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見知らぬ女性に助けられた私。「どうして…?」女性に声をかけてくれていたのは、まさかの人だった

  • 2025.1.4

中学時代に修学旅行に行ったとき、私は大きなピンチに見舞われてしまいました。しかし、その経験により、クラスメイトのすてきな一面を知ることになって……。

まだ先のはずでは!?

その日は朝からなんとなくおなかが痛いなと思いながら、私は修学旅行を楽しんでいました。自由時間に友だちとはぐれてしまい困っていると、ちょうどクラスメイトのAくんと合流。2人で友だちを探しながら歩いていたときです。

Aくんが私にそっと「スカートが汚れちゃってる……」と教えてくれました。まだ生理予定日は先のはずですが、突然生理が始まってしまったのです。私は恥ずかしくて、慌てて女子トイレに駆け込みました。しかし、着替えも生理用品も持ち合わせておらず、私はひとりで途方に暮れてしまいました。

ピンチから救ってくれたのは…

しばらくトイレで固まっていると、ドアをコンコンとノックする音が聞こえ、外から「大丈夫?」と知らない女性が話しかけてきました。そして、生理用品と着替えが入った袋を渡してくれたのです。びっくりして事情を聞くと、なんとAくんからお金を渡され、生理用品と下着を買って、中にいる女の子に渡してほしいと頼まれたと言います。

女性にお礼を言い、着替えを済ませてAくんと合流して、私は何度もお礼を伝えました。彼には女きょうだいがいたようで、生理に慣れていたのだとか。ちょっぴり恥ずかしい気持ちもありましたが、彼にはとても助けられました。

なんとなくその後、気恥ずかしさもあり、Aくんとうまく話せなくなってしまった当時の私ですが、大人になってから振り返ると、彼はとてもすてきな人だったと思います。きっと彼も恥ずかしい気持ちがあったはずですが、困った私にすっと手を差し伸べてくれました。彼がしてくれたことを胸に、私も困っている人がいたら、寄り添って手助けをしたいと思っています。


著者:朝比奈洋子/女性・主婦
作画:おみき

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!


著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おみき

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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