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獅子座の空模様-石井ゆかりの星占い「2025年の年報」

  • 2024.12.31

2025年獅子座の空模様

2025年前半は「夢、友情、希望」の時間です。2024年半ばから、交友関係が一気に広がった人も多いでしょう。仲間が増え、「みんなで行動する」機会が増える流れが、2025年前半も続きます。人間関係全般に恵まれ、うれしいことが増えます。組織や立場を離れ、ひとりの人間として付き合える相手が見つかります。また、イベントや集まりに「個人として参加する」機会も多くなるでしょう。肩書きや義務の範囲外で、自由に活動する場に出会えます。さらに「夢を追う」時間でもあります。新しい夢を見つける人もいれば、追いかけている夢にぐっと近づく人もいるでしょう。

2025年後半は、「救済・過去との邂逅・問題解決」の時間に入ります。春からすでに「問題解決」に向けて格闘している人もいるはずですが、6月以降はその努力が報われ、悩みが徐々に消えていきます。人が助けてくれる場面、救いの手を差し伸べてくれる場面も増えます。普段、人に頼らない生き方を好んでいる人も、この時期は「人の手を取ることの意義」に気付かされます。誰かにサポートしてもらう経験を通して、自分自身が人をサポートすることが上手になります。

過去を振り返る場面もあるでしょう。これはセンチメンタルな感傷ではなく、あくまで先に進むために、今向き合うべきこと、かえりみるべきことが過去の側に見つかる、ということだと思います。懐かしい人との再会や、過去にすれ違ってしまった人との和解を通して、先に進むための準備ができます。

2018年頃から仕事や対外的な活動において、「改革」を試みてきた人は、そろそろその改革のゴールが見えてきます。より自由な働き方を模索してきた人、常識にとらわれない活動を展開してきた人は、そうした試みの「新しさ」が、周囲に受け入れられます。とんがった生き方、斬新なスタイルが「特異なもの」として見られず、貴方のスタイルとして理解され、受容されます。

2025年はさらに、勉強を始める人が少なくないでしょう。時間をかけた勉強、専門性を高めるための勉強、自分に合った勉強をスタートさせることになります。学校に入る人もいれば、独学を始める人もいるはずです。強い問題意識、「これではいけない」という危機感の中から、真剣な学びが始まります。この「学び」の時間は、短ければ2028年頃まで、長ければ2039年頃まで続きます。生きている限り、人は成長できるもの、と言われます。特に、これまで勉強してこなかったことを密かに後悔している人は、ここからその後悔を払拭できるかもしれません。

また、ここから長旅に出る人もいるだろうと思います。3年、またはそれ以上の長きにわたって、遠い世界に身を置き、深い成長を遂げていく人が少なくないはずです。

[時期について]

1月から4月半ば、「隠れた敵と闘う」時間へ。2024年9月から11月頭に、問題解決のために密かに大奮闘した人は、ここでその「第二ラウンド」に進む。第三者には見えないところで、根深い悩みをガツンと解決できる。

1月から2月頭は「ギフトの時間」。とてもうれしい贈り物を受け取れそう。または、自分から誰かに贈り物をすることになるかも。人から「良くしてもらえる」。パートナーや恋人と、とても親密な時間を過ごせる。経済的にもうれしいことが多い。この流れは3月末から4月に、再び巡ってくる。

2月から6月頭は、楽しい旅と学びの時間。遠出する機会が増える。招待や招聘を受ける人も。懐かしい場所を訪れて、幸福の種を見つけられる。遠くから懐かしい人が訪ねてきてくれるような場面も。「学び直し」に取り組む人も多そう。復習、人に教えるための学びの時間。

4月から6月半ばにかけて、熱い勝負の時間。2024年11月から年明けに大チャレンジをした人は、その「第二弾」に挑める。自分自身と闘って打ち勝てる時。周囲を巻き込んで新しいことを始める人も。エクササイズ、スポーツなどに打ち込む人もいそう。

6月10日から約1年の「救済・過去との邂逅・問題解決」の時間に入る。ここから「救い」を感じられることが多くなる。人と心から助け合える。甘えることの意義を学べる。長い間の悩みを、ここで「昇華」させることができる。年明けから春にかけて苦労したことが報われる。

6月半ばから8月頭、経済活動に熱がこもる。欲しいものを手に入れるために大奮闘し、結果を出せる。価値あるものを生み出せる時。

7月以降、個性的な友人が増えそう。新しい時代の流れを感じられるようなイベント、集まりに参加することになるかも。交友関係の中で蒙を啓かれる。

8月から9月はフットワークで勝負できる。あちこち動き回って得るものが多い。コミュニケーションも熱く盛り上がる。論争、議論に巻き込まれる気配も。

9月末から11月頭は「居場所が動く」時。家族構成の変化や引っ越しなど、生活を包む環境が変わる。身近な人と徹底的にやりあい、膿を出せる。実家を出て独立する人も多そう。

10月半ばから11月頭は、とても楽しい時期。外出の機会が増える。外に出るといいことがある。いい意味で「犬も歩けば棒に当たる」時。

11月から12月半ばは、やりたいことにガンガン打ち込める、とても楽しい時期。クリエイティブ。情熱的。愛にも強い追い風が吹く。

年末年始はかなり忙しくなりそう。周囲の人のためにいい汗をかける。しっかり自他のケアができる。

[愛について]

パートナーとの関係が非常に濃く、強く、深くなります。「切っても切れない繋がり」が作られてゆく時間に入ります。ふたりで行動する時間が増えますし、ふたりで協力しなければならない活動も増えます。お互いの自由度や自立性を大事にし、「束縛し合わない」ことをモットーにしてきた人も、この時期はそうした距離感を縮めざるを得なくなるでしょう。

一方、パートナーシップにおいて根の深い問題を抱えていた人は、その問題を根本的に解消してしまうような状況に置かれるかもしれません。ふたりの外部に展開する出来事が、半ば強制的に問題解決へとふたりを押し出してゆくのです。たとえばこれまで「別れるべきだと思うが、いろいろな事情で別れられない」状態だった人は、状況の変化によって「別れざるを得ない」ような展開になるかもしれません。

愛を探している人は、強烈な魅力を持った人に「巻き込まれていく」ような状況になるかもしれません。この時期に出会った相手とは「切っても切れない関係」になるので、どういう相手と付き合うかは、大問題です。もとより「完璧な人」は存在しませんが、自分自身がパートナーシップにおいて何を大切にし、相手のどんな面を重んじるのか、ということが強く問われます。

愛に追い風が吹くのは年明けから6日、2月から3月、5月から6月頭、8月末から9月中旬、11月から年明けです。特に12月は「愛が蘇る」ような場面もあるかもしれません。

[おわりに]

外国に出掛けた時、現地の人と親しくなったり、地元の集まりに混ぜてもらったりすることがあります。長期滞在や長期の留学、移住をした人はさらに、現地の人たちの集団にとけ込むことになります。とけ込み、馴染んで、現地の人々と変わらない生活を送りながらも、しかしどこかで、「自分は異文化圏からの人間である」「異邦人である」という感覚は、完全には消えません。むしろ、とけ込めばとけ込むほど「完全には同じになれない」という実感を強める、という話を聞いたことがあります。

未知の世界にゆけば必ず、「その世界のことを完全には知ることができない」という思いを抱かされます。ですがその思いこそが、「未知の世界にゆく」ことの最大の目的なのかもしれません。参加してすぐ同化できるような場所なら、わざわざ行く意味があるでしょうか。わからないからこそ、違っているからこそ、行ってみたくなるのではないでしょうか。以前「日本の旅行業界のガラパゴス化」という議論を目にした時、私は思いました。「ほかのどことも違うガラパゴス島こそ、誰もが行ってみたいと思う場所ではないか」と。もし、どこに行っても同じような体験しかできないなら、旅行に行く喜びとは何なのだろう、と思ったのです。

2025年、獅子座の人々はもしかすると、ある種の疎外感や孤立感を抱くことになるかもしれません。それは、未知の世界に足を踏み入れたために湧いてくる思いです。「勉強しよう!」と思って教科書を開けば「難しい、わからない」と思える内容にぶつかります。「友だちが欲しい!」と思ってイベントやサークルに参加すれば、古参のメンバーの中で居心地の悪さを味わいます。新しいことを始めれば、わからないこと、なじめないことだらけです。ですがそれこそが、そもそも貴方の求めていたことです。もしそうしたなじめなさ、居心地の悪さ、わからなさがないならば、そもそもそんな場所に身を置く必要はないはずなのです。

2025年のどこかで、もし貴方が寂しさや孤立感、「どこに身を置けば良いのだろう」というような思いを抱いたなら、このことを思い出していただきたいのです。別の星に降り立ったら、自分はその場所で、エトランゼです。わからないことがたくさんあるからこそ、そこに行きたいと思ったのです。わかりきった世界の、飽き飽きするような空気から逃げ出して、そこにきたのです。それを思い出せば、また新しい意味で「ここにいていいのだ」と思えるはずです。

 

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