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バニラとココアの二つの生地でつくる"うずまきクッキー"

  • 2024.12.30

冷蔵庫で冷やし固めた生地を、端からとんとんと切って焼くだけ。抜き型を使わず、身近な材料で気軽にできるアイスボックスクッキーは、お菓子づくりの入門編としてトライするのにもぴったりです。心沸き立つ手づくりおやつのレシピを菓子研究家の本間節子さんに教えてもらいました。

バニラとココアの二つの生地でつくる"うずまきクッキー"

■“うずまきクッキー”のつくり方


◇材料 (つくりやすい分量)

A 生地:
・ 薄力粉:200g
・ 粉糖:60g(*)
・ 塩:少々
・ バター:120g(食塩不使用)
・ 全卵:40g
B バニラ生地用:
├ バニラビーンズ:3cm
└ 薄力粉:10g
C ココア生地用:
└ ココアパウダー:10g
★ うずまきクッキー:
・ バニラ生地:1/3量(約70g)
・ ココア生地:1/3量(約70g)
・ 打ち粉:適量(薄力粉)


*粉糖は、できればコーンスターチの混ざっていない純粉糖が望ましい。

(1)バターと粉糖を混ぜる
バターを室温に戻し、ゴムベラで柔らかくなるまで練ったところへ粉糖と塩を加えてすり混ぜる。

バターと粉糖を混ぜる
バターと粉糖を混ぜる

(2)卵を加える
卵を加え、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。

卵を加える
卵を加える

(3)薄力粉を加える
薄力粉をふるい入れ、ゴムベラで粉気がなくなるまで練り混ぜてひとまとめにする。

薄力粉を加える
薄力粉を加える

(4)バニラ生地をつくる
生地を2等分にし、半分にバニラ生地用の薄力粉をふるい入れ、バニラビーンズをさやからしごいて加え、よく混ぜる。

バニラ生地をつくる
バニラ生地をつくる

(5)ココア生地をつくる
もう半分にはココアパウダーをふるって加え、むらがなくなるまでよく混ぜる。

ココア生地をつくる
ココア生地をつくる

(6)生地をのばす
天板にオーブンペーパーを敷き、オーブンは160℃に予熱しておく。ベースの生地のプロセス④、⑤でつくったバニラ生地とココア生地をそれぞれ1/3量使う。ラップを大きく広げた上に軽く打ち粉をしてバニラ生地をのせ、四角を意識しながら軽くのばす。

生地をのばす
生地をのばす

(7)成形する
ラップが13×12cmになるように生地を包み、麺棒で四隅を埋めるように生地をのばして成形する。

成形する
成形する

(8)冷やす
ココア生地も同様にして、少し大きめの13×13cmになるように成形し、2枚ともバットにのせて冷蔵庫で30分冷やす。

冷やす
冷やす

(9)二つの生地を折り込む
ココア生地の手前1cmがはみ出すようにずらしてバニラ生地を上に重ね、そのまま室温に少し置いて生地が柔らかくなったら、ココア生地のはみ出した部分が芯になるよう折り込む。

二つの生地を折り込む
二つの生地を折り込む

(10)棒状にする
ラップで支えながら、くるくると巻き込む。ラップで包み、軽く転がして全体をなじませ長さ15cmの棒状にしたら、冷蔵庫で1時間以上冷やして休ませる。

棒状にする
棒状にする

(11)オーブンで焼く
包丁で端から幅7mmに切り、断面を上にして天板に並べる。160℃に予熱したオーブンで20分焼く。

オーブンで焼く
オーブンで焼く
完成
完成

――教える人

「本間節子 菓子研究家」

自宅での少人数制のお菓子教室「atelier h」(アトリエ・エイチ)主宰。日本茶インストラクター。洋菓子店勤務、お菓子教室通いなどを経て独立。季節感と素材の味を大切にした、毎日食べても飽きない、普段使いのお菓子を提案。お菓子に合う飲み物、お茶にも造詣が深く、日本茶イベントや講習会などで幅広く活躍。


この記事は『四季dancyu 2023 秋』に掲載したものです。

文:鹿野真砂美 写真:森本菜穂子

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