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2025年1月の開運アクションは肉体とエナジーを高める「マッサージ」【美と心の星サプリ 第5回・前編】

  • 2024.12.31

フレームワークを司る山羊座の影響で、骨や筋肉がフォーカスされる

yuji(以下y) 2025年1月は山羊座のシーズンで、後半は水瓶座へ移ります。各星座には担当する体のパーツがあり、山羊座は骨、筋肉や筋膜、皮膚や歯など、硬質化した部位が該当しますね。人間の体のフレームワークと関わるイメージです。同時に、社会におけるフレームワークを司る星座でもあるので、世の中のベースになっている古代の叡智や本質、本物、オーソリティといったムードも加わります。

美と健康というジャンルに関しては、骨や筋肉、筋膜といったパーツに加えて、ほかの天体の影響もあり、「緩める、ケアする、浄化する、ほぐす」といった複合的なキーワードが浮かび上がってきます。「姿勢」も山羊座の担当分野になるのですが、今はデジタルデバイスを使う時間が長く、よい姿勢でいるのが難しい時代ですよね。CHICOさんはさまざまな人のケアを手がけるなかで、「姿勢」に関してどう感じていますか?

CHICO(以下C) スマホやデジタルデバイスの長時間使用により姿勢が悪くなりやすい生活であるのは間違いないですね。だからこそ、日々のマッサージで凝りをリセットすることが重要に。首やデコルテの血流を促すだけでも、まるで背中全体をマッサージしたかのように姿勢や顔色がよくなることも多いですよ。特に関節の周りはめぐりが悪くなりやすいので、セルフケアでもかなり変わると思います。

y 姿勢や筋肉は、意識やマッサージによってセルフケアができるように感じますが、骨のケアは自分自身でできるものなのでしょうか。

C 骨そのものを改造することはできなくても、マッサージなどで骨を支えている筋肉を整えることは効果的。骨同士のジョイントが、もともとは引き締まっていたものが、年齢とともにつなぎ合わせが緩んできたりするんです。例えば、年齢が上がると顔が“広がってくる”と感じる人がいると思うのですが、それは頭蓋骨の引き締まりがなくなって緩んでくることによるもの。食事でカルシウムなどを補うのもよいですね。いい骨をいかに長持ちさせるか、という心がけが必要です。

肉体、心、エナジーを高める「マッサージ」のすすめ

y マッサージのメリットはどんなところにあると思いますか?

C 肉体、心、エナジーのそれぞれに及ぼす影響がありますね。物理的には、ほぐして筋肉の血流をほぐしたり、リンパ液の流れを促すことでスッキリする“デトックス効果”があります。そして、指先は体の中でも特に「センサー」が多い部分。1平方cmあたりのセンサーの密度が高いからこそ、自分の皮膚を通じてそのセンサーに触れると、「心地よい」という信号が流れ、リラックスする生理活性物質の「セロトニン」が脳内で分泌されます。つまり、体にとって心地よいことをすると、自分でいいホルモンを出せるということ。“触れること”には科学的な裏付けがしっかりあるんですよ。

1日の終わりに、「頑張ったね」という意識を手にのせてマッサージすることが、心のケアに。“自分が自分の味方になる”ということが大切ですね。エナジーという観点では、「自分を愛そう」と無理に思わなくても、「お疲れさま」くらいのテンションでやってみるとよいですよ。「今日もよく頑張ったね」と念じることで、自分のエナジーを自分で浴びていく行為がセルフマッサージ。意識するかしないかで、変わってくると思います。

y 筋トレに似ているかも。「効かせたい」と思ってやると変わる。学生のとき、部活動で「動きやパーツを意識するように。筋トレは惰性でやるな」と先生に言われていましたが、それに近いものを感じます。セルフマッサージに加えて、サロンでのプロによる施術もありますが、どちらがよいですか?

C 両方大事ですね。背中などの自分では触れにくいパーツを含め、全身を客観性を持って見てくれるのがセラピストによる施術の魅力。おすすめしたいのは、セルフで日々、少しずつ部分メンテナンスをして、ときどきプロに全体のコンディションを高めてもらう……というコンビネーション。マッサージのテクニックはなんであれ、体に触れるということは昔からある治癒法です。日本では「手当」という言葉がありますが、基本はさする、触れる、ということに意味があるんですね。ただ、パンデミックを機に、人とのボディコンタクトに変化があったように感じていて。パリでは挨拶のときにビズ(両頬へのキス)をする習慣がありますが、最近ではビズをしない人も現れてきたことに驚いています。

冥王星水瓶座時代、パリで生じた「ビズ」の多様性

y スポーツでも、試合のあとの握手やハグがなくなりましたよね。ディスタンスに変化が生じているのは事実だと思います。昨年の11月20日に、冥王星が山羊座から水瓶座に移ったのですが、既存の“先”へ行くのが水瓶座の時代の特徴。ひとつの方法に縛られず、個々のやり方でものごとを進める方向へと変わってきています。フィジカルコンタクトのありなしについても、それぞれが違った考えで、尊重される形に収まっていきそうです。

C フィジカルコンタクトって、ある意味、それぞれの“菌の交換”だと思っていて。自分の中の多様性が作られていたはずが、よりクローズドになってしまう懸念を感じたりもします。コロナ禍を経て人との親密なつながりを感じられるビズが減ったことに、少し戸惑いや寂しさを感じるのも事実。

y その点でいうと、冥王星水瓶座時代は見えない世界がクローズアップされる面もあります。菌、目に見えない波動、量子といったものが可視化あるいは数値化されて、今まで民間伝承や都市伝説のように思われていた事象や昔からの叡智が、科学的に発見されるということも多いはず。それが有用だったり、人によってはそれで救われたり、という意味では、変化によってメリットがある人もいるでしょう。いろんな価値観が提示されていく時代になるから、フィジカルコンタクトという点ではクローズドに見えるかもしれませんが、逆に豊かになる部分もありそうです。

C 時代とともに価値観は変わっていくんですね。

Profile

yuji

星読み係、ヒーラー。 香川県高松市生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業。ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、宿命に抗えず拠点を東京に移しヒーラーとして活動を開始。現在は書籍執筆、連載、講演などで活躍する一方、毎日星読みを行い、星々からのメッセージをSNSにて発信。新著『星読みで才能を見つける本』(講談社)は発売1週間で大量重版に。https://youtube.com/@yuji-universe

CHICO SHIGETA

「SHIGETA」主宰。ホリスティックビューティーコンサルタント。フランスと日本で心身のバランスを重んじるメソッドを探求し、「バイタリティー・コーチング®︎」を考案。セレブリティやアーティストのケアに加え、美容分野でのコンサルティングやブランドスポークスマンも務める。https://shigetaparis.jp

Photos: Katsuto Okazawaki Text: Kiriko Sano Editor: Rieko Kosai

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