「きんぴら」といえば、あと一品欲しいときや、お弁当の隙間埋めに大活躍のお惣菜ですよね。でも定番すぎて、ちょっと飽きてきた…。そんなときに、埼玉県の農家にちょっと変わったアレンジレシピ、その名も「信田巻(しのだまき)」を教わりました。なんときんぴらを、市販の味付き油揚げで包んじゃうんですって。これは、簡単そう。さっそく作ってみたいと思います!
そもそも「信田巻」って何!?
信田巻って、聞きなれない名前ですよね。どんな料理かというと、油揚げで肉・豆腐・野菜などを巻き、煮る・揚げる・蒸すなどしたもののことで、油揚げを使う料理全般を指すこともあるそうです。
この名前は、信太の森(現大阪府和泉市)に住むきつねが美女に化け、安倍保名と暮らして晴明(陰陽師の安倍清明)をもうけたという伝説があり、またきつねが油揚げを好むとされることから付いたものだそう。
由緒ある料理なんですね。名前の由来がわかったところで、レッツ・クッキング~♪
定番の惣菜にひと手間!「きんぴらの信田巻」
材料(4人分)
にんじん…1/2本(100g)
ごぼう…1/2本(100g)
味付き油揚げ(市販)…6枚
サラダ油…大さじ1
砂糖…大さじ2
しょうゆ…大さじ1/2
ゴマ油…少々
作り方
1.にんじん、ごぼうはそれぞれ細切りにする。
ごぼうは洗ってから包丁の裏で皮を取りました。
2.サラダ油で1を炒め砂糖、しょうゆで味付けし、ゴマ油で味を調え、きんぴらを作る。
ごぼうとにんじんをしんなりするまで炒めて味付けしました。
きんぴら完成です!!
3.味付き油揚げを広げ、2を巻き、斜めに切る。
味付き油揚げは、破らないよう慎重に広げました!
きんぴらを載せて…
くるっと巻くだけ‼
きんぴらがバラバラにならないようギュッと巻いて、巻き終わりを下にして置きました。
斜めに切って盛り付けて完成です♪
ひと口食べると、中から甘辛い煮汁がじゅわ~
さっそく、いただきま~す♪
きんぴらのシャキシャキとした歯応えと、油揚げの柔らかい食感の組み合わせが斬新!
口に入れると、甘辛い煮汁がジュワ~~っと出てきます。
一口サイズに切ってあるので、きんぴらがバラけることなくパクっと食べやすい♪
これは、ご飯が進みそう!ということで、ご飯と一緒に食べてみたら…
甘辛いタレがご飯に絡み、あっという間になくなってしまいました(笑)。
一部を残しておいて翌日にお弁当に入れましたが、冷めてもおいしかったです。
市販の味付き油揚げできんぴらを巻くだけなので、ほんと簡単に作れちゃいます!きんぴらも市販のものにすれば、秒で出来ちゃう(笑)。
いつものきんぴらに飽きたなあというときに、ぜひ、試してくださいね。
★今回のレシピは、埼玉県JAいるま野「とれ蔵KITCHEN」からの提供でした。ぜひこちらもご覧ください。
https://www.ja-irumano.or.jp/recipe/ninjin/1273.html
<参考文献>
WEB
桜坂観山荘「信田巻とは」
https://kanzan.net/sakurazaka/20231101-14346/