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高橋健介オトナ化計画【第4回】30歳を迎えて「アウェーでも戦えるように」「役者としてはシビアに頑張っていきたい」

  • 2024.12.30
12月24日に開催したバースデーイベントの感想や今後の抱負について語った高橋健介 撮影=八木英里奈
12月24日に開催したバースデーイベントの感想や今後の抱負について語った高橋健介 撮影=八木英里奈

【写真】ソファに座りこちらを見つめる高橋健介

「WEBザテレビジョン」でリニューアルスタートした俳優・高橋健介の連載企画「高橋健介オトナ化計画」。オトナを目指して「週刊ザテレビジョン」でさまざまな体験をしてきた高橋が、さらなるレベルアップのために資格や検定などに挑戦する。第4回は、12月24日に開催されたばかりのバースデーイベントの振り返りに加え、30代の目標や2025年の展望について話を聞いた。さらに、オトナ化企画として、第1回で興味を示していた資格「野菜ソムリエ」にちなんだ野菜の漢字クイズの続編として、難読漢字の読みにも挑戦!

バースデーイベントを終えて感じる二つの思い

――12月24日に東京・Zepp DiverCityで行ったバースデーイベントについて聞かせてください。まずは、終えての率直な感想を教えてください。

「2025年はどうしよう…」ですね。構想はあるっちゃあるけど、次が微妙な感じになるくらいなら、やらないのもアリかなって。

――それくらい2024年にやりきったということですか?

そうですね。自分のやりたいと思っていたことが全部形にできて、自分の中ではやりきったから。でも実現できたのは周りの人たちのおかげ。だから終えた感想として「次はどうしよう」の次に出てくるのは、みんなへの感謝です。ありがとうございます。

――ゲストには黒羽麻璃央さんが出演しましたが、いかがでしたか?

いや、もう本当にありがたかったですね。以前にも連載で話したかもしれませんが、本当は麻璃央くんの出演は当日のサプライズにしようと思っていたんです。バースデーイベントでは、あくまでも自分一人でどこまで楽しませられるかにチャレンジしてきているので。だけど、それは麻璃央くんファンに対して失礼だなと思って。麻璃央くんにフォーカスが当たる時間が長くなることも分かっていたし、僕のバースデーイベントは配信もない。そう考えて、早めに発表させてもらいました。麻璃央くんの歌も本当にすごく良くて。締めるとこを締めていただいてありがたかったです。

高橋健介 撮影=八木英里奈
高橋健介 撮影=八木英里奈

高橋健介が「あの頃夢見た自分」と今の自分

――健介さんも事前の予告通りさまざまな替え歌を歌った他、オリジナル曲「ポジ男」も披露されました。はなわさん作詞作曲で、健介さんらしさ満載のすごくすてきな楽曲でした。

最初は“2.5次元あるある”の歌にしようと思っていたんですよ。面白いかなと思って。だから2.5次元あるあるのネタをブワーッとはなわさんに送ったんです。そしたら、はなわさんが「健ちゃんみたいなスーパー陽キャってあんまりいないから、そっちに寄せた歌もアリかもね」と言ってくれて。「とりあえずそっちも送ってみて」と言われたので、僕の生き方や思いもブワーッと送ったんです。そしたらそれを整理して「ポジ男」を作ってくださいました。

――そうだったんですね。最初に「ポジ男」の原曲がはなわさんから送られてきたときはどう思いましたか?

「僕そのものでいいな」と思いました。自分ではうまく言葉にできなかったことも歌という形にしていただいて。感謝しかないです。ちょっと落ち込んだときとか、暗い気分になっているときとかに、これを聞いて嫌なことを忘れてもらえたらいいなと思います。あとは、ありがたいことに僕の歌になったので、これからはこの曲を持ってラジオとかに出られるなとも思いました。

――曲の中で特に気に入っているところを挙げるなら?

Dメロって言うのかな、「世界の誰もが俺のこと キライと言っても俺は好き」はまさに俺だなって思いました。その後の「あの頃夢見た自分とは どう考えても違うけど 恐らくその夢叶えても たいして今と変わらねえ」も気に入っていて。10年前、「ウルトラマンX」(2015年、テレ東系)が終わった後は、正直俳優のことしか考えてなかったんですよ。だから映画とか連ドラとかに出て、いわゆる芸能生活がしたいと思っていたんですけど、ミュージカル「刀剣乱舞」に出合って、舞台にたくさん出させてもらうようになって、想像していたのとは違う現状になった。

でも、もし映画とかにバンバン出ているような俳優になっていたとしても、楽しさは今と変わらなかったんじゃないかな、むしろ今の方がいいのかもしれないくらいに思っているんですね。ファンの方の中にも「私の人生、こんなはずじゃなかった」と思っている人がいるかもしれないんですけど、この曲を聴いて“今とそんなに変わらないんだったら今でいいか”と思ってもらえたらいいなと思います。この曲は撮影、SNS投稿OKにしていたこともあって、Xのトレンドにもずっと入っていたみたいで、ありがたいです。

高橋健介 撮影=八木英里奈
高橋健介 撮影=八木英里奈
高橋健介 撮影=八木英里奈
高橋健介 撮影=八木英里奈

「僕は2歩進まなきゃ」つるの剛士、杉浦太陽とのイベントで感じたこと

――イベントでは、ウルトラマン基金で一緒に能登に行ったつるの剛士さん、杉浦太陽さんからのビデオレターも届きました。

太陽さんは2016年に熊本に一緒に行って以来、つるのさんに関しては今回初めてご一緒したんですが、お二人ともメッセージを送ってくださって。ありがたいです。今後はプライベートでもお付き合いさせていただきたいなと思っているので、まずは年明け1月に、お二人を何かに誘うところから始めようと思っています。

――お二人とウルトラマン基金でご一緒したことで感じたことがあったそうですね。

2016年に太陽さんと熊本に行ったときにも思ったんですけど、僕はウルトラマンだから喜んでもらえるけど、杉浦太陽さんは杉浦太陽さんとして、人を元気にできる。それがすごくすてきだなと思ったし、僕もそういう存在になりたいなと思いました。そこから8年たって、今回つるのさんも加わってさらに同じことを感じたんです。そう思うと、8年前からその差が埋まっていないんだと思った。でも確実に自分がやっているフィールドが大きくなっているのは実感しているから、落ち込んでいるとかそういうことではないんですけど。

漫画とかでも、主人公のチームって、一回負けたあと次の試合までの練習風景が描かれるじゃないですか。でも、相手チームも同じ期間だけ練習しているわけですよ。「黒子のバスケ」で「練習してきたのがお前らだけだとは思うな」みたいに言われるシーンがあって、僕はそれがすごく印象的で。つまり何が言いたいかと言うと、太陽さんもつるのさんも、僕が頑張ってきたこの8年間の間にさらに活躍されているわけです。だからこの差が埋まっていないことに対して「何やってたんだろう、俺」っていうことではなくて「俺も成長した気持ちでいたけど、お二人はさらに進んでいたんだな」ってこと。お二人が1歩進むんだったら、僕は2歩進まなきゃって思いましたね。

――さらなるモチベーションになったと。

はい。正直、自分を知っている人、僕を求めてくれる人を楽しませることには絶対的な自信があるんですけど、今後はアウェーでも戦えるようにならないと、広がっていかないなって。それを、30歳になるこのタイミングで改めて感じられたのはよかったなと思いました。

――イベントでファンの方と交流したことで、改めて感じたことはありますか?

全員が笑顔で帰ってくれていたのが印象的ですね。もしかしたら僕がお見送りする前に、つまらなくて帰っちゃった人がいるかもしれないですけど、僕が見た中では満足度100パーセントだったという感覚なので、やって良かったなと思います。だからこそ余計に2025年はどうしようかなって。ダーツの旅みたいに開催地をランダムで決めるとかもありかな。あとは31歳になるので、サーティワンアイスクリームにスポンサーについてもらうとか。ちょっといろいろ考えます。

高橋健介 撮影=八木英里奈
高橋健介 撮影=八木英里奈

2025年も流れに身を任せて…

――楽しみにしています。バースデーイベント当日に30歳を迎えて30代に突入したわけですが、30代の抱負や“こういう30代になりたい”と考えているものはありますか?

お仕事の幅や質にはこだわっていきたいなと思っています。今までは若さや勢いでいけていた部分もあったと思うんですけど、落ち着いた作品もしっかりできる俳優になりたい。良くも悪くも「ポジ男」みたいな印象がつくと軽く見られると思うんですけど、役者としてはドシッとできるというところを見せられるように、そこはシビアに頑張っていきたいです。それこそ2025年はグランドミュージカル(「1789 -バスティーユの恋人たち-」)も待っていますし。

――「1789 -バスティーユの恋人たち-」も控える2025年ですが、どんな1年にしたいですか?

どうなんですかね…。正直、前半はお仕事が決まっていますが、後半は丸空きにしている状態なんです。明確に目標があって、そこに向かっていく方がいいという考え方もあると思うんですが、僕はこれまで流れに身を任せてなんとかなってきちゃったタイプなので、2025年も流れに身を任せていこうかなと。毎年、“Aパターンを考えていたけどBパターンになっちゃって、でもBでも良かったね”みたいな感じなんですよ。とはいえ、Aでいこうとして、BもCもなかったみたいな1年になる可能性もありますけど、まぁ楽しく過ごせたらと思っています。

高橋健介 撮影=八木英里奈
高橋健介 撮影=八木英里奈

野菜・果物の難読漢字クイズに挑戦

スーパーなどで当たり前のように見かける野菜。しかし、漢字で書くとなじみがないものも…。そこで、身近な野菜や果物から難読漢字の読み問題を出題!

――全部で5問、全て身近な野菜や果物です。

読みはいけると思うんだよな~。

――お、期待できますね。では1問目いきます。「赤茄子」はなんと読むでしょう?

「アカナス」…じゃないんですよね。じゃあ「パプリカ」!

高橋健介 撮影=八木英里奈
高橋健介 撮影=八木英里奈

――違います。でも近い。特に色と形が近いです。

えっ、赤い野菜ってことは…「トマト」?

――正解です。

それでトマトって読むの!? 見たことないですよ、トマトスパゲッティとかのときにその漢字使っている人。へぇ~、そうなんですね。

高橋健介 撮影=八木英里奈
高橋健介 撮影=八木英里奈

――では続いて「大蒜」。

その漢字、見たことない!

――ヒント、大きいという漢字が入っていますけど、実際大きくはないです。

えー、難しい…。右の字をなんて読むかもわかんないもんな~。マネジャー、分かります?

マネジャー:今調べました。あー、僕、これ好きですね。この…野菜というか…。

ということは酒のつまみ系なんだな、じゃあ。分かんないけど…「おひたし」!

高橋健介 撮影=八木英里奈
高橋健介 撮影=八木英里奈

――違います(笑)。完全に居酒屋メニューを考えていましたよね。野菜の名前です。

あ、そっかそっか(笑)。

マネジャー:いろんな食べ方しますよ。焼いたり潰したり。隠れて入っていることもありますし。

隠れて入ってる…? 分かった!「ミント」!

――違います。

なんでやねん(笑)!一文字目はなんですか?

――「ニ」です。

えっ、「ニンジン」…じゃないもんな。あ、「ニンニク」か!

――正解です。続いては「甘蕉」。果物です。

わかった、「アンズ」だ!

――違います。

世の中であんま見ない?

――漢字はあまり見ないですが、果物自体はどこでも見ます。

つまりは漢字が想像つかない果物っていうことですよね。リンゴは分かる、ブドウも分かるでしょ…「ライチ!」

――違います。漢字と形状が意外と近いかも。

あっ、わかった!「バナナ」!

高橋健介 撮影=八木英里奈
高橋健介 撮影=八木英里奈

――正解です。続いては「鰐梨」。

一文字目は「ワニ」ですよね。ワニとナシで…野菜!?

――一般的には野菜と認識されていますが、学術上的には果実です。

ワニが食べるってことは結構歯ごたえあるっていうことかな?

――ビジュアルがワニっぽいって考えた方が分かりやすいかもしれないです。

ということはブツブツしてるんだ!じゃあ、「ドリアン」だ!

――違います。でも地域的には近いかも。

じゃあ「パイナップル」?

高橋健介 撮影=八木英里奈
高橋健介 撮影=八木英里奈

――違います。

何文字ですか?一文字目もください。

――4文字で一文字目は「ア」です。

ア? アロエ…は4文字じゃないもんな。「アバクロ」! …いや、食べ物じゃないや(笑)。

――サラダにもよく入っています。

あ~~~~! 森のバターか。「アボカド」

――正解です。ではラストの問題です。「緑花椰菜」。

えー、全然分かんないな~。

――“緑の花を食べる野菜”って考えると…。

えー、全然分かんない。だって俺、料理しないもん! 花…?(と言いながら、手で花を作る)マネジャー分かります?

高橋健介 撮影=八木英里奈
高橋健介 撮影=八木英里奈

マネジャー:分かんなかったから調べちゃいました。健介さん、写真集の撮影の前とかに食べていましたよ。

え? 何だろ。俺、何食べてたっけ…生卵とプロテインと…。えー、こんなに分かんないことある? 悔しすぎる。えー、何だろう。全然出てこない、「キクラゲ」?

――違います。

あ、分かった! ブロッコリーか!

――正解です。

これでそう読むんだ。いや~、読みも難しかったなー。

◆撮影=八木英里奈/取材・文=小林千絵/スタイリング=齋藤良介/ヘア&メーク=yuto

高橋健介 撮影=八木英里奈
高橋健介 撮影=八木英里奈
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