ。最初はじっと睨んでたんだけど、全然やめる気配もない。

さすがに怒りがドド突き上げてきたヮタクシ、食べていたつぶつぶのアイスを、そいつらにぶちまけてやったわ! 「しっ、しっ! 盗撮するんじゃないわよ!」って、鳩を追い払うみたいに、撒いてやったのよ!!!

バーッと足元にアイスの粒が飛び散る様子を見て、あの子たち、ビックリした顔してたわ。

でも、ああいう無礼なことをするNP(ノーマルピーポー)には、しっかりと反撃することが大事よね。「有名人なんだから有名税だ」と言われることもあるけど、何それ? いくら寛容なヮタクシだって、黙ってやられっぱなしじゃないのヨッ!

大阪のおばちゃん、憎めないわ~

基本的にはヮタクシ、ファンの方からの路上での撮影はお断りしてるんだけど、なかには盗撮されても許せるケースもあるのよ。先日、新大久保でロケをしてたら、ヮタクシのあふれる高貴なオールァが隠せなくて、いろんな人が注目してくれたの。

そしたらね? 3人くらいの大阪のおばちゃんたちが近寄って来て、「アレン様、めっちゃ綺麗! 写真撮ってもええか?」って言うの。最初はうちのスタッフが丁寧に断ってたわ。でも、信号が青になって歩き始めたら、おばちゃんたちが後ろでさっとスマホを構えて、「じゃあ後ろ姿だけ撮らせてもらいます! 眼福~!」って言って、パシャッとシャッターを押してたの!!! 苔蒸す!!!!

さすが大阪のおばちゃんよね。あの図々しさは、憎めなかったわ……。こっそり盗撮するんじゃなくて、堂々と「撮らせてもらいます」って言うんだから、ヮタクシも「もういいわ、お撮りなさいな」って気持ちになっちゃったの。盗撮はやっぱり許せないんだけど、言い方ややり方一つで、こちらの気持ちも全然違うものになるのよね。

結局のところ、人との関わり方って、やっぱり相手をどう尊重するかが大事なのよ。だからこそ、どんなときでも礼儀は忘れちゃダメってことヨッ!

「普通じゃなきゃダメ」なんてことは全然ない

ところ(ジョージ)で、コンプレックスをいじられたり、指摘されたりするのって、マッコ㌧腹が立つわよね。いつもありのままをさらけ出しるヮタクシは、もう無敵よって感じだけど、最初からそうだったわけじゃないの。昔は、コンプレックスがありすぎて、本当に人生辛かった。

ヮタクシ、保育園時代からわかっていたの。自分がちょっと女の子っぽいってことは。男の子の遊びなんて興味ないし、自分のことは「ボク」でも「オレ」でもなく、「ウチ」って呼ぶ。で、周りも気づくわけ。「あいつ、ちょっと変じゃない?」って。

ほんとに、子どもって残酷よね。小学校くらいから頃から「オカマ」なんてあだ名つけられてさ。それがどんだけ傷つくかっていったら、もぉぉぉぉう、言葉じゃ言い表せないくらい!!!!

正直問題、「オカマ」って言葉で「自分って普通じゃないんだ」って思い知らされたのよね。今にして思えば、「普通じゃなきゃダメ」なんてことは全然ないのに、そのときは「普通じゃないとダメなんだ」って思っちゃったの。

もうひとつ、トラウマになったのは「スポーツ」よね。ヮタクシ、運動は小さい頃から大の苦手なの。小学校時代のドッジボールとかは、もう地獄以外の何物でもなかったわ! ボールを投げれば、「オカマ投げ」って暴言を吐かれる。ァリェナィ!!!

チーム分けのときも、どっちのチームからもメンバーとして欲しがられないから、最後まで一人余っちゃって、完全にいらない物扱い。ああもう、涙で前が見えなくなってきて、ちゃんと言葉に出来ているかわからないけど、その経験がトラウマ過ぎて、「スポーツなんて二度とやりたくない!」って思ったわけ。だから、スポーツ大~嫌い!意味ないもん! だってつらい思い出が蘇るんだもん!

でもね、11歳のヮタクシは、「そこで終わらせちゃいけない」って子ども心ながらに思ったのよ。そこで、中学校受験して、「誰も自分のことを知らない環境で、ゼロから自分を作り直そう」って決意したの。オカマって言われないように、わざと自分のことを「オレ」って呼んでみたの。

だけど、結局、根本の自分は変わらない。やっぱり女っぽい自分がどこかにいるわけで、そうするとまた「オカマっぽい」って言われちゃう。テレビなどのメディアで「オカマ」って言葉が聞こえるだけで、自分がダメな人間みたいに感じてしまう。「オカマ」と「スポーツ」、それがヮタクシの人生における二大トラウマだったわ。

いつもイライラして、誰かを叩いて注目を集めようと必死だった

そんな経験があったから、若い頃のヮタクシって、実はずっと男っぽくふるまってきたの。自分のこと「オレ」とか言ってカッコつけてたの。

でもね、初めて会う人たちにも嘘の自分を見せてたから、心から話し合えるような本当の友達なんて全然できやしなかった。自分も嘘と向き合い続けているわけだから、もう、そんなの疲れるに決まってる。

20歳くらいに芸能の仕事を始めた頃も、「女好きのヒモ男」って設定でテレビに出てたのよ。でも、嘘ばっかりだから、売れるわけがないわよね!

さらに、ここからすンごく重要な話をするんだけど、本当の自分が出せないと、人間って怒りがたまって、どんどん歪んでいくものなの。その証拠に、当時のヮタクシは、いつもイライラしてたし、誰かを叩いて注目を集めようと必死だった……。

たとえば、コンビニで偉そうな店員がいたら、「何よあのコンビニの店員、感じ悪っ!」ってTwitter(現X)とかで叩いて、炎上キャラを演じる。情けない話だけど、それでしか目立つことができなかったのよ。オカマである自分を恥ずかしいと思って隠してたし、世間から外れてる自分がみっともないって思ってたから、余計にね。

正直問題、本当の自分で生きるってすごく楽ちん人生!

でもね、あるとき、友達や家族といった周囲の人たちから「なんであんたってテレビに出るとおもしろくなくなるの? 普段のアレン様の方が面白いのに、何かかっこつけてキモいわ!」「今の自分をTwitterに出してみたら?」って言われるようになったの。

それで5、6年前かな、思い切ってTwitterで自分を出してみたのよ。すっぴんの寝間着姿で、オカマっぽい本来のヮタクシを。さらに、自分が感じたことや面白いことをそのまま動画にしてみたの。

そしたらね、もうビックリよ??! 今までは「いいね」の数も5、6個しかつかなかったのに、突然1000個くらい「いいね」の数がつくようになったの。

もう感動の嵐!!! 「これがヮタクシのやりたかったことなのよ!」って、自分自身が認められた瞬間だなって思ったわ。

だってね、やさぐれて他人を叩いてるときは、みんなに見向きもされなかった。それが、吹っ切れて自分をさらけ出したら、みんながヮタクシを見てくれるようになったの。そっからは、もう嬉しさのあまり、バンバン投稿するようになったわよ! 「あの時、勇気出してオカマな自分を出したヮタクシ、ナイス判断!」っていまだに思う。

そこからはもう自信満々よ。嘘偽りを言わず、自分を隠さなくていいんだ。本当の自分を見せるって、こんなにも楽で、こんなにも力になるんだなって実感したザマス。

もし、いま「自分が出せてない」「なんだかくすぶってる」と思う人には、自分を思いっきりさらけ出してみてほしいの。びっくりするような新境地が待ってるワヨッ!

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