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健気ヒロインが無能主人公の“共犯者”に…「私にも半分、背負わせてくれませんか」 覚悟に愛を感じる『その治癒師』最終話

  • 2024.12.30

“無能”な主人公・ラウスト(CV小野賢章)を、一途に慕うヒロインのナルセーナ(CV前田佳織里)は、最後までかわいくて強くて、そして健気だった……! アニメ『パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき』(以下『その治癒師』、ABCテレビ)最終話で、平和のために罪を背負った、ラウストとナルセーナの覚悟にグッとくる。

©️影茸・鳴海みわ/双葉社・「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」製作委員会 2024

アニメ『その治癒師』(ABCテレビ)は、影茸と鳴海みわの同名コミカライズ作品が原作。迷宮都市・マータットの人々から“無能”の烙印を押されている治癒師・ラウストと、武闘家の少女・ナルセーナらパーティーの物語だ。

©️影茸・鳴海みわ/双葉社・「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」製作委員会 2024

最終話となる第12話で、ラウスト一行と強敵・邪竜(CV井上和彦)の戦いに決着がついた。邪竜は、冒険者ギルドのマータット支部長・ミスト(CV岩崎ひろし)の身体を乗っ取っており、封印のためにラウストはとどめを刺すことになった。

©️影茸・鳴海みわ/双葉社・「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」製作委員会 2024

これまでミストは、マータットを救うためとはいえ、ラウストの師匠と取引して“人柱”にし、ナルセーナに秘められた強大な力を利用しようとした。彼のせいで自身も散々な目に遭ったラウストだが、それでもミストの命を奪うことに葛藤し、なかなか決心がつかなかった。

©️影茸・鳴海みわ/双葉社・「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」製作委員会 2024

そんなラウストに、ナルセーナが寄り添った。ナルセーナといえば、幼い頃にラウストに助けられたことから、「お兄さんを守りたい」「お兄さんとパーティーを組みたい」という一心で修行に励み、冒険者になった過去がある。ずっとラウストのことを見てきたナルセーナは、「お兄さんはいつもそうです。私にも半分、背負わせてくれませんか」と、短剣を持つ彼の手に自身の手を重ねた。彼女の迷いのない表情と言葉で、ようやく決心したラウストは、2人でミストの身体に短剣を突き刺し、邪竜を封印した。

©️影茸・鳴海みわ/双葉社・「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」製作委員会 2024

ラウストの味方であり続けたナルセーナと、ナルセーナに救われつつ彼女を救ってきたラウスト。ラストで描かれた2人の関係も含め、グッときた視聴者は多い。X上には、「半分背負わせて……強いなぁナルセーナちゃん!」「最初から最後までナルセーナが健気でかわいかったな!」「最後までラウストとナルセーナのパーティーが続いて2人の絆が一貫していて良かった!」「ラウストとナルセーナのどちらかが背負うのではなく2人で、という想いを強く感じる1話で、今後の2人の旅に想いを馳せる〆も含めて好き」といった声が寄せられた。アニメ『その治癒師』(ABCテレビ)最終話は12月21日(土)深夜のANiMAZiNG!!!枠で放送された。

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