【RIZIN】「何も覚えていない」三浦孝太、失意の”失神KO”負けに涙　再起戦で「出れる理由を親以外で作りたかった」

10度目の大晦日大会「RIZIN DECADE（RIZIN.49／雷神番外地）」は31日、さいたまスーパーアリーナで開催されている。
朝倉未来軍と平本蓮率いるブラックローズ軍の全面対抗戦「雷神番外地」の第4試合で冨澤大智にKO負けを喫した三浦孝太が試合後インタビューに登壇。「会場に来たことも覚えていない」と記憶があいまいであることを明かしたうえで、苦悩の1年と今後について涙ながらに語った。

■「この舞台はふさわしくないんじゃないかと」

三浦は冨澤に1ラウンド113秒でスタンドでの膝打撃により失神KO負けを喫した。
三浦は後頭部あたりを氷嚢で冷やしながらインタビューに登壇。「会場に来たことも覚えていない。試合については何も覚えていないくて、薄っすら夢みたいな感じでセレモニーがあったのは覚えているんですけど……どこまでが現実なのか、モヤモヤしている状態」と記憶が曖昧であることを明かした。
三浦は格闘技デビュー戦からを振り返り、「親のおかげだったり、みんなの期待で出れて、いい結果を出せていたんですけど、格闘技を真剣にやってる人とやると力の差を見せられてしまってる」と反省。
今回の対戦についても「ぶっちゃけ僕的にはこの舞台に立つのもふさわしくないんじゃないかな、とも思っていて。ただ、周りが背中を押してくれてこの舞台に立てた」と苦しい胸の内を明かした。
三浦は「デビューしてから知名度が先行してしまって……自分がどこに向かっていくべきなのかをこの一年考えて、自分の（RIZINに）出る理由を、親以外で作りたいと思って活動していたんですけど、こういう結果だと……自分は自分にしか出せない色を見せるべき場所で見せていく方がいいのかな」と涙ながらに語った。