1. トップ
  2. 心理・占い
  3. 牡牛座の空模様-石井ゆかりの星占い「2025年の年報」

牡牛座の空模様-石井ゆかりの星占い「2025年の年報」

  • 2024.12.31

2025年牡牛座の空模様

2025年前半は「お金、もの、所有、物質」にスポットライトが当たります。2024年後半から活性化している経済活動が、さらなる盛り上がりを見せます。欲しいものが手に入りますし、平たく言って「金運の良い時」です。収入アップのために転職する人、「手に職をつける」ために頑張る人も多そうです。経済的に豊かになり、心も安定しそうです。

年の後半は「学び、旅、コミュニケーション、兄弟姉妹」の場所に木星が移動します。ここから2026年半ばまで、豊かなコミュニケーションに包まれ、とても賑やかな日々を過ごせるでしょう。出掛ける機会が増えますし、たびたび旅行に行くことになるかもしれません。勉強や研究、取材、発信活動など、知的活動に取り組んでいる人には、大チャンスが巡ってきます。知的好奇心のおもむくまま、フットワークよく動き回り、価値あるものを得られます。

年の前半に誰かと論争していた人、兄弟姉妹と衝突した人も、6月以降はなごやかな関係を取り戻せます。年明けから春に、言いたいことを思いきり言い合ったおかげで、溜まっていた膿が出て、スッキリした関係を新しく結んでいけるのかもしれません。

普段、慣れたものの世界に安住しがちな人は、2025年半ば以降は「新規開拓」がポイントです。新しいお店を探し、新しい「行きつけ」を作るような活動が功を奏します。普段親しんでいるアクティビティやコンテンツも、「ちょっと新しいものを試してみる」姿勢が大切です。

2025年は過去を振り返る場面が増えるかもしれません。古い記憶をたどったり、ひとりになる時間を大切にしたりする人もいるでしょう。他者とのコミュニケーションが盛り上がる一方で、自分自身との対話が厚みを増します。モノローグ、内省が深まります。

「助け合う」ことに意識が向かう人も多いでしょう。損得抜きで誰かに手を差し伸べることになるかもしれません。あるいは、誰かが差し伸べてくれた救いの手を、握り返す場面があるかもしれません。「他人に迷惑をかけたくない」といった気持ちから孤立状態にある人は、そこから引き返すことができます。誰かを助ける経験を通して、誰かに助けてもらう勇気を得る、という人もいるだろうと思います。

2018年頃から孤立感があった人は、他者との距離が近づくのを感じられるでしょう。また、2018年頃から非常に論理的に、合理的に生きることを重んじていた人は、自分に課したストイックなルールのいくつかを、手放すことになりそうです。2018年頃からの「自己改革」が最終段階に入り、「まとめ」と「その先への転換」が視野に入ります。改革が終わるということは、新しい安定軌道に乗るということです。長い挑戦のゴールに近づき、「これでいいんだ」と思える確かなものをいくつか、見つけられそうです。

[時期について]

1月から4月半ばは、熱いコミュニケーションの時間。2024年秋に誰かと大論戦を繰り広げた人は、ここから第二ラウンドに入る。外出の機会が増える。あちこち旅する人も。勇気を出して新規開拓ができる。勉強や知的活動にも情熱を燃やせる時。

1月から2月頭は交友関係がとてもあたたかくなる。人間関係全般に愛が満ちる、出会いがあり、和解がある。この流れは3月末から4月に再び訪れる。

2月から6月頭、第三者には見えないところでうれしいことがあるかも。愛や優しさに救われる。または、自分が愛によって誰かを救うことができるかも。愛の復活、再会も。

4月半ばから6月半ば、「居場所が動く」時。引っ越しや家族構成の変化などが起こる。「家族会議」を重ねる人も。2024年11月から年明けに家の中がゴタゴタした人は、ここで最終的な着地点にたどりつける。

6月から約1年「コミュニケーション、旅、学び」の季節へ。とにかく外に出たり、新しい知識に触れたりしたい時。新規開拓に妙味が。

6月半ばから8月頭は、愛と情熱の季節。やりたいことにガンガン取り組める。才能が開花する。熱い愛を生きられる。

7月から、約7年の「経済活動の改革、価値観の更新」の時間へ。ここからお金や物質的豊かさにまつわる見方、考え方が一変していく。

8月から9月はとても忙しい時期。いい汗をかける。新しい役割を担う人も。自分に合わない生活の仕方、働き方をしている人は、ここで転職活動など、根本的な対策を打てる。

9月末から11月頭は、人間関係に熱がこもる。人とガンガン関わり、出会い、やり取りをして、成長できる。タフな交渉に臨む人も。

10月半ばから11月頭は、心身のコンディションが上向きに。とても暮らしやすい時。

11月から12月半ばは、人から受け取るものが多い時。一方、古いものを盛大に処分する場面も。スッキリできる。

12月半ばから年明けは、雄大な旅の季節。かなり遠くまで行ける。集中的に学ぶ人も。精力的に動き、移動し、コミュニケーションを重ねて、世界が広がる。

[愛について]

「ジャマされなくなる」時です。これまで外部からあれこれ、愛をジャマされてきたなら、そのお邪魔虫が消えていきます。周囲からのわかりやすい反対意見とか、忙しすぎる日常とか、出会いや愛の進展をジャマするものがなくなるのです。

あるいは、自分自身の中にいるお邪魔虫がなりをひそめるのかもしれません。たとえば、周りの目をむやみに気にする気持ちとか、失敗したくないという気持ち、恐怖心や強迫観念、固定観念のようなものが、愛への道をふさいでいたなら、その障害物を撤去できます。自分自身の望みに正直になれますし、望みを叶える方向に、まっすぐ動き出せます。

愛に強い追い風が吹くのは、6月から8月頭、9月末から12月頭、クリスマスから年明けです。

[おわりに]

たとえば旅行では、スーツケースにあれこれ詰め込んで出掛けます。帰りにはお土産も入るから、余裕を持とう! と思っても、あれもいるかも、これもあると便利、とやっているうちに、出掛ける前からパンパンになってしまうこともあります。

いざ出掛けていって、旅先で活動するうち「これを持ってきてよかった!」と思えることもあれば、邪魔になって、旅先で捨ててきてしまうものもあります。これはいらなかった、あれをもってくればよかった、と、泡のように小さな後悔、反省が浮かびます。実際に現地に行ってみるまでは決してわからない「必要なもの」。どんなに旅慣れた人にも、そうしたシーンがあるのではないかと思います。

2025年の前半、牡牛座の人々はスーツケースにアイテムをぎっしり詰め込みます。そして年の半ば以降、旅に出掛けます。すると、旅先で「これもあれも、本当はいらなかった」「本当に必要なものは、これだった」ということが分かります。そこで、盛大に荷物の内容を変えることになります。

と、これはもちろん、比喩です。2025年は牡牛座の人々にとって、「ニーズ」「欲しいもの」が激変し始める年なのです。年の前半は比較的「いつもどおり」の価値観の延長線上で動けますが、半ば以降は「何が欲しいか」「何が必要か」の中身も量も、様変わりします。

できるだけ荷物が軽いほうが、行動しやすくなります。一方、何も持っていなければ、人間はとても弱い状態になります。お金やものを持っている人が「強く」、持たざるものは「弱い」とされる世の中です。急いで逃げて命を守るような時は、何も持たない人が最強ですが、リゾートに遊びに出掛けるような時は、お金やものを持っているほうが、受け入れられやすくなります。身軽な旅と大荷物の旅、「どちらかが正しい」ということではありません。ひとえに、自分がどんな世界に身を置き、どんな生き方をしたいか、にかかっています。

2018年からこのかた、牡牛座の人々の生き方はガラッと変わりました。変化を遂げた自分として、今、何が必要なのか。カバンの中に、口座の中に、何がどのくらい入っていればいいのか。2025年はそれを、いろいろな場面で問われることになりそうです。「ほかの人と同じものを持っていればよい」という発想は、ここではまったく役に立ちません。平均値も、中央値も、常識も、ほとんど参考になりません。ほかの人の生き方と、自分の生き方は、別のものだからです。

年齢をかさねて定年を迎え、仕事から引退したり、「隠居」したりした時、「何をすればいいかわからない」状態に陥る人が少なくない、と聞きました。たとえば2025年、そんな未来に危機感を抱き、「何をすればいいか」を探し始める牡牛座の人もいるだろうと思います。これも上記のことに通じます。自分の人生に本当にフィットする活動、趣味、目的は、自分で見つけるしかありません。自分が変化したらその内容も変わりますし、他人の動向はあまり参考になりません。

今までしたことのない買い物をし、行ったことのない場所にひとりで出掛け、「自分の世界」を作れます。それは「みんなで一緒に」やることではなさそうです。もちろん、これは2025年の牡牛座の人々が孤独になるとか、寂しくなるとかいうことではありません。たとえば、詩を書く時、人はひとりになります。手紙を書く時も、ひとりになります。ランニングをする時、勉強する時、本を読む時、頭の中が自分ひとりになります。まわりが人混みでも、混み合ったカフェでも、自分だけの時空に包まれます。そういう「ひとりの時間」でだけ、「自分の世界」を作れます。そんなふうに、2025年の牡牛座の人々は「自分の世界」を作る時間に入ります。

 

元記事で読む
の記事をもっとみる