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毒親に連れてこられた娘は結婚できるのか!?『本日はご成婚なり!』で描かれる結婚相談所のリアルとは

  • 2024.12.31

結婚相談所ではどんな物語が生まれているのか、想像したことはあるだろうか? 結婚相談所にも、さまざまなドラマが眠っている。『本日はご成婚なり!』(桃缶、SAKI:漫画、じ:ネーム構成、結婚物語。:原案/KADOKAWA)は、実際の結婚相談所にあったエピソードを基にした漫画だ。

主人公は、コトブキ結婚相談所の相談員として働く相田。彼女が出会う、婚活中の人々のエピソードが展開される。相田の人間味あふれる対応が、この相談所の魅力であり、読者を惹きつけるポイントだ。

ある日、相談所に一組の親子が訪れる。足取りの重い娘と、そんな娘を無理やり連れてきたのはハキハキした母親。一見、結婚に乗り気でない娘を心配する母親のようだが、口を開くとその様相が一変する。母親は娘を「ブス」と嘲笑し、平然と傷つける。明らかに毒親である。

毒親と共に過ごしてきた娘は、「自分がブスである」という思考に囚われ、自己肯定感が著しく低下していた。その言動や態度からも、心の傷が窺える。相田は相談員として、彼女が幸せな結婚を掴めるよう尽力するのだ。

はたして、毒親を持つ彼女は無事結婚できるのか。結婚できるとすれば、相田はどのように彼女を救うのか。リアルな恋愛や仕事を通じたエピソードは、読者の共感を呼ぶのではないだろうか。

本作には毒親をテーマにしたストーリー以外にも、多彩なエピソードが収録されている。現代の結婚観や恋愛観の多様性を垣間見ることができる点も魅力だ。婚活に興味がある人はもちろん、多くの人に読んでほしい作品である。

文=ネゴト / 森ソタカ

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